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角田光代「八日目の蝉」

255  ☆☆☆

林真理子さんが絶賛していた、小説。賞の論評で読みました。

確かに彼女がすきそうな内容です。

はじめ、主人公希和子(きわこ)の日記で、物語は始まります。

赤ちゃんを奪っての逃亡生活。

住民票も保険証もない、赤ん坊、薫との生活が語られていきます。

そして、何の前触れもなく、薫の十数年後、本名恵理菜が語るその後・・・

当初、おぼろげだった話の輪郭が鮮明になっていきます。

前半は不思議な話だなあ~~との印象が、後半でがらりと変わり、

希和子と恵理菜の両親との愛憎が、うきぼりになっていくのに

はらはらどきどきしました。

小豆島の自然、人の温かさがなんともいい雰囲気を出していました。

彼女の作品では、一番好きかもしれません。

角田さんって、こういう女性を書くのがうまいですね。

八日目の蝉 Book 八日目の蝉

著者:角田 光代
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コメント

私も角田光代作品の中ではベスト3に入るくらい好きです。
ドラマチックで、それでいて第二部はしっかり角田色が出ていて。
誘拐までしてしまった希和子ですが、彼女の薫に対する愛情には感動しました。

投稿: kanakana | 2007年12月19日 (水) 00時12分

kanakanaさん、ありがとうね。
彼女の作品、まだ5冊くらいしか読んでません。
でも、この作品が一番好きかなあ。
真理子さんが、絶賛したのわかるような気がします。
真理子さんは、こういう女性を書きたいと思っている!と私、想像してます。
薫が事件のあと、なかなか立ち直れないのは、
「晩鐘」の真裕子のようで・・・

投稿: ほっそ | 2007年12月19日 (水) 13時46分

たしかに~。角田さんはこういう女性を書いたら日本一ですね(笑)
「晩鐘」の真裕子かぁ。
たしかに読んでる間、「頑張れ!」とエールを送りたくなる感じは連想させるものがありました。

投稿: ゆきみ | 2008年5月13日 (火) 00時35分

レス入れたつもりが、ぶっ飛んでいましたwobbly
「晩鐘」に関しては、今でも図書館で読み返しています。一番好きなちゃんこやの場面です。
真裕子が「私は高浜則子の娘だから」と心の奥をさらけ出したところ。図書館だというのに、泣けてしまうのです。

投稿: ほっそ | 2008年5月13日 (火) 18時25分

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