海堂尊「極北クレイマー」
470番 ☆☆☆
舞台は北海道極北市、その市民病院に外科医今中良夫が赴任してくる場面より始まる、このお話。またまたワールドが、広がります。
極北市の描写が、なんかリアル。(一応架空らしいけど・・・・)冬場の暖房を「亜熱帯」とか「熱帯」とかの描写には、笑ってしまいました。今中先生、外科部長なのに非常勤なんてありえる???あるんでしょうね。
「ジーンワルツ」で出てきた三枝院長の息子が、産婦人科医でこの病院にいます。医療過誤のことも避けて通れず・・・・そして、極北市は財政破綻。
最後、カッコイイ世羅先生が院長として赴任。極北救命救急センターに速水先生が・・・このお話、もうすこし書いてほしいと思ったの、私だけでないはずですよね。
問題提起山もりの本でしたので、ちょっと「消化不良」かもしれません。
![]() |
![]() |
極北クレイマー 著者:海堂 尊 |
最近のコメント