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渡辺淳一「愛の流刑地」

77番 ☆☆☆☆

日経に連載していたということで、友人から大体のあらすじは聞いていました。一番興味があったのは
①なにゆえヒロインはその恋にはまったのか??
②作家と編集者の関係の変化について
この二点でした。
そして読み始めると・・・性描写の連続・・・読むのにもエネルギーが必要です。そして主人公菊治はかつてのベストセラー作家でしたが、(いまはそれほどパッとしません)ヒロイン冬香との恋愛を通じて、ある小説を書き上げます。何社かに持ち込みますが、出版までいたらず、冬香とともに悔しさでいっぱいになります。
ところが、菊治が「容疑者」「被告」になる過程で、この小説が世にでることとなりました。そして裁判・・・判決。菊治と冬香の愛が法廷の場に持ち込まれます。
それで私なりの感想。
①については、理由など無かった。たとえ世間から「不倫」といわれようとも・・・
②については、理屈抜きに面白かった。世間から忘れられている作家さんってこんな風に過ごしているのかなあ。菊治が15年ぶりに書いた小説は、当初全く相手にしてくれなった。彼が「被告」となったせいで、あっという間にベストセラー。世の中ってこんなもんでしょうか。私も読みたくなるのかなあ???
菊治が容疑者になって以降が、絶対面白いです。特に最後、行きつけのクラブのママからの手紙。また菊治と離れて暮らしていた息子との会話。作者が書きたかったと思われるテーマが、ママからの手紙に凝縮されています。


わった > ほっそさん、寂聴先生がいつもおっしゃっているではありませんか「恋はするものではない、落ちるものなのです」①についてはそうだと思いますよ。お互い気をつけましょうね。②についてはでしょでしょって感じです。ママからの手紙なんて以外な形で本質を突いてくるあたりが狸爺めといった感じ。でも、人ってこんなふうに意外な人に救われるものなのかも知れませんね~。新聞掲載の時の挿絵はどなたが書いていらしたのか忘れましたが、菊治が冬香を殺した後で手にした携帯電話の待ち受け画面の絵が今でも忘れられません。無邪気にカメラに向かってピースする3人の子どもたちの姿が棘のように私の心に刺さっています。恐るべし「恋」であります。 (2006/08/03 14:51)
ほっそ > わったさん、レスありがとうございます♪フムフムとうなずきながら、読ませていただきました。ありがとうね!
そんな挿絵があったのですか・・・(T_T)/~~~
「晩鐘」を読んだあとでしたので、子供たちのことはかなり気になっていました。(作品では父親が法廷で少し話すだけですが・・・)冬香の子供たちは母のこと受け入れられるのでしょうか・・・「晩鐘」の高浜真裕子のようになるのでしょうか・・・ (2006/08/03 19:12)

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