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山崎豊子「二つの祖国(上)」

52番 ☆☆☆☆

ホリエモンが拘置所で「沈まぬ太陽」を読んで、御巣鷹山の慰霊登山をしたとのニュースがありました。私自身本プロに参加する前に「沈まぬ太陽」と「大地の子」は読んでましたけど、それ以外は未読でしたので、今回熟慮のうえ、本作品にチャレンジ。
太平洋戦争中のアメリカの日系人社会が舞台。主人公は日系二世の天羽(あもう)賢治。彼と家族、そして周りの人たちが日系人というために時代にもてあそばれる様子が描かれていきます。
日系人がアメリカで収容所暮らしをしたことは、歴史として知っていましたが、このような過酷な運命とは・・・
また一世なら日本とのつながりもありますが、アメリカで生まれた二世ともなると、日本とのかかわりはまさに人それぞれ。両親の影響を受け、日本人以上に日本人らしい考えの人、生まれ育ったアメリカの影響がかなり濃い人、そして主人公のようにアメリカ国籍を持つ日系アメリカ人として、日本とアメリカの間で苦悩する人などなど・・・
収容所での暮らしはこの人たちの間の亀裂を決定的なものにしました。質問書を提出させ「アメリカへの忠誠」を調べます。特にこの質問「あなたは米合衆国に無条件の忠誠を誓い、外国または国内勢力によるいかなる攻撃からも、米国を忠実に守り、日本の天皇に対していかなる形の忠誠や服従をも拒否しますか」時代背景を考えても厳しいですよね。
そして、収容所暮らしを続けるもの、帰国船で日本に帰る人、アメリカ軍に志願するもの、それぞれの選択をして、家族はばらばらに・・・・
天羽賢治はアメリカ軍の日本語教師から、オーストラリアへ。賢治の弟忠は日本へ留学中だったため、そこで学徒動員。もう一人の弟勇はヨーロッパ戦線で戦死。両親と妹は収容所暮らしを続けます。
アメリカに擦り寄る人物の代表として、描かれているチャーリー田宮や彼と結婚してあっという間に離婚して、両親とともに日本へ行ったナギコ。彼らの今後も楽しみな展開となりました。続きが待ち遠しいです。


れんれん > わァ、ほっそさん凄い!まさにチャレンジという言葉にふさわしい大作ですよね。私も読みたいと思いつつ、チャレンジ出来ず今に至っています。でもいつか必ず読みたいと思います♪ (2006/05/27 13:04)
ほっそ > れんれんさん、レスありがとうございます。(*^_^*)
今回図書館の棚の前で、「白い巨塔」かどちらか迷ったけど、内容をほとんど知らないということを理由として、こっちを選びました。続きも待ち遠しいと書きましたが、図書館の予約本が来てしまった・・・ (2006/05/27 15:59)
まゆ > これ、高校時代に読んで、ものすごい衝撃を受けました。大河ドラマの原作になったので買ってもらったんですよ。モデルになった人物がいたというのもショックだったし、こういう立場・状況で生きた人たちがいたことを全く知らなかったこともショックでした。いずれ読み返そうと思いつつ、そのままになっています。とりあえず、未読の「大地の子」にチャレンジしようと思っているのですが、そちらも手が出せずにいます。 (2006/05/27 20:18)
ほっそ > まゆさん、レスありがとうございます。モデルの人いるのですか・・・大河ドラマになったのはかすかな記憶が・・・いろいろ情報ありがとうございます。
山崎豊子さんは歴史や組織に翻弄される人を書かせるとすごいですよね。
まゆさんもぜひ「大地の子」をお読み下さい。私も読んだけどもう10年以上経っている???まゆさんの言葉での「大地の子」の感想お待ちしてます。\(^o^)/ (2006/05/29 09:59)
ゆんゆん > 私も大河ドラマになっていたなぁとかすかに覚えがあります。記憶違いかもしれませんが、西田敏行さんが出ていらしてピストル自殺をされたシーンが残っています。「大地の子」読みました。感動して「沈まぬ太陽」にチャレンジして挫折してしまいました。翻弄される人生が書かれている・・・本当に凄い作家でいらっしゃると思います。この本もいつかチャレンジしてみたいです (2006/05/30 13:52)
ほっそ > ゆんゆんさん、レスありがとうございます。「沈まぬ太陽」どこで挫折したのかな~。次回読むときは極端な話「御巣鷹山編」からでもいいのではないかと思いますが・・・私もこのあたりから作品の迫力を感じはじめたような記憶があります。
西田敏行さんはどの役だったのでしょうか???
皆さんの応援があって、あと二巻読みすすめたいと思います。(*^_^*) (2006/05/30 18:45)
まゆ > 何回もすいません。大河ドラマは、賢治を松本幸四郎、忠が西田敏行でした。この二人が兄弟?うーん・・・と悩んだものです(苦笑)ちなみに、幸四郎の妻が多岐川裕美、ナギコが島田陽子、チャーリー田宮が沢田研二でした。 (2006/05/30 23:02)
ほっそ > まゆさん、ご丁寧にありがとうございます。なんとなくイメージ浮かんできました。賢治の役ははまり役かもね。 (2006/05/31 08:28)
ゆんゆん > 私も何度もすみません。「沈まぬ太陽」借りてきました!何だか理不尽さや主人公の無念などを思うとやりきれなくなりストップしたのです。でも今回は心して読もうと思います。御巣鷹山編まで借りてきました。まゆさん有難うございました。松本幸四郎さんと兄弟だったのですね。二つの祖国も読んでみたいと思いました。 (2006/06/01 13:31)
ほっそ > ゆんゆんさん、ようこそ(*^_^*)
「沈まぬ太陽」は、モデルの方がいるようです。詳しくは知りませんが・・・映像化はたぶん無理だと思うので、本の世界で充分楽しんでください。いろいろなことを感じると思いますよ。なにせ長いので、何回も読み返すのはしんどいと思いますから、「一読入魂」???でお願いします。私も当分再読する予定はありません。 (2006/06/02 08:34)

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コメント

ほっそさん、こんばんは。
あれっ、あれれれれっ・・・
ごめんなさいっ!
以前伺った時、ここのコメント欄が閉じてあるような気がしたのですが・・・わたしの勘違い&早とちりでした。きっと過去記事だから書き込めないんじゃないか、という先入観のなせる業だと思います。

こういう事実があったらしい、と知っているつもりは、ほんとは何も知らないのと同じだ、と痛感しています。
この物語に出てくる人たちのだれもかれもが、あまりにリアルでフィクションとは思えないくらいです。
重たい話で、さらさら読めないけれど、読んでよかったです。この先の展開が怖くもあり楽しみでもあります。
また続巻読んだらお邪魔しますね。

ありがとうございます。
私は図書館本で読んだので、活字が小さく、それも二段組みで苦戦しました。
文庫なら読みやすいかもしれませんね。
最新作「運命の人」は、中高年の読者に配慮したようで、活字が大きめでした。

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