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桜庭一樹「私の男」

305番 ☆☆☆

結論から言うと、私は「赤朽葉家の伝説」のほうが好きです。

今話題の作家さんですし、なんと言っても「直木賞」です。

あらすじは、皆さん書いているので簡単に。

奥尻の地震で孤児になった小学生の竹中花が、

遠縁の腐野(くさりの)淳悟の養女になる・・・・

年の差わずかの親子が、誕生する。

腐野花は、養父と紋別、東京へとさまよう。

彼女の人生そのものもさまよっていくのだった・・・・

このように書くと、なんかうすっぺらく思えてきます。

話の流れは、あまりに自然でした。

彼らを客観的に見つめる人たちの存在があるからこと、

彼らの異常さが浮かび上がってきますが、

二人は自分たちのこと、自然に受け入れていること。

頭がくらくらしてきました。

物語は花の結婚から、さかのぼっていくのですが、

花の行く末が、気になります。

皆さん、どんな想像をしているのでしょうか?

とてもさわやかな読後感!!とはいえませんが、

受賞には納得しました。

登場人物すべてが、よく描写されていると思います。

私の男 Book 私の男

著者:桜庭 一樹
販売元:文藝春秋
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本・桜庭一樹」カテゴリの記事

私が読んだ本(普通)」カテゴリの記事

コメント

私も「赤朽葉~」の方が好みですね♪

そうそう、全然爽やかじゃないのです・・でも読後感が悪いわけじゃないのですよね。
私も花の結婚生活と今後がとても気になっています。

私も「赤朽葉家…」の方が好みですね。
でも、「私の男」は時間軸がさかのぼっていくという構成が上手いなーと思います。
花と淳悟の関係は認められるものではないけれど、この二人にはこうするしかなかったのかもと思わされます。。。

今思い起こすと、あまり記憶に残ってない本です。読んだときはもっと違った感想だったと思うのですが、北方謙三の評価にもうなづけるなあと思います。

読後感はよくないですがとにかく余韻が強烈で、わたしにとっては好き嫌いというよりも忘れられない作品になりそうです。

私もつい最近読みました。
読んでいるときに感じた嫌悪感とか異常性も、そうするしかなかった2人への悲しみも読後、時間が経つにつれ、きれいに昇華されていくようで…やっぱり桜庭さんすごい!(私は「砂糖菓子の…」や「少女七竈と…」とかが好きです)
今度は逆に読んだらどうだろう?と思うけどそうなると2人のこれからがますます気になってしまいそうです。

私も「赤朽葉家~」のほうが、読後感も良かったし好きですね。
だけど、この作品のほうが読後の衝撃は強かったです。こっちで賞を取ったことに納得しました。

私もみなさんと同じで、やはり「赤朽葉家」のほうが読後感がよくて、そっちのが好きでした。
「私の男」は強烈ですね。
過去に遡っていくという構成がうまいし、描写もリアルで(だからこそ、の部分が大きいんですが)。
花はこれから、どうなってくの~?その後を教えて!と思ってしまいました。

コメント多数ありがとうございましたhappy01

hitoさん、この話、続きどうなるのでしょうか。10年後くらいが知りたいです。花はまともな家庭を作れるのでしょうか?

kanakanaさん、このさかのぼっていく構成は、真保裕一の「ストロボ」で体験済みでしたが、強烈さは、桁違いです!

パートママさん、北方謙三さんはどんな論評だったの?ネットで見れるかしら?

ともさん、「本格的」読みましたよ! 強烈な印象の本ってありますよね。しばらくであっていないかも?

なぎさん、他の桜庭作品の情報ありがとうございます。ほとぼりが冷めたら??読んでみたいです。

ときわさん、賞をとったことは納得ですが、時代も感じます。寂聴先生が、若いとき書いた小説が、酷評され干されたこと・・・あったので。

北原杏子さん、確かに「ラブシーン」(と呼んでいいのかしら?)は、「愛の流刑地」以来だったので、中年女には刺激が強すぎましたdown

頭がくらくら・・・同感です!
私も皆さんと同じく『赤朽葉家の伝説』の方が好みでしたが、吸引力はこちらの方が上のように感じました。
現在から過去へ遡っていく展開もうまかったですね。

はぴさん、ありがとうございます。
直木賞の選考の時、ある委員の方は、「薄汚い結婚詐欺」といったとか、いわないとか。
どちらにしても、「衝撃的」であることに、変わりありません。でも再読する度胸もありませんsad

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