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2006年10月

浅田次郎「プリズンホテル 秋」

106番 ☆☆☆☆

著者紹介のところにありました。傑作極楽ファンタジー「プリズンホテル」と・・・すばらしいネーミングだ!
↓の本と比べるわけではないけど、理屈抜きに面白かったです。作家の木戸先生の付き添いはなんと清子の娘美加。この娘のセリフが、大人なんだか子供なんだか分からない??ユカイユカイ。
それに警察の団体旅行がここを訪れ、「壮行会」の任侠団体と鉢合わせ。大御所らしき歌手の真野みすず、それに歌手の柏木ナナとマネージャー、さらに指名手配中の強盗犯がそろえば、なにもおきないはずがない!!!
前作より仲蔵親分の過去がわかり、面白かったですね。あとの続きが楽しみになりました。この本の世界には免疫ができるの普通より時間がかかりました。二作目でやっとなじんできたかなあ。

東野圭吾「赤い指」

105番 ☆☆☆☆

図書館に予約して、楽しみにしていたのになんなんだ??前半の描写にほとほと疲れはて、読むのやめちゃおうかと思っていました。でもその分後半一気に盛り返しました。
中学生の息子が小学生の女の子を殺してしまったとしたら、あなたならどうする・・・
これがこの本のテーマです。
この事態になったとき、前原夫婦は女の子の死体を公園のトイレに運び、息子を守るための行動を始めます。ところが、警察の目は簡単にごまかせない・・・そしてこの夫婦は、警察を相手に一世一代のかけにでることにしました。
前原一家の設定にリアリテイーがありすぎて、読んでいてほとほと落ち込みました。どこの家だって、こうなる可能性を否定できないからです。夫の昭夫、妻の八重子、息子の直己、みんな人のせいにする人ばかりでした。でも誰もが持つホンネでもあるけど、どうしようもない人たちです。
一方加賀刑事は、いとこの松宮とコンビを組んで、この事件にあたりますが、ここもまた加賀刑事とその父親の関係に、読者は松宮同様ヒヤヒヤしどうしです。
結末は、いままでの流れから一気に逆転。読んでよかったと思わせる結末に私もほっと一安心。家族を思う心は人それぞれでした。


ゆんゆん > 家族を思う心・・・私も強く思いました。前原夫妻には何だかなぁと思いながら読みました。ほっそさんの仰る、どこの家庭にもこうなる可能性を否定できない・・・というところに背筋の寒くなる思いがあります。このラストはよかったですよね。 (2006/10/20 10:49)
ほっそ > ゆんゆんさん、レスありがとうございます。前原夫妻はどっちもどっち。でも、昭夫が女遊びに走ったのは、私的には赦せないです。八重子の姑への仕打ちはこれに対しての仕返しです。世の男性には、女は執念深いこと肝に命じてほしいですね。大切にしてもらうから、相手を大切にする・・・どっちが先でもあとでもない関係が理想ですが、さて私は? (2006/10/20 19:12)
まゆ > 前原家と加賀家。どちらもひんやりするような家庭ですが、前原家は最後の最後で真実に気づき(加賀刑事のおかげなんですが)、一方の加賀家は実は・・・という、最後の展開が見事でした。 (2006/10/20 20:12)
ほっそ > まゆさん、レスありがとうございます。帯にあったセリフがこころに響きます。加賀刑事が前原昭夫自身に結論を出させてところ・・・アッパレでした。
加賀父子の冷淡な親子関係(他人から見た場合)の秘密が最後に分かって、これにもアッパレでしたね。 (2006/10/21 08:50)

大下英治「小説 小泉純一郎」

104番 ☆☆☆

サブタイトル「信を貫いて恐れず」とあります。2001年7月に発行されたので、就任直後に出されたのですね~
この本は小泉前総理の祖父、父、そして総裁になるまでの道のりなど書かれています。昨年夏に、テレ朝の「変人総理の研究」を熱中してみていた私。そこに出演していた大下さんの作品。面白かったです。大下さん文春の記者をしていたのも、はじめて知りました。
私自慢ではありませんが、政局ネタが全く疎かったので、仰天したことが二点。
①今新党日本の荒井氏は、小泉氏がはじめて総裁選に立候補したときに、小泉氏を担いだほうのメンバーだったということ。
②小選挙区導入前の小泉氏の選挙区は、川崎市と横須賀市周辺という、横浜市をはさんでの飛び区だったということ。
ぜひ作者には小泉さんの5年間を総括してほしいと思っています

中村うさぎ「女殺借金地獄」

103番 ☆☆☆

タイトルは「おんなごろしカードのじごく」と読むそうな・・・サブタイトルは中村うさぎのビンボー日記とある・・・10年以上前の連載のものをまとめてから、10年弱。彼女の浪費癖は年季がはいっているのね~コミックのような面白さで、一気読みしてしまったです(T_T)/~~~理屈抜きにユカイでした。浪費するほうもするほうだけど、それを連載させるほうもすごい。(いまも文春で連載してますか?)
私自身を振り返って・・・自慢ではないけど、浪費とは無関係の生活をしてます。本は図書館、買い物はスーパーの特売品と100円均一。(100均より安いもの見つけると、すごい達成感)一回200円のジムに週に2~3回通ってます。もちろん回数券で。また時々手芸屋さんをのぞくのが楽しみ。最近インターネットのフリマで生地を買いました(*^_^*)
ところがところが、時に物欲が爆発します。つい最近では車。夫に言わせると「たかが軽自動車」なのですが、125万近くかけてしまった。それも冬タイヤは別で・・・また2年前、今使っているパソコンを買ったときのことです。本体とプリンターと消耗品とついでということで、電子辞書二つ買いました。結局一日でヨドバシカメラに20万落としてきました。アラアラ・・・
タイトルがあまりに強烈なので、トップページにのせませんよ。


ときわ姫 > あれ、なんでリストにないの?って、反射的にクリックしてしまいました。わざと載せなかったのですね。時に物欲が爆発ですか。私も普段は浪費とは無縁なのですが、たまに高額なものを買うとき、服やバックに100万使う人もいるし~私なんか微々たるものよと、中村うさぎさんを思い浮かべて、自分で納得してます。 (2006/10/12 16:26)
ほっそ > ときわ姫さん、レスありがとうございます♪作者に刺激を受けたわけではありませんけど、今日近所のイトーヨーカドーにいってきました。ドラゴンズ優勝セール・・・です。二割引ということで、普段使いのかばん、キッチンマットを買いました。さらに別のホームセンターにもはしごして、食卓用のいすに置くクッションも買いました。もちろんチラシにのってたやつ・・
↑に書いた軽自動車は注文中で、支払いはまだです。納車が楽しみです。真っ赤なの注文しちゃった!! 真っ赤な車を運転するの最初で最後かなあ~と思って?!10年乗ったとして、次に真っ赤な車に乗る勇気出るかわからないので。ほんとに私って小市民ですねえ。 (2006/10/12 18:54)

浅田次郎「プリズンホテル」

102番 ☆☆☆☆

奥湯元あじさいホテル・・・でも町の人はなぜかプリズンホテルとよぶ・・・
このおかしなホテルを舞台に繰り広げられる人間模様。とにかく登場人物のキャラクター設定がぶっ飛んでいる!
まず語り手である主人公の作家木戸孝之介。任侠を舞台とする小説が得意分野。極道の妻(夫は服役中)の清子を「秘書」としている???
主人公のオジ木戸仲蔵。ホテルのオーナー。世間からはやくざの親分といわれる。
支配人の花沢。老舗ホテルチェーンの窓際だったのが、なぜかこのホテルへ・・・
木戸と清子がこのホテルを訪ねると、まあ~~いろんなお客さんが泊まり、いろいろな事件が・・・それに従業員のほとんどがぶっ飛んでいる・・・
前オーナー一家の亡霊が出てくる場面なんて、おかしくておかしくて・・・
続きがあるようですが、読んだほうがいいのでしょうか?


まゆ > ぜひ、あと3冊読破してくださいな。私は1冊目で一度挫折しました。孝之介の清子への態度がガマンできなくて。でも、再チャレンジして読破してよかったと思ってます。 (2006/10/10 20:04)
ほっそ > まゆさん、レスありがとうございます♪
一応第二作の「秋」借りてきましたけど・・・続けて読まないこととしました。頭がどうかしそうですから。他の作品を挟んで読みます。 (2006/10/11 12:51)

角田光代「夜をゆく飛行機」

101番 ☆☆☆

昨年11月まで「婦人公論」に連載されていた作品。ずばりテーマは家族。
舞台は谷島酒店。両親と4姉妹。有子(ありこ)、寿子(ことこ)、素子(もとこ)、里々子(りりこ)の4姉妹。末っ子の里々子が語り手となっていきます。
寿子が谷島酒店をモデルにした小説が賞をとった!
有子が夫のリュウスケとうまくいっていない!
素子が酒屋の改装を計画している!
里々子は大学受験を失敗して、浪人している!
両親はおばあちゃんの介護、ミハルおばさんの死をおばあちゃんにかくしたい!
事件といえば、事件。日常といえば、日常のいろいろなことがおこっていきます。
帯に「どうしようもなく、家族は家族」とありましたが、まさしくそのとおり。
寿子が家族のことを小説にするあたりが面白かった。家族そろって、受賞のパーテイーに行くなんて、あらあら・・・
作品読んでから行けよ!と思わず、つっこみいれたくなりましたよ。
また里々子を取り巻く男友だち。松本健と篠崎怜二が対照的に書かれていて、ユカイユカイ(*^_^*) なかなかうまくいかない恋模様が、いかにもっていう感じでした。私は角田作品はかなり素人なので、ファンのかたの感想も知りたいですね。

宮尾登美子「天涯の花」

100番 ☆☆☆☆☆

100冊目となりました。私としては想定外の速さで到達したように思います。これからもよろしくお願いしますね(*^_^*)
この本も私の大好きな作品。昨年再読して、さらにはまった作品です。
主人公は平珠子。終戦の年に生まれましたが、すぐに親に捨てられ児童養護施設で育ちます。そして15歳のときに、剣山に住む宮司の養女となり、山での暮らしが始まります。厳しい生活でしたが、花の好きな珠子は高山植物に熱中します。山小屋一家との交流、養母の死、測候所職員の遭難死、などのあと、運命の出会いをします。それは剣山で遭難したカメラ好きの男性、久能でした。久能は珠子に瀕死の状態から助けられ、そのまま山で暮らすのでした。珠子は山小屋の息子の典夫から、求婚を受けているのでしたが、典夫には感じないものを久能に感じるのを抑えることができません。同様に久能も珠子の無垢な魂にひかれはじめてきます。
でも久能には東京にのこしてきた家族が・・・ 二人はある決断をします。でも・・・・
そして久能の妻が剣山に訪ねて来ます・・・・珠子、父、久能、久能の妻がそれぞれに出す結論とは・・・そしてその後・・・・
後半がなんといっても好きです。珠子が父親と久能の間で、悩むところなんて、宮尾作品ではなかなか見られないキャラクターだと思いますね。またラスト余韻が残り、このあと珠子は幸せになるんだろうなあと思わせるところも、またたまりません。さらに植物や山の記述も私の想像力を刺激するのでした。


ゆんゆん > 100冊おめでとうございます!宮尾作品にしばらくご無沙汰の私です。宮尾さんの書かれる女性の人生にいつも心打たれていました。耐え忍ぶことの出来ない私には最近手に取れなくなっています。ほっそさんの書かれる珠子に魅力を感じる私もいます。今度手に取ってみようかと思いました。 (2006/10/06 11:40)
そのみ > 100冊目ですね。おめでとうございます! 私も次が100冊目。まだ読み終わっていないのでアップはもうすこし後になりそうですが、ひとつの節目だなあと感慨深いです。こちらこそ、これからもよろしくお願いします! (本の内容と関係なくてゴメンナサイ) (2006/10/06 16:37)
ほっそ > ゆんゆんさん、そのみさん、レスありがとうございます♪100冊達成のお祝いの言葉どうもありがとう。これからもヨロシクね(*^_^*)
ゆんゆんさん、いつもありがとうね。私宮尾作品20年以上読んでいます。この作品と「きのね」「蔵」が特に好きです。珠子の心理描写が私としては大好きです。機会があったら、読んでみてくださいね。
そのみさん、そのみさんの100冊目は何でしょうか?楽しみにしています。私この本プロは長く続けたいですね。節目には過去に読んで、魂を揺さぶられた作品を再読しようと決心?してます。 (2006/10/06 18:26)
ゆきみ大福 > 遅ればせながら、100冊達成おめでとうございます!!
おーっ五つ★なんですね!これは読んでみなければ♪山崎豊子同様、いつかじっくり読みたい作家さんのひとりなので、そろそろ宮尾登美子の扉を開いてみようかな・・・。再読してはまる本というのがまた魅力的ですね。↓の村上龍、借りてきました。ほっそさんのおっかけ、続きそうですよぉ♪ (2006/10/08 14:50)
ほっそ > ゆきみ大福さん、レスありがとうございます♪私の日記の10番の「蔵」をぜひご覧下さい。本プロ参加者の宮尾作品の好みが分かります。この作品は本プロ参加者では、意外に人気がありません。れんれんさんもかなり宮尾ファンですから、彼女のページも参考にしてね。すてきな作品と出会えますように(*^_^*) (2006/10/08 18:51)
renren > ほっそさん、遅れましたが、100冊達成おめでとうございます。私ごとき名をこのような晴れの場に出させていただき光栄ですありがとうございます。この本は、宮尾作品の中でも私も大好きな一冊です。ゆんゆんさんのおっしゃるように、宮尾作品を読むと、耐えられないことでも耐える勇気が湧いてきます。未読本も後3、4冊あるので、多分今年は無理だから来年こそ完全制覇を狙いたいです!ゆきみ大福さんもファンになってくださるとますます盛り上がりそうですね♪ (2006/10/09 09:06)
ほっそ > れんれんさん、renrenさん、(どっちがいいのかなあ?)レスありがとうございます。これからも宮尾ファンとして交流お願いしますね。
また完全制覇目指して頑張ってください。私も小説ではあと二つくらいを読めば、完全制覇です。手元にある私にしては珍しく買った本「宮尾登美子の世界」の著作一覧を眺めてます。でもなにせ20年ですから、読んだこと以外すべて忘れている作品が多いのも事実。本プロに参加したのも、記録を残したいと思ったというのが一番の動機。なにせ人生後半戦ですから、覚えることより忘れていくことのほうが多いです(T_T)/~~~  (2006/10/09 13:43)
れんれん > すみません。自分のHN間違えました。れんれんでお願いいたします。 (2006/10/09 16:08)
ほっそ > 了解しました。 (2006/10/09 18:35)
Nick > 100冊目読破おめでとうございます。小職はこの読書日記は最近知ったのですが、ほっそさんの信じられないハイピッチでの読破に感服していると同時に、うらやましくも思います。小職も、年200冊は本を読みたいと考えております。勿論達成できる筈も無くせいぜい20冊程度と思います。これからも楽しみに日記を読ませて頂きます。小職の分野であればレスを入れていきたいと思います。これからもずーと 続けて下さいね。 (2006/10/10 00:39)
ほっそ > Nickさん、おほめの言葉ありがとうございます。私なんてたいしたことありません。本プロには「まゆさん」という8月に1000冊達成!というつわものもいらっしゃいます。
ところで、Nickさんは本プロの日記もっているの?探したけど見つからなかったのですが・・・もしまだだったら、ぜひ参加してくださいね。ヨロシク(*^_^*) (2006/10/10 09:24)
トントン > ほっそさん、遅くなりましたが100冊達成おめでとうございます!宮尾作品は私もいつか挑戦したいと思っているんですが、なかなか手が出なくて・・・ほっそさんや皆さんのおすすめする作品はチェックしてるのでいつか必ず読みたいと思います。 (2006/10/11 07:09)
ほっそ > トントンさん、レスありがとうございます。確かにご指摘のとおり、宮尾作品はとっつきにくい面があることは、否定しません。(私も四苦八苦したのあります。)読みやすさからいえば、この作品と「蔵」がいいでしょうか・・・歌舞伎が好きなら、「きのね」かな。お気に入りの作品と出会えますように・・・(*^_^*) (2006/10/11 12:47)

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