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2007年4月

東野圭吾「天空の蜂」

165番 ☆☆☆

やっと読み終わりました。作者として一番思い入れのある作品と。それは充分分かりました。
自衛隊の最新ヘリコプターが盗まれ(それも遠隔操作で!)福井にある高速増殖原子炉「新陽」の上空でホバリング。でもへりには関係者の息子がいたずらごごろで、乗り込んでいた・・・ そして「天空の蜂」を名乗る犯人から犯行声明文が届く。子供の運命は?犯人は誰?そして目的は?
これらをヘリ製造の会社、原発関係者、警察、その他多数の人たちを描いていくのでした。
私としては、かなり難しかったです。あんまり進みませんでした。特に前半。その反面、後半は面白かったです。原発について考えた作品でした。
たまたま昨日見た「サンデープロジェクト」で電力会社のこといろいろやっていました。田原さんが「原発は危険なものなのだから、安全に動かすようにしなければならない」という趣旨のことお話していました。私自身も犯人にいわせれば、「沈黙する群衆」です。

東野圭吾「あの頃、ぼくらはアホでした」

164番 ☆☆☆

作者の最新エッセイを読んで、私もこの本読みたくなりました。
この本を読んだ作者の母上の感想は、「男の子を教育したつもりでも、親の見てないところでこんなことしてたとは・・・」「男の子をしつけるのは無駄」
私の感想もまさしくこのとおり。
私も息子がいますけど、男兄弟がいないので、私にとって息子はある意味「宇宙人」です。
東野さんは理系の大学を卒業していますけど、「似非理系人間」とのこと。「似非理系人間の悲哀」を読んで、ドッキリ。うちの子も理系なのでした。悲しいかな、母は何気に息子に聞きました。「本当に理系で大丈夫なの?授業も明らかに文系より大変だと思うよ」「文系教科が苦手だから!」との答え。
母の悩みは続くのでした。読まなきゃよかった(T_T)/~~~


わった > そうそう。自分が女の姉妹だけで育つと、たとえお腹を痛めて産んだ息子でもまさしく「宇宙人」ですよね。
東野さんのエッセイおもしろそうですね。
悩むの止めましょ。我々母親は高みの見物しかないようです。 (2007/04/24 20:23)
ほっそ > わったさん、レスありがとうございます♪
最新エッセイはお勧めです。自作解説がありますよ。今「天空の蜂」を読み始めてます。
さて、自分も学生の頃、無茶してたかもしれないけど、この本ほどでなかったと確信しました(T_T)/~~~ (2007/04/25 08:28)

佐々木譲「制服捜査」

163番 ☆☆☆

超長編のあとは、短編集です。これも「このミステリーはすごい2006年版」から。
「逸脱」「遺恨」「割れガラス」「感知器」「仮想祭」の5編。みんな舞台は北海道の駐在所で、主人公は川久保巡査部長。赴任してすぐからの出来事で、町の有力者とのやりとり、町に精通している元郵便局員との会話。なんかありえそう・・・と思ってしまいました。
私の住んでいる地域にも最近新しいおまわりさんが赴任して、先日玄関先であったばかりでした。だから余計にリアリテイーを感じたのかも??

真保裕一「栄光なき凱旋」[下)

162番 ☆☆☆☆

「二つの祖国」では、後半は東京裁判に舞台を移すのですが、この作品の舞台は戦場へ移ります。ジローは太平洋戦線へ、ヘンリーはヨーロッパ戦線へ、マットもヘンリーと出会います。ジローに殺されたポールの弟から「ジロー・モリタ」の名前を聞くのでした。
ヘンリーの戦場は悲惨のきわみでありまして、ヘンリー自身も葛藤の毎日でした。またマットはジローとともに、セブ島である極秘任務を担うこととなります。戦場の様子、兵士たちの深層心理など、これでもかと書いてあって、かなりめいりました。
ラスト第5部。ジローの罪が裁かれます。法廷でマット、ヘンリーがともに証言台に立つのでした。それもマットは弁護側、ヘンリーは検察側。そして年月は流れ、ジローは仮釈放され、、ヘンリーとマットのその後を弁護士から聞かせられるのでした・・・ そしてラストシーンはハワイ、この場面私は不覚にも泣けて仕方がありませんでした。途中苦しくても、最後まで読んでよかったです。


ゆんゆん > わぁ~読破されたのですね!この本は私も図書館で見てちょっと引いてしまったのです。まだチャレンジしてないのですがラストに感動されたとの事、今度手に取ってみようかなぁ~。それにしても壮大な本のようですね。 (2007/04/19 11:28)
ほっそ > ゆんゆんさん、レスありがとうございます。確かに長いし、戦闘の場面はかなり落ち込みます。途中でやめようかと何度も思いました。でも感動のラストが待っていました。ミステリーというよりも人間ドラマと思います。 (2007/04/20 08:15)

真保裕一「栄光なき凱旋」(上)

161番 ☆☆☆☆

「このミステリーはすごい2006年版」を見ていたら、「この作品ほど過小評価をされている作品はないのでは・・・」というコメントを複数発見。実は昨年新聞の書評で絶賛されてたけど、あまりの厚さに(今回みたら上下巻あわせて1200ページ以上ありました)ビビッていたのです。でもこれなら読むしかありませんね。えっ?!でもこれってミステリー?
舞台は第二次世界大戦中のアメリカの日系人社会。主人公は3人。みんな日系二世です。
ジロー・・・・ロスアンジェルス在住。母とも絶縁状態の一匹狼。日系人社会にも背を向けている。
ヘンリー・・・ジローと同じロス在住。ジローとは顔見知り。大学卒業の時期に、運命の歯車が狂い始める。
マット・・・・ハワイ出身。真珠湾攻撃時、ハワイで暮らしていたので、その瞬間からヘンリーと同様に、運命が狂い始める。
ここまで書くと山崎豊子さんの「二つの祖国」を思い出してしまいます。歴史的背景はほとんど重なります。ただ今回ハワイ在住の日系人マットと彼を取り巻く環境を書いたこと・・・彼らは真珠湾攻撃を身近に見て、祖国から捨てられたという絶望感を抱きます。想像するだけでも、涙が出てきます。ここが一番よかった。
ミステリーの要素としては、ジローが殺人を犯すのでした。さてこれはどのように展開していくのか・・・
結局三人ともアメリカ人として、戦場に向います。さてこの三人の今後は?ジローの犯罪はどう暴かれていくのか?そして下巻へ突入です。

海堂尊「チームバチスタの栄光」

160番 ☆☆☆☆

読みたかったけど、チャンスがなく、ここまできてしまった(T_T)/~~~
このシリーズ最新刊の広告、今朝の新聞で見ましたよ。
さて、本題。
大学病院でのバチスタ手術中の死亡事例が続き、医療事故か殺人かそれとも・・・という謎を、「不定愁訴外来」担当の田口講師と厚生省のぶっとび役人白鳥技官で解決???していくという話。
私が一番すごいと思ったのは、犯人が分かったあとの展開でもう一回うならせてくれたこと。記者会見、かかわったひとりひとりのその後の身の振り方など・・・  今後似たような記者会見をテレビで見たら、ついこのこと思い出してしまいそうです。
また最後に「このミステリーがすごい」大賞の選評が載っていました。これもなかなか面白いものでした。
この本を手に取る直接的なきっかけをつくってくれた失業中さん、どうもありがとうございました。


失業中 > 早いですねえ、もう読んじゃったんですか。そうそう今度こそあの氷姫の登場みたいですね。早く図書館で買ってくれないかなあ。 (2007/04/11 21:37)
ほっそ > 失業中さん、レスありがとうございます。たまたま図書館に行ったら、書棚にあるのを発見!!これは読むしかありませんね。続きも読んでみたいです。今回はホントにありがとう。 (2007/04/12 12:28)

      

林真理子「なわとび千夜一夜」

159番 ☆☆☆

真理子さんの文春でのエッセイの最新刊。2005年12月分から2006年末まで、掲載されています。なんと連載1000回と・・・すごいと思います。真理子さんを取り巻く状況も変わっていったし、世の中も変わった。常に「好奇心」のかたまりの真理子さんには、脱帽です。
★新潮社の名編集者S氏の思い出。S氏に関しての、伝記か評論があったはずだ。すでに伝説となったいるという名編集者。う~~ん読んでみたくなったけど、名前が思い出せない(T_T)/~~~
★「アッコちゃんの時代」は売れなかったとは・・・反響はすさまじかったけど、ベストセラーにならなかったとは、世の中難しいです。

伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」

158番 ☆☆☆☆

今宮城では、この作品の映画化のCMがよく流れています。
「一緒に本屋を襲わないか。」のセリフとボブ・デイランの曲とともに、夜の本屋の前を走る二人組の映像。ふむふむと思いながら、私としても「はつもの」に挑戦しました。
二年前の私(琴美)とブータン人のドルジ、そして河崎の話と現在の僕(椎名)と河崎の話が絡んでいくのです。最初これがどんな風につながるの~~~と思いながら、最後に一本の線になっていくのは見事ですね。
外国人、動物虐待、HIVなどの問題もちりばめられているし、若い世代にはいいのではないのかと・・・こんなこと思う私は思いますね。「年はとりたくないものだ・・・」


buudy > こんにちは。二年前と現在の話が交互にきて、少々読みづらかったです。
全然予想もできなかった展開で、かなり驚きました。ブータン人ってどんな感じなんでしょうね。 (2007/04/09 15:07)
じゅりん > こんにちわ♪大好きな作品のうちのひとつです。CM流れてるんですね~。こっち(愛知)では見たことないなぁ。。(これっていつ公開なんでしょう。)邦画はあまり見ないですが、この作品の映画化に関しては、とても興味があります。一体どんなふうに映像化するのか、興味津々です。 (2007/04/09 20:11)
ほっそ > buudyさん、じゅりんさん、レスありがとうございます♪
buudyさん、ご指摘のとおり最初はなんだかしっくりこなくて・・・でも接着剤のような存在麗子のかたりで疑問が一気に解決しました。ホント予定外です(*^_^*)
じゅりんさん、こちら(宮城)ではロケ地ということで、地元紙やローカル局でかなり宣伝しています。近々公開と思います。ぜひ宮城の風景を楽しんでくださいね(*^_^*) (2007/04/10 09:26)
わった > どうもです。井坂さんが仙台を愛してくれていることがひしひしと伝わってきて読んでいて嬉しかったです。なにぃ~という展開にはやられました。私も映画すごく楽しみにしています。 (2007/04/10 18:23)
ほっそ > わったさん、レスありがとうございます。最後のほうに「仙台」と出てきて、納得しましたね。最初のほうは「ある地方都市」みたいな設定で、ちょっと取り越し苦労してたのです。 (2007/04/11 08:15)
kanakana > 登場人物たちの会話が面白かったなぁ。映画化されるとは知りませんでした。キャストが楽しみ。あ、だいぶ前になりますが、ブログにも遊びに来てくださってありがとうございました。またいらしてくださいね。 (2007/04/11 19:54)
ほっそ > kanakanaさん、レスありがとうございます♪ 5月に仙台ほかで先行公開、そして夏には全国公開だそうです。公式サイトで確認しました。大塚寧々さんが麗子を演じます。ぴったりです(*^_^*) ブログは、丁寧にいろんなこと書いてあって、読むのが楽しみです。またお邪魔しますね。 (2007/04/12 12:22)
青子 > ほっそさん、遅いレスでごめんなさい。私、まんまと騙されちゃいました。でも、とってもいい騙され方でした。書店で映画のポスター見ました。見てみたいです。 (2007/04/29 19:51)
ほっそ > 青子さん、レスありがとうね♪ ホントにローカルのCM花盛りです(*^_^*) 様々なパターンが飛び出して、↑に書いてたのはもう放送されていません。公開までさらに進化するのかなあ? (2007/04/30 07:21)

三浦しをん「人生激場」

157番 ☆☆☆

この作家さんのエッセイを読むのは初めてです。週刊新潮ってあんまり親しみがなくて、たいてい文春か朝日なのでした。ずっと新潮で連載されていたのですね。大変失礼しました。エッセイって時事ネタが多いですよね。これがまた楽しいのですが、本になる頃には「ちょっと・・・・」と思うこともしばしば。これを解消するための加筆「思い出ホロホロ」  なかなかグッドアイデアだと思いましたね。真理子エッセイでもまねしてほしいなあ。


りり姉 > ほっそさん、お邪魔します!
三浦しをんさんってちょっといいですな。かる~く書いてらっしゃるけど、ああいう軽い書き方はなかなかできない。
また、よく本を読んでるなぁと感心しきり。 (2007/04/07 16:09)
ほっそ > りり姉さん、レスありがとうございます。
ご指摘のとおりですね。私も作者の読書量にビックリしました。
女性のエッセイでは、宮尾先生と真理子さんが好きでしたけど、本プロに参加してから、酒井順子さんや内館牧子さんが増えました。またしをんさんも加わりそうです。 (2007/04/07 18:28)

朝の読書推進協議会「みんな本を読んで大きくなった」

156番 ☆☆☆

約30名の作家が語る「子供時代の読書」についての本。作家のジャンルが幅広くて、ベストセラー作家から、絵本作家まで多数載っています。年齢の幅もあるものですから、必ず何人かはごひいきの作家さん見つかるはずですね。

吉田太一「遺品整理屋は見た」

155番 ☆☆☆☆

「遺品整理のプロ」がみた様々な現場。ブログをまとめたもので、よみやすく一気読みしてしまいました。
昔なら「形見わけ」なのでしょうが、このご時勢、このような商売も成り立つこと。妙に納得してしまいました。一人暮らしの方が亡くなると、(特に賃貸の場合)なるべく早く部屋を明け渡す必要が出てくるのです。またなくなってすぐにわかった場合ばかりではないのです・・・・
私も人生後半戦ですから、しんみりしてしまいました。「ものが捨てられない」との悩み。(かつての私がそうでした。)3年前、震度6の地震を体験して、「物欲」から卒業しました。「ものを捨てる」理由がさらに増えそうです。


わった > そんなプロ稼業があるなんて初めて知りました。私も読んでみたいです。「もの」が生前のその人を物語るのでしょうね。学生時代の女性の恩師が、毎朝出勤前に一人暮らしの自分の部屋を振り返ってぐるっと見回すと話していたのを思い出しました。それぐらいの覚悟で日々を過ごせたらなと思います。 (2007/04/05 18:14)
ほっそ > わったさん、レスありがとうございます♪
この仕事のことを知ったのは、テレビのワイドショーでした。「究極のサービス業」との紹介をしていました。↑の本の中に「生まれてくるときは裸でも、死んでいくときは必ず何かのこしている・・・」の言葉が印象的でした。 (2007/04/06 08:10)

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