石井光太「遺体 震災、津波の果てに」
891番 ★★★★★
内容(「BOOK」データベースより)
読んでいる間、体が震え、めくるページも止められず、涙を流すことすら忘れてしまうくらいの内容でした。昨日読んだのですが、一気読みで、今思い出して目頭が熱くなっています。
私として共感したのは、内陸にいて津波被害にあわなかった人たちが、地元の被害を知り、立ち尽くすところでした。まさしく私がそうでしたから・・・そんな中の一人民生委員の千葉さんが、以前葬儀社に勤めていたということで、遺体安置所の管理人をかってでるのでした。
火葬場も被災、お寺も被災、葬儀社も被災、すべてが被災した私の地元でも、新聞報道や近所の現状で知る限り、この時期の「弔い」は、混乱しました。
生き残った人の役目とはいえ、献身的な気持ちがないと務まらない任務。こういう現実が津波襲来した町にはあったのだ。いまだに多くの行方不明者。また、身元不明のまま、遺骨になる場合もかなりあるようです。
千葉さんの献身的な言葉。遺族にかける言葉は、思い出しても涙が出ます。



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