ブログパーツ

  • ほっその今読んでる本

最近のトラックバック

« 2005年11月 | トップページ | 2006年1月 »

2005年12月

宮尾登美子「蔵」

10番 ☆☆☆☆☆

再再読となりました。物語は新潟の蔵元の家に生まれた烈の生涯。主な登場人物は烈の父意造、祖母のむら、母の賀穂、叔母の佐穂(賀穂の妹)、継母のせき、蔵人の涼太。
烈も失明の運命のほか、さまざまな苦悩がこの旧家を襲います。みな従順に暮らしているようですが、みなその節目節目にはすごい自己主張をします。このせりふが何度読んでもすばらしい。さらに最後の作者付記などは暗記するほど読みました。この文庫には宮尾先生の大ファンの林真理子さんの解説。これまた宮尾ファンにはたまらない内容です。
蔵のほか、きのね、天涯の花、この三作品が私として宮尾作品の宝と思いますが、どうお考えかお聞かせいただけたらと
ありがたい限りです。


ときわ姫 > 初めまして。最近はほとんど読んでいないのですが、一時期宮尾さんにはまって読んでいたことがあります。ベスト3を選ぶと私も「蔵」ははずせません。でも他の2つは「序の舞」と「櫂」にしたいです。いかがですか? (2006/01/05 17:50)
ほっそ > はじめまして。書き込みありがとうございます。「きのね」は新聞連載中に読んだので、私にとって思い出深い作品です。「天涯の花」は、昨年夏再読して、熱中したので。確かにときわ姫さんご推薦の作品もすばらしいし、(読んで20年近く経ったか・・・)実はまだ未読のもある・・・でも思うのですが、こんなに何回も読み直したくなる作品に出会える私たちは幸せかも?ときわ姫さん推薦の作品再読したら、また変わるかもしれませんね。どちらにしてもやはり「蔵」ははずせませんね。ほかの宮尾ファンのお気持ちも知りたいです。(^_^) (2006/01/05 19:00)
まゆ > これはいいですよね!烈と佐穂の生き方がすごく好きです。再読しようと思いながら積んであります。「天涯の花」は未読。でも、いつか絶対読みたい一冊です。ベスト3を選べるほど読んでいないのですが、「天璋院篤姫」も好きな話です。 (2006/01/05 19:19)
ほっそ > まゆさん、書き込みありがとうございます。ご推薦の「天璋院篤姫」もかなり前に読みましたが、私ちょっと歴史ものは苦手。でも宮尾本平家は読みました。自分で自分をほめたい気分\(^o^)/
宮尾先生が書かなければ、平家物語は読まずに終わってたと思います。また是非ご訪問下さい。 (2006/01/06 13:11)

宮尾登美子「成城のとんかつやさん」

9番 ☆☆☆☆

宮尾作品はかなり読んでたつもりでしたが、この随筆集は知りませんでした。いわゆるエッセイにまざり、作品がらみのお話も出てきます。朝日の日曜版の「クレオパトラ」執筆のための取材先での出来事など、なんとも興味深いものが多数ありました。なかでも「寒椿」に登場する女性のその後実話がすばらしいです。作者の実家の家業に対する意識と同様に彼女たちへの気持ちは一言では語りつくせず、読者に迫ってくるものがありました。


れんれん > 宮尾さんは小説ももちろん良いのですが、エッセイにはまた別のお楽しみがありますよね。私もこの作品は「寒椿」に登場する女性のその後と宮尾さんとの関わり方に感動しました。 (2006/01/07 21:41)
ほっそ > れんれんさん、あけましておめでとうございます。さっそく書き込みありがとうございます。「クレオパトラ」は連載中に読みました。宮尾作品ではすこし異色ですが、やはりそこは宮尾ワールド。歴史上のひとに生き生きとしたものを注ぎ込みます。またよろしくお願いします。(~o~) (2006/01/08 09:20)

向田和子「向田邦子の恋文」

7番 ☆☆☆

向田邦子さんの遺品の中の茶封筒。20年のときを超えて、妹の和子さんが読みすすめていきます。誰かに見せるためのものでない、パートナーの日記、その方への手紙、その方よりいただいた手紙。そこには作者の知らない向田邦子がいました。
人生が断ち切られた向田さんの無念を改めて思いました。彼女が生きていたら、けっして世に出ることもなく、彼女自身の手でそれなりの始末をしただろうに・・・・
見返しのところに向田さんの筆跡のわかる手紙が使用されてます。きれいな筆跡に感激しました。


まゆ > こういうものを世に出すことには、和子さんも葛藤があったと思いますが、向田邦子にはこういう面もあるのだとわかって、私はすごくうれしかったです。でも、せつない恋愛ですね・・・。 (2005/12/26 18:11)
ほっそ > はじめまして。書き込みありがとうございます。よろしくお願いします。(^_^)写真の表情がなんとも豊かでしたよね。悲しい経過をとり、さらに悲しい結末の恋愛でしたから、余計に悲しかったです。 (2005/12/26 18:55)

山下景子「美人の日本語」

8番 ☆☆☆

4月1日より3月31日まで、一日につきひとつずつの言葉を当てはめてつづられたエッセイ。
季節感いっぱいの言葉をはじめ、今はなじみのない言葉まで幅広く載せられいます。私は一日一ヶ月分ずつ読みました。
ゆっくりよみすすめたい本でした。カタカナ語の多い現代ではすがすがしい気持ちになりました。


れんれん > 読みたいと思っている一冊です。向田さんの後に読まれるなんてなんだかぴったり来る感じがしました。 (2005/12/26 13:45)
ほっそ > 書き込みありがとうございます。今年はとても寒くて、冬の言葉のところはしみじみ・・・
逆に夏の言葉はなにか実感が出てきませんでした。
漢字の魅力もいっぱいです。自分の語彙のなさにもがっかりしたかなあ・・・ (2005/12/26 19:00)

瀬戸内寂聴「十人十色源氏はおもしろい」

6番 ☆☆☆

またまた源氏関連。作家、研究者など源氏好きの方々との対談集です。一番古いのが1965年!なんと三島由紀夫が出てきます。私としては三島作品は読んだことないし、なんか歴史上の人物という感じでしたので、彼の語る生き生きとした言葉がとても新鮮でした。
対談相手が女性だと、源氏に出てくるどの女性が好きかという話題と光源氏は男性として魅力があるかの話題に集中しました。
私自身の考えは、藤壺が好き。(寂聴先生はあの”かあちゃん”といって嫌っていましたが)私としてはあのしたたかさが気に入っています。

瀬戸内寂聴「わたしの源氏物語」

5番 ☆☆☆☆

かつて私は源氏物語の寂聴先生訳の読み始めたのですが、図書館利用のため途中で挫折。少年少女向けの上下二巻を読んで、一応読んだことにしたのだけど、なんかもの足りない。やはり解説なしでは読めないのが、現実でした。この本は解説、感想、時代背景の説明などさまざまな角度から、時々原文もまざって一番読みやすかったような気がします。
藤壺の生き様は、「海猫」の薫と重なる部分があり、はらはらどきどき。女、母、尼と自分の立場が変化するにしたがって、どんどん強くなっていきます。
千年以上読みつづけられた本の魅力を寂聴先生は充分伝えてくれました

宮尾登美子「一絃の琴」

4番 ☆☆☆☆

20年ぶりの再読。やはりいいものはいいなあ。
物語のヒロインは苗とその弟子蘭子。幕末より一絃琴に人生を傾けた苗。さまざまな試練があり、塾を開くまで。そして、そこに弟子入りした蘭子。蘭子と苗の感情のすれ違い。
蘭子は一絃琴から離れます。そして戦争をはさんで、また一絃琴の道にもどり、やがて人間国宝となるまで。
苗がどうしても蘭子を塾の後継者にしたくない気持ち。
初めて読んだときには理解できなかったように思います。今は少しは分かるような気がします。この作品を作者が十年以上を暖めていたこと。魂がこもっているとはこういうことをいうのですね。


れんれん > 大好きな作品です。宮尾さんご自身もちょうどご苦労されていた時期の作品だったようですね。取材秘話も興味深かったです。 (2005/12/26 13:48)
ほっそ > はじめまして。ふたつも書き込みしていただき感激です。これからもヨロシクお願いします。(^_^)
宮尾作品はほとんど読んでいますので、再読してこの日記にも書いていこうと思います。 (2005/12/26 18:48)

« 2005年11月 | トップページ | 2006年1月 »

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ

ブログのお友達♪

  • EKKOさま
    EKKOさんの読書日記。他、音楽やスケートの話題もあります。
  • hitoさま
    hitoさんのブログ「日々のつぶやき」  本と映画の話題が満載です。
  • kanakanaさま
    kanakanaさんのブログ「kana's bedside」 おしゃれな日常や映画、本の話題がいっぱいです。
  • なぎさま
    なぎさんのブログ、「陽だまりの図書館」 読書の幅も広く、若い方向けの本も多数お読みです。
  • ぱせりさま
    児童書から、翻訳書まで読書の幅が広いブログです。
  • まゆさま
    まゆさんのブログ、「空と海の青」です。読書日記の「読み人の言の葉」にもここからいけます。すごい読書量で、心から尊敬している私です。
  • ゆきみさま
    お友達のゆきみちゃん。「ゆきみのゆるみ」です。ブログ、引っ越しされたそうです。
  • 杏子さま
    杏子さんの読書日記。「杏のらんどく日記」 私の苦手なファンタジーをよくお読みです。
  • 苗坊さま
    すごい読書の量に、V6の話題満載。楽しいブログです。