きむらゆういち「くものきれまに」「きりのなかで」

NO.44~45

「あらしのよるに」のつづきです。二巻をぬかしたこと、後悔しました。(たまたま図書館になかった・・・いいわけです)

あのやぎさんとおおかみさん、こんなに仲良しになったのね。二巻も読んで、さらにこのあとも読みます。

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『逃げろよ。無様な姿を晒してもいいから、とにかく逃げて、生きろ。人間、生きててなんぼだ』

「ゴールデンスランバー」で、主人公が回想する、友人森田の言葉です。本のネタばれになりますが、現実にそれに近いニュースが最近ありました。

現実のニュースのほうは、裁判もこれからなので、早まったこといえません。でもあの報道は、ちょっとありえないように思います。そこまで私たち「視聴者」「購読者」は、求めているでしょうか。

これからどんな展開になっていくのでしょうか? 確かに「事件の真相」に対して、興味はありますが、節度ある報道をお願いしたいと思います。

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伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」

547番 ☆☆☆☆

今回再読しました。以前読んだときには、とにかく結末どうなるのか気になって仕方がない読書でしたが、今回はしみじみ読みました。

ありえそうな、ありえそうもないぎりぎりの境目のお話でしょう。あと、私基本的に、こういう構成の作品が苦手なことも、再認識しました。現在と過去と入り乱れていくというのが。あのシルエットみたいな記号が、「過去」なのか「現在」かが分かれているもの、今回初めてわかりました。(無知をさらすようですが??)

いま映画撮影中です。あのパレードのシーンでは、仙台で多数のエキストラが協力したとのことです。楽しみにしている方、もうしばらくお待ちください。

青柳は、ほんとに友達に恵まれていたんだなあ・・・・現実のニュースを思い出し、なんとも言えない気持ちになりました。これについては、次の記事へ。

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残留は通過点。残り全勝

これは、最近の大宮アルディージャの試合で見た「横断幕」のメッセージです。プロ野球とサッカーと一番違うのは、この一部リーグと二部リーグの入れ替え制度でしょうか?ヨーロッパのサッカーリーグでは、当り前のことですが。

私が応援しているベガルタ仙台は、来年一部リーグで試合ができることになりました。18チームありますけど、下位3チームは翌年二部リーグに降格します。

ベガルタ仙台は、この昇格も降格も経験していますが、今年昇格できた以上、「もう降格しないチーム作り」を目指してほしいです。

新聞報道などによりますと、東京Vは、チーム存続?とか。今年降格する大分は、お金を借りることになって、仮に来年成績が良くても、借りたお金の清算が終わらないと、昇格できないって。他人事ではありません・・・・ホントに。

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【天皇杯4回戦 FC東京戦 ○ 3-0】

「元旦国立」を目指すこのトーナメントも、いよいよこれ勝つと、ベスト8という試合になりました。四国の丸亀での試合で、中継などありませんから、結果のみです。

今日のニュースが楽しみです。相手、代表など抜けたメンバーでの戦いだったようですが、素直に喜びたいと思います。次は、川崎フロンターレです。

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坂本光司「日本でいちばん大切にしたい会社」

546番 ☆☆☆☆

「犬が人をかんでもニュースにならないが、逆ならニュースになる」 ニュースになる会社は、不祥事のことが多く、最近では「再建」とかリストラとか・・・ いいことってなかなか伝わりにくいですよね。

鳩山首相の演説で有名になった「日本理化学工業」のほか、まだまだ素晴らしい会社や経営者がいらっしゃるんですね。できれば学生の時に読みたかったです。これから社会に出る方やそういう家族がいらっしゃる方に、お勧めします。働くってこういうことなんですね。

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米澤穂信「インシテミル」

545番 ☆☆

高給の時給に惹かれて集まった人々。そこでは不可解な実験が、始まるのでした。

かわいい表紙で借りてきたのですが、よくわかりませんでした。たとえ架空の話といっても、ゲームのように人が殺されていくのは、ちょっとなあ~~ 一応意地で最後まで読みました。

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加納朋子「ささらさや」

544番 ☆☆☆

表紙がかわいらしいお母さんと赤ちゃんのイラスト。思わず借りてきちゃいました。でも、読み始めて、赤ちゃんのお父さんが事故死する場面から始まり、しまったと思ったくらいでした。(私、基本こわいのは、ダメです)

ところが、なんともほのぼのしたお話でした。連作短編になっているのですが、赤ちゃんのユウボウとともに佐々良(ささら)に引っ越してきた、母サヤ。ここで夫に見守られ、地元のおばちゃんや、シングルマザーのエリカの温かさにふれ、母として育っていく。サヤのおどおどした様子には、笑っちゃうくらいでした。でも初めての子供だと、仕方がないかもしれません。

これって続編、ないんでしょうか?

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☆私は図書館利用のため、これとは違う表紙の本で読みましたが、コミックもあるんですね。びっくりです。

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有川浩「フリーター、家を買う。」

543番 ☆☆☆☆

幸運にも新作借りられました。いや~~楽しい作品でした。

主人公、武誠治(たけせいじ) 大卒後入社した会社を早々やめて、フリーターと引きこもりの中間生活。父誠一、母寿美子と三人で暮らしているのだが、ぎくしゃくした日々。ところが結婚した姉亜矢子が、誠治を一喝する。「あんたいつから、お母さんを『おい』と呼べるほど偉くなったの」  いつの間にか姉がいたのであった。姉から聞かされる母寿美子の異変。母は、心を病んでいたのです。

過去何作か読みましたけど、楽しい登場人物に、「共感」したことはなかったけど、この亜矢子のセリフには、心底共感しました。亜矢子のセリフ、世の男性に聞かせたいです。

ねじれた家族の再生。親子してダメ男ですが、がんばっている姿にはほのぼのしました。つづき書いてくれないかあ??

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山崎豊子「運命の人(四)」

543番 ☆☆☆☆☆

長かった物語も完結しました。舞台は沖縄に移ります。ここで弓成は、沖縄の真実に向き合っていくという内容でした。

沖縄の歴史、特に戦争中の記述にはつらいものがありました。集団自決、ひめゆり部隊など。戦争が終わっても、また違う形で国家に翻弄される、沖縄。土地の強制収用、最近では米兵の犯罪やヘリコプターの墜落など。魂ぬかれていくみたいで、読んでいるうちにぼーっとしてしまいました。

登場人物には、特に弓成に共感できなかったし、女性事務官も同様です。(この巻には、登場しませんが) 弓成の家族は、本当に気の毒としかいいようがありません。よく耐えたと思います。

逆にぐいぐい読んだのは、研究者がアメリカ公文書館で、「密約」の存在を明らかにしていく過程は、もう止まりませんでした。あとがきも素晴らしかったです。今までの作品以上に、取材や構成には苦労されたとのこと。本当に作者には感謝の気持ちでいっぱいです。

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