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ヘルガ・シュナイダー「黙って行かせて」

307番 ☆☆☆☆

1937年生まれの作者。4歳で母と生き別れてしまう。

母は、子供を置いて家出したのだった。

母の向かった先は、アウシュビッツ。

そこで、看守になっていた。母は、ナチスの親衛隊だった。

彼女自身も、決して幸福とはいえない子供時代をすごし、

結婚後、イタリアへ。

母の経歴を初めて知るのは、母と別れて30年後。

そして、その後27年後に再会。そのことをつづったのがこの本です。

タイトルの「黙って行かせて」にちょっと?だった私。

本文には、「黙って行かせて、お母さん」とあります。

意訳すれば、

「私はあなたを憎むことはできない。でも愛せない。

あなたのしたことは、受け入れられない。

娘から母にそれは言えない。

何も言わず、ここから離れたい」・・・ということでしょうか。

母もいわゆる認知症で、言動はかなり変です。

でも自分の過去については、誇りを失っていない様子を見て、

作者は絶望的な気持になります。

三浦しをんのエッセイで紹介されていた作品。読み応えがありました。

おすすめします。

黙って行かせて Book 黙って行かせて

著者:ヘルガ・シュナイダー
販売元:新潮社
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コメント

フランスの映画で「愛と哀しみのボレロ」という作品があります。時代背景が作者の人生と重なります。読んでみたい。確かに読み応えありそうですね。映画も見応えあります。

こんばんは。
ほっそさんの感想から、以前読んだベルンハルト・シュリンクの「朗読者」を思い出しました。やはりナチスの親衛隊に所属し、強制収容所の看守だった女性が出てきます。
ナチス支配時代の証言は、被害者側からのものが多いなかで、ナチスに加担した側(まがりなりにも)から書かれた本って、私は「朗読者」が初めてで、とても大きな衝撃を受けました。
この本もぜひとも読んでみたいです。

ありがとうございます。

わったさん、市立図書館にありますよ。翻訳ものですから、少し読みにくいですが、真実の大きさに、驚愕します。また彼女のいとこが、同行するのですが、この方が素晴らしい方。作者の気持ちに寄り添う様子、良かったです。

ぱせりさん、本の紹介ありがとうございます。その本もなかなかの衝撃を受けること、予想されます。でも重たい事実、心して読みたいと思います。

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