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2006年2月

酒井順子「先達のご意見」

25番 ☆☆☆

風邪ひいて寝込みました。(T_T)/~~~図書館にしばらくいけないでショック・・・
快気祝い?に軽く読みました。「負け犬の遠吠え」を読んだ方には面白く読めると思います。この本は負け犬をテーマに10名のすごい方々との対談集。大好きな林真理子さんと寂聴先生がのってたので、借りてきました。
私自身作者の定義では負け犬ではないのですが、あるひとつの事実に対して、何を言っても「負け犬の遠吠え」としか世間では見てくれないだろうな~と思うことがあります。だから精神構造ではまさに負け犬。真理子さんが「結婚できたのが奇跡のような気がしてきましたけどね。けんかばっかりしていないで、夫を大切にしなきゃと思いましたよ。」とおっしゃいました。身にしみるお言葉です・

宮尾登美子「菊籬」

24番 ☆☆☆☆

宮尾先生の短編集。今までなぜか読んでいなかったのに気がつき図書館から借りてきました。表題作をふくめて、8作品はいっています。作者の初期の作品なので、最近の作品とはずいぶん趣が異なる印象を持ちましたが、「水の城」はよかったです。
「水の城」は語り手のばあやが娘たね(のちの省子さま)と孫の瑞子さまの生涯について語り、ラストでは瑞子さまのこどもを取り上げます・・・・娘にも孫にも大きな秘密がありまして、一大決心で孫の出産に臨みますが・・・
また諏訪や悦子と呼ばれる登場人物は若い頃の宮尾先生としか思えないのは偶然でしょうか?表題作の「菊籬」は小説というよりも随筆に近く、作者の子供時代共にすごした「仕込みっ子」への熱い思いが感じられます。

チャールズ・R・ジェンキンス「告白」

翻訳ものですが、現在日本在住ということで、国内作品にしました。

23番 ☆☆☆

原題が「TO TELL THE TRUTH」とありました。まさにそのとおりでした。本を開くとまず写真がいっぱい。持ち出すのにどうしたんだろう??と思う写真もありました。特に彼と同じ立場のアメリカ人の写真を見たときそう思いました。
脱走したことを今も悔やんでいる様子がよくわかり、でもそれがなければ今の家族はありえなかったと正直な気持ちを語る作者の言葉は、まさに本物でありまして、最初から最後まで飾らぬ言葉でした。
私が一番興味深かったのは、同じ立場の脱走した軍人たちとの葛藤でした。(時には流血も・・・)ひとみさんに出会う前の出来事です。あと私たちがよく知っている、ひとみさんが来日してからの彼の心情は真に迫るものがありました。事実お酒に逃げることも多かったようです。また小泉首相とのやり取りはかなり細かく記載してありまして、よかったです。
改めて、拉致問題の解決について考えた本でした。


ときわ姫 > これを読むと、拉致された人の行動はいつも当局にしっかり監視されていたんだということが改めて分かりました。それなのにその後なんの解決への進展がないことに、いらだちを感じます。
ジェンキンスさんがお酒に逃げたことまで隠さず書いていることで、その時の気持ちが良く伝わってきました。ジェンキンスさんはすごくバカなことをしてしまったわけですが、回り回って曽我さんを支えてくれる結果になり、やはり日本としては感謝してこれからも助けてあげなくてはと思うのです。 (2006/02/17 17:18)
ほっそ > ときわ姫さん、こんばんは!レスありがとうございます。ひとみさんと離れ離れになっているとき、日本の状況が全く伝わらず(伝わるわけもないのですが・・・)自暴自棄になりました。仕方がないですよね~
アメリカのお母さんとも再会できて、本当によかった・・・\(^o^)/ (2006/02/17 19:00)
Nick > この本は一気読みでした。曽我ひとみさんも、北朝鮮の発表で拉致されていた事が分ったわけで、その御主人がジェンキンスさんである事も勿論、nobody knowsでした。何がきっかけで人生がどう変わるのか、ほんとうにかんがえさせられる一冊でした。 (2006/08/23 01:23)
ほっそ > Nickさん、こちらにもありがとうございます。
ひとみさんの「ややこしい人生」がなんとか解決するように願っています。小泉総理は交代ですが、次の人にも頑張ってほしいです。交渉ごとで難しいのは百も承知ですが・・・ (2006/08/23 12:26)

角田光代「この本が世界に存在することに」

22番 ☆☆☆

タイトルにひかれて、図書館で借りてきました。
「本」そのものをテーマにした短編が9本、それと作者のあとがきエッセイとで構成されています。
私としてはこのあとがきエッセイが一番気に入りました。子供の頃から本が大好きだった作者のエピソードもよかったですが、大学に入ったとき、物書きになったときに感じたカルチャーショックが今の私とそっくり・・・。
作者の言葉を借りると、「クラスメートは私の50倍、彼ら(編集者)は500倍、本を読んでいた・・・」私も本プロに参加して、今まで自分が読書が趣味と公言していたことが恥ずかしくなっています。皆さんの読んでいる作家さんについて、「読んだことがない」ならともかく「名前すら聞いたことがない」この現実。この現実を受け止めながら、これからも本と付き合っていこうと思いました。(^_^)


ゆきみ大福 > 私もです。この本プロに出会ったときのカルチャーショック。なので角田さんの感じたカルチャーショックを読んで、作家がそうなら私なんか当たり前かとも思いました~。本当にタイトルが素敵な本です♪(もちろん中身も!です) (2006/02/16 23:17)
ほっそ > ゆきみ大福さん、レスありがとうございます。
人生後半戦?なので、本当にあと何冊読めるだろうか?と真剣考えます。それならなるべく自分の気に入る本に出会いたいと、思っています。だから、皆さんのページが本当に参考になります。またどうぞいらしてくださいね。読書がこのような方々とつながれる趣味だと気づいたこと収穫でした。\(^o^)/ (2006/02/17 08:32)

宮尾登美子「めぐる季節を生きて」

21番  ☆☆☆☆

「女のこよみ」「女のあしおと」「花のきもの」の三冊を再編集して仕上がった宮尾先生の随筆集。全部読んでたはずなのに、なにせかなり昔のことでほとんど記憶になく、今回楽しく読むことができました。
「女のこよみ」は作者が終戦後過ごした農村の風習について、「女のあしおと」は作者の故郷について、「花のきもの」は着物の柄に関連した作者の思い出がつづられています。特に着物の柄や農村の風習は私もなじみのないものばかりですので、新鮮な気持ちとなりました。話の中で姑のことがかなり出てきます。一緒に暮らしていた時はまた違う感情なのだろうなあ~と推察することができるやさしい文章です。
またこの本のあとがきに当たる「茫々三十年の歳月」がすばらしい!ここだけでも読む価値があります。

林真理子「みんな誰かの愛しい人」

20番 ☆☆☆☆

パートしてたときに銀行のロビーで読んでた頃の真理子さんのエッセイです。全部連載中に読んでたはずなのに、ほとんど覚えていないことに愕然。逆に楽しく読むことができました。
このエッセイ集の一番のお勧めは「最初で最後の出産記」ですね。「子供がほしい」という真理子さんの正直なお気持ちやそれに関連したお母様とのやり取り、迫力があります。文春に掲載された当時も読みました。私もこちらのほうはかなり覚えていたのです。


雨あがり > こんにちは。林真理子さんの本は、以前は好きでよく読んでいたのですが、しばらくご無沙汰してるのでまた何か読んでみたくなりました。このエッセイもおもしろそう。以前「徹子の部屋」に林さんが出演したのを見ましたが、お忙しいだろうに子育てもしっかりなさっていいお母さんという印象を持ちました。 (2006/02/13 11:54)
ほっそ > 雨上がりさん、こんにちは。レスありがとうございます。出産記はお勧めです。あと引越しにまつわる話も面白いですね。ものが片付かないという悩みは有名人とて同じです。(T_T)/~~~ (2006/02/14 10:49)

佐藤幹夫「自閉症裁判」

19番 ☆☆☆

新聞の書評欄で見つけて、気になってた本でした。
レッサーパンダの帽子をかぶった男が浅草で起こした事件のことを覚えていますか?
その事件の背景や、裁判での様子などを養護学校の教員の経歴をもつ作者が書き進めていきます。なんとも重い内容の本でした。現実を直視できず、読み方もすこしずつ。私の場合大好きな宮尾エッセイと真理子エッセイと交互に読んでいました。
加害者、被害者双方から細かい取材をしていますので、特に被害者家族の苦悩は計り知れないものです。これに対して部外者の私は被害者の女性のご冥福を祈るしかありません。
加害者の家族もまた悲惨・・・さらにこの加害者は高等養護学校の卒業生でして、その当時の担任の先生が自分の接し方が悪かったのでは・・・と苦悩する姿。弁護士の先生が障害のことを理解して捜査にあたったのか・・・と証人の取調官と話すところ。福祉の仕事をしている方がこの家族の存在を知らずにいたことを悔やむ場面。ため息つきながら読んでいました。
刑務所に知的障害のある方が思いのほか入所していることは
山本譲司(漢字これであってますか)の本で読んで知っていましたので、この本に出合えたことは感謝したい。でも他の方に勧めるかといえば、関心のある方は呼んでみてもいいのでは・・・私も図書館の棚で偶然見つけたので、読みましたが、そうでもなければ読まなかったと思います。


あしか > レッサーパンダの帽子の事件って、障害者だったんですか?浅草はうちから近い所だし、恐ろしい気持ちであの事件を思ったものです。被害者の行くはずだった(行った帰りでしたっけ?)の浅草公会堂も馴染みのある場所です。
でも障害者だったという報道はほとんどなかったのではないですか?そういう報道はほとんどの場合なされないものなんですね・・・そうだったんですか・・。 (2006/02/08 11:03)
ときわ姫 > そういえばその報道は聞いたことがありました。でもずいぶん中途半端な情報だったような気がします。障碍者であることは報道されたけど、どういうどの程度の障碍かにはほとんど触れていなかったと思う。判断能力はあるということでしたっけ?山本氏のことはインタビューで読んだことはあるのですが、その時紹介された本は読んでいないんです。ほっそさんは読まれたのですね。 (2006/02/08 13:37)
ほっそ > あしかさん、はじめまして。書き込みありがとうございました。この本の書評を読むまで、私も通り魔事件と思っていましたので、書評読んだだけで、平手打ちされた気分でした。
またいらしてくださいね。
ときわ姫さん、ようこそ!
山本氏の本は去年「本プロ」に参加する前に読みまして、これまたこの本同様に重い内容でした。山本氏はご自身が服役されたとき、刑務所内の作業として、知的障害者の身辺処理の仕事(あえて遠まわしな表現とします)を体験したことで御自身の福祉への考え方が変わり、その後の活動の目標ができたようです。またどうぞ! (2006/02/08 19:10)

林真理子「言わなきゃいいのに」

18番 ☆☆☆

私林真理子さんの文春のエッセイの大ファン!
パートしてたとき、銀行のロビーで文春を見つけると、何気ないそぶりしてすぐ手に取り、そこから読んでた・・・
でもまとまったの読んだことありませんでした・・・そんなことにふと気づいて、図書館で物色。
このエッセイ集ははっきり言って、今から20年近く前のものですから、昭和のにおいがぷんぷん。(チャールズ皇太子とダイアナ妃来日の際に英国大使館に御呼ばれした話もあります。)もちろんこの当時は独身。それでいても今読んでも私を飽きさせないのはなぜ???作者のすごい好奇心は見ていてなんとも気持ちがよいです。

重松清「ビタミンF」

17番 ☆☆☆

恥ずかしながら、この作家さんも読むの初めて。本プロに参加してよかったことは、「はつもの」の作家さんの作品が読みたくなったことです。\(^o^)/
この本家族をテーマにした短編集。7作品が入っていますけど、私が一番切なくなったのは、「セッちゃん」。登場人物は雄介、和美夫妻に娘の加奈子。「セッちゃん」は加奈子の話に登場する同じクラスの転校生でいじめられているかわいそうな女の子。
ところが話が進んでいく間に、「セッちゃん」はどうも加奈子自身のことらしい・・・さてどうする・・・・
年頃の女の子の描写がすばらしいですね。あと加奈子に絶対来ないようにいわれた運動会を陰から見る親の気持ち。これも子供を持つ立場として厳しい現実。
他の物語もいいお話であることには間違いないのですが、本に対して、現実逃避を求める私にとっては、なんともいえない複雑な気持ちでした。


雨あがり > ほっそさん、初めまして。私も重松作品の初はこの「ビタミンF」でした。確かに現実の厳しさを突きつけられますよね。でも最後に微かでも光が感じられるのが重松作品の魅力のように感じて、以来少しずつ読み続けています。「セッちゃん」も読みながらもし我が子だったら、、と想像して考え込んでしまいました。これからもどうぞよろしく^^ (2006/02/06 11:42)
トントン > 私も初重松作品がこの本でした。「本に対して、現実逃避を求める~」という言葉分かる気がします。私も読書中は現実から離れてどっぷり本の世界に入るのが好きな方なので^^まだこの短編集しか読んでいませんが、ラストで希望が感じられるのがいいなと思いました。 (2006/02/06 15:12)
ゆんゆん > 私も「セッちゃん」を読んで切なくなりました。確かに重松さんの作品は思いを重ねてしまって読んでしまいます。でも、希望の持てるラストに明るい明日を信じてしまう私もいます。 (2006/02/06 16:47)
ほっそ > まあ~たくさんの書き込みありがとうございました。感激です。(T_T)いっぱいコメントに感謝しますm(__)m
雨上がりさんもトントンさんも私と同様にこの作品が初重松作品とのこと。なんとも偶然。
雨上がりさんは重松作品を読みすすめているようで・・・参考にさせていただきますね。こちらこそヨロシクお願いします。
トントンさん、本を読んでいるときくらい浮世の嫌なことは忘れたいですよね。またよろしくお願いしますね。
ゆんゆんさんも「セッちゃん」が好きなようで、ラストの流し雛のシーンいいですよね。情景が浮かんできました。今度ともよろしくお願いします。 (2006/02/07 10:56)

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