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2007年2月

内館牧子「あやまりたいの あなたに」

145番 ☆☆☆

週刊朝日の連載「暖簾にひじ鉄」をまとめたもの。2003年から2004年の初めまでの連載分です。
大学院での生活、お相撲の話、ドラマ「年下の男」に関してなどのほか、「横審レポート」とタイトルがついたものもありました。
真理子さんのエッセイがすきですが、週刊朝日を読んだら、彼女のも必ず読んでましたね。まとまって読むと、内館節炸裂であっという間に読み終わりました。よくよく考えてみれば、まとめて読んだことなかったですね。
「冥界婚」は私初耳でした。「ムカサリ絵馬」といって、東北地方にある風習です。若くしてなくなった子供の供養として、結婚風景を絵馬にして、お寺に納め、あの世での幸せな結婚を成就させるというもの。私は宮城在住ですが、知りませんでした。内館さんは授業の一環で、これに出会ったことを書いていました。そのときの感動を克明に書いてあります。私も一番印象に残りました。

浅田次郎「きんぴか」

144番 ☆☆☆☆

青子さん、読みましたよ(*^_^*)
ノベルス3巻が一冊の本にまとまり、二段組で550ページほど。最初のほういまひとつペースが上がりませんで、結局一週間ほどかかりました。
なんといっても、前書きが面白い。「前口上」と称します。こちらの作品を読んでから、「プリズンホテル」を読んだほうがよかったのではと思ってしまいましたね。
必殺仕事人のような筋立てで、面白かったです。登場人物の設定もユカイユカイ。そのとりまき(まりあねえさんも含む)もみんな面白い。でもリアリテイがありすぎて、笑えなかったのが広橋でした。ピスケンと軍曹が時代錯誤で笑わせるので、余計に広橋が組織に翻弄される様子が、見にしみました。

重松清「隣人」

143番 ☆☆☆

2001年に出た重松清さんの「ノンフィクション」です。
カレー事件や通り魔事件など印象的な事件やその他の社会現象を、彼なりにまとめた本でした。
一番印象的だったのは、音羽でおきた幼児殺害事件を扱ったものでした。「ともだちがほしかったママ」とタイトルがつけられて、事件を読み物作家の立場で書いている・・・ 事件当時の報道を思い出して、ただただ悲しい気持になりました。彼女の行為で二つの家族が崩壊したことは、まぎれもない事実。家族の問題を小説にしている作者にしかかけない内容でした。
あとのは斜め読みしてしまいました。ごめんなさい。


たろ > 音羽の事件ですか。「お受験」とか「公園デビュー」などという言葉と共に語られていた記憶があります。殺意が芽生える過程も、対象が子供の方になってしまった点もなんとも痛ましい事件でした。重松さんは何度か手に取りながら、なぜか、読もう!という気にならないんですよ。でも、ノンフィクションなら読みたくなるかもしれないなあ。 (2007/02/15 16:26)
ほっそ > たろさん、レスありがとうございます。ご指摘のとおりです。昨日この部分だけ、再度目を通しました。
重松作品でも小説のほう、私はほんの何冊かだけ読んだのみです。あの「ビタミンF」に出てくるせっちゃんの話がよみがえりました。「孤独」は人を冷酷に変えるものかもしれません。 (2007/02/16 08:42)

浅田次郎「中原の虹 第1巻」

142番 ☆☆☆☆

作者の創造力、想像力ともいえますが、どこまでも果てしないのでしょうか。
これから読む方も多いようですし、私の苦手な歴史ものなので、うまく内容はまとめられませんが、冒頭で張作霖に白太太がお告げをし、春児の兄春雷が出てきたあたりから、もうやられたという気分でした。賛賛という不幸な女性も出てきます。
春雷は張作霖の部下となり、別な角度で中原を目指します。おなじみの登場人物も多数。まゆさんが、これを読んだあと「昴」を再読したくなったの、よく分かりました。
また「昴」で乾隆帝がでてきますが、今度はヌルハチが・・・脱帽です。


たかじょう > ほっそさん、こんにちは。ついに中原にたどりつかれたのですね。「やられたという気分」とてもよくわかります!続きが本当に待ち遠しいです。 (2007/02/13 13:07)
ほっそ > たかじょうさん、レスありがとうございます♪
白太太は、すごいキャラクターですね。下世話な言い方ですが、ドラえもんのどこでもドアを持っているようです。
図書館へ行って、第二巻の予約入れておきました。すぐ読めるか分かりませんが、今から楽しみです。
4巻なのですよね。まとめて読むか、そのつど読むか、難しいところです。私は図書館利用なので、自分の都合はいえませんが・・・ (2007/02/13 13:42)
まゆ > とうとう「中原」突入されましたね~。再読したくなったの、わかっていただけましたか!私は「昴」再読後に「中原」1・2巻も読み返しました。2巻ではとうとう西太后が・・・。 (2007/02/14 21:03)
ほっそ > まゆさん、レスありがとうございます。予約数三桁に地方の方にはほんとに申し訳ない気がしました。あっというまに自分の番になって・・・ 
私は自分の記憶力のなさに唖然としました。春雷が登場したとき、そんな人いたっけ??!!と呆然としました。読んでいる途中で、ああそんな場面もあったなあと~~ 
でもまゆさんの読書量はほんとにすごい。↑のコメント読んでびっくりです。 (2007/02/15 10:58)

小川洋子「犬のしっぽをなでながら」

141番 ☆☆☆

この作家さんのエッセイは読むの初めてです(*^_^*)
「博士の愛した数式」 タイガース、犬、アンネフランクのどれかが好きなら、きっと楽しめるはずです。
アンネフランクのところは、本の紙の色は緑で、字体も違っていました。私としては、ここが一番よかったです。アンネの日記を再読したくなりました。


three bells > 遅くに失礼します。少し前に新聞で小川さんがアンネフランクのことや読書について書かれていて、すごく感動したのに今はっきり思い出せない自分が悲しいです。
この本は思い出させてくれるかも。読んでみたいです。昔のですがタイガースファンだし♪ (2007/03/17 21:17)
ほっそ > three bellsさん、レスありがとうございます。トラキチの方は間違いなくこの本楽しめるでしょうね。 私は今野球ではごひいきがないのですが、地元のサッカーチームを応援しているので、気持としては分かります。でもトラキチは独特の文化があるように思いますけど、いかがでしょうか? (2007/03/19 11:55)

飯塚訓「墜落現場 遺された人たち」

140番 ☆☆☆

日航機墜落事故関連の本は、切ないです。当事者の方の本はいまだに読めません。この作者の「墜落遺体」は「沈まぬ太陽」を読んだ頃読みまして、事実の重さに言葉を失いました。その本の続編といっていいものです。
その当時「身元確認班長」だった作者が、同じ頃同じ現場で活動した、地元の方々、自衛隊員、医療関係者、そして葬儀社、またその当時かかわった遺族の方々のその後・・・
一度くらい、この現場に行って、手を合わせてみたい。なくなっていった方々の無念を、胸に刻みたいと思いました。でも当事者でない以上、この地に足を踏み入れてはいけないのだという思いも強くなりました。


まゆ > 個人的には何の関わりもないのですが、一生忘れられない大事故です。遺族が出版した「おすたかれくいえむ」も読みました。ボイスレコーダーに残された機長の声も、衝撃的でした。「墜落遺体」もこれも読みました。当時、現場にいた人だから書ける事実の重みがずっしりきました。私はこれらを読んだ後に「沈まぬ太陽」を読みましたが、「御巣鷹山編」は、思わず合掌しながら読んでいました。 (2007/02/12 20:17)
ほっそ > まゆさん、レスありがとうございます。
ボイスレコーダーに残された「アンコントロール」の言葉。私も今でもよく覚えています。人生を断ち切られた方々の無念さを思い、言葉がでないです。 (2007/02/13 09:30)
Nick > この事件は日本人であれば、忘れる事の出来ない事故ですよね。「沈まぬ太陽」も読みました。悲惨の一言です。「部分遺体」からの身元判明作業。たまらない仕事だと思います。遺族の方々はこの事件をきっかけに人生が180度変わってしまった事は容易に想像できます。年5回程度海外出張をしている小職に取って、とても他人事とは思えません。いつもriskを背負って搭乗している事になります。考えれば恐ろしい事では有りますが、機内はいつも殆ど満席です。人間って忘れるのですかね?自分だけは大丈夫と思っているのでしょうか。自分も one of them のような気もしますが。もし墜落して、家族だけが残されたら、どうやって生きて行くのだろうと、ふっと考える事があります
(2007/02/17 11:41)
ほっそ > Nickさん、レスありがとうございます♪
天災と違って「あの便に乗らなければ、○○は生きていた」と思う・・・このところは余計に家族を苦しめたと理解しました。さらにこの事故の場合、「落ちそうだ」という恐怖が飛行機全体に襲っている。その間のこと考えただけでも、なんともいいようがありません。
またどうぞご訪問ください。 (2007/02/19 11:36)

酒井順子「快楽は重箱のすみに」

139番 ☆☆☆

ぺらぺらと目次を見ると、仰天します。
「気持ちよいこと」をキーワードにさまざまなこと・・・誰しもいくつかは共感できる事項があるのではと思いますね。
私自身この本で一番共感した「快楽」は小銭で払うと単純作業の二つでした。
本になかったけど、私の快楽?は、ごみだし。特に資源ごみ。新聞紙やダンボールや缶やペットボトルをごみの日(この地方は月二回)に片付くと、スッキリ。雨のため出せないとか、忘れてしまったとかだと、もやっとですね。


たろ > 単純作業の快楽ってわかりますね。頭からっぽにしてやってても、目に見えて成果が表れますから。それに、初めはいつ終わるねんと思うくらい大量だった課題が終盤に近づくほどにダイナミックに減っていきます。資源ゴミもわかります。うちはトマト缶と牛乳パックですね。すぐたまるんですよ。牛乳なんて週に10リットル超のペースで消費するんで。ほっそさんの日記は日々の暮らしに根ざした実感のこもった言葉が魅力ですね。ジムの隣で速く走られてしまう話とか。 (2007/02/09 16:44)
ほっそ > たろさん、レスありがとうございます♪
中年で、専業主婦なものですから、ロマンチックな言葉はでてきません???
読書傾向を見ても分かりますよね。苦手なものかなりあります。ハリポタは3巻で挫折。歴史ものは大胆な斜め読み。またご訪問くださいね。 (2007/02/09 19:01)

梨木香歩「家守綺譚」

138番 ☆☆☆

不思議な世界だった。私(綿貫征四郎)が、水の事故でなくなった同級生(高堂)のすんでいた家の守を彼の父から依頼され、その家で不思議な体験をするという話。
睡眠薬のようで、読みながら寝たの二回。まさかと思って、再度拾い読みしたら、そのときも一回寝た(T_T)/~~~
起承転結もなく、とにかくなんともいえない時間が流れていく。登場人物のほか、犬のゴロー、家の植物が雰囲気をかもし出している。本を読んで寝てしまうというのは、つまらない本の代名詞かとずっと思ってきたけど、こういうのもありなのですね。


kanakana > 一気読みじゃなく、一晩に一話ずつ読みたいような本ですよね。明治時代が舞台というより、明治時代に書かれたような雰囲気でした。 (2007/02/05 22:54)
ほっそ > kanakanaさん、レスありがとうございます♪
お隣にすむご婦人も何かミステリアス。ご指摘のように時間がゆっくり流れていきます。 (2007/02/06 08:34)
まゆ > 一気に読んでしまうのはもったいないような物語。私は図書館で借りたのですが、どうしても手元に置きたくて買ってしまいました。大事に読んでいます。姉妹編の「村田エフェンディ滞土録」もありますので、ぜひどうぞ。 (2007/02/06 19:55)
ほっそ > まゆさん、レスありがとうございます♪
姉妹編の情報もありがとう。図書館の棚で見つけて、あの友人の村田氏のこと???と思っていました。いずれ手に取りたいと思いますね。
今待望の本を手にしています。もったいなくて、まとめて借りた別の本から読んでいます。そう例の本です? (2007/02/07 08:43)
ゆんゆん > 緩やかなときの流れを感じました。確かに不思議な感覚の本でおとぎ話に誘われました。 (2007/02/09 10:38)
EKKO > こんにちは。私はこの本で、梨木さんのハマッてしまいました。この本を読んで寝てしまう・・・何だか気持ち良さそうですね。気持ちわかります。 (2007/02/09 11:23)
ほっそ > ゆんゆんさん、Ekkoさん、レスありがとうございます♪
ゆんゆんさん、ご指摘のとおりです。亡霊が出てくるので、ある種のホラーなのですが、怖くなくて親しみすら感じました。
Ekkoさん、本を読んで眠ってしまった。でも、面白くないわけでない。ほんとに不思議な体験でした。気持を分かってもらえてうれしいです(*^_^*) (2007/02/09 18:57)

内山雅博「ジョギングからはじめるフルマラソン」

137番 ☆☆☆

最近ジムがよいが面白くて、熱中しています。といっても週に2~3回ですが・・・
怪我が怖くて、図書館で見つけたこの本を借りてきました。
初心者の陥りやすいことを丁寧に解説してあって、目からうろこが落ちる思いでした。
ついついスピードを上げたくなるが、「距離」を追求すべきと・・・長い距離が走れるようになれば、自然とスピードがついてくる。だからペースをおとして、長い距離を同じペースで走って、体でペースを覚えること。
言葉で書くと簡単ですが、かなり丁寧に書いていたので、いかにこれが難しいことなのかと実感しています。私なんて隣で速く走られるだけで、おかしくなっちゃう・・・現実です。

小池真理子・藤田宣永「夫婦公論」

136番 ☆☆☆

10年以上前に毎日の日曜版に「男のこだわり・女のものさし」で連載されてたものをまとめたもの。
バブルの頃なので、時事ネタには少し時代を感じましたが、それ以外はかなり納得。いつの時代も男と女の議論はかみ合わないものだと、実感しました。
だんなさんの小説「戦力外通告」の連載がおわりました。熱狂したというわけでもありませんが、私のような年齢には、登場人物の叫び声が痛くて・・・まとまったら、きちんと読んでみようと思います。


tsuki > 面白そうですね。
小池真理子さんも好きな作家さんです。
(特に短編の世界が・・・)
藤田さんの作品は読んだことがないので、いいきっかけになりそうです。探してみまぁす! (2007/02/07 11:03)
ほっそ > tsukiさん、レスありがとうございます♪
恥ずかしながら、告白します。私この作家さんの小説、どちらも読んだことありません。藤田氏の作品は、購読している新聞で連載がありましたので、はじめて読んだのでした。登場人物はほとんど中高年でした。いろいろな人物のホンネに、共感したり、反発したり。本にまとまったら、また読んでみたいです。新聞によせた作者のコメントによると、反響の多くは女性からだったそうです。 (2007/02/08 09:03)

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