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山崎豊子「運命の人(四)」

543番 ☆☆☆☆☆

長かった物語も完結しました。舞台は沖縄に移ります。ここで弓成は、沖縄の真実に向き合っていくという内容でした。

沖縄の歴史、特に戦争中の記述にはつらいものがありました。集団自決、ひめゆり部隊など。戦争が終わっても、また違う形で国家に翻弄される、沖縄。土地の強制収用、最近では米兵の犯罪やヘリコプターの墜落など。魂ぬかれていくみたいで、読んでいるうちにぼーっとしてしまいました。

登場人物には、特に弓成に共感できなかったし、女性事務官も同様です。(この巻には、登場しませんが) 弓成の家族は、本当に気の毒としかいいようがありません。よく耐えたと思います。

逆にぐいぐい読んだのは、研究者がアメリカ公文書館で、「密約」の存在を明らかにしていく過程は、もう止まりませんでした。あとがきも素晴らしかったです。今までの作品以上に、取材や構成には苦労されたとのこと。本当に作者には感謝の気持ちでいっぱいです。

運命の人(四) Book 運命の人(四)

著者:山崎 豊子
販売元:文藝春秋
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コメント

読了お疲れ様でした。
☆5つですね。
この方の作品は読むのに相当の覚悟が必要な気がしています。
気力体力ともに充実していないと痛い目にあいそうで
なかなか手を出せずにいます。
「事実は小説より奇なり」
連日の暗いニュースを耳にするたびに
この言葉を思い出しています。

これまでずっと敬遠してましたが、
「沈まぬ太陽」で山崎豊子作品にはまりそうです。
つらい描写も多いですけど、
ストーリーの面白さはもちろん、
知識欲…みたいなものも満足させてくれます。
淡々とした描写の中に、時々胸をえぐるような
激情が出てきて、ドキっとします。
沖縄戦は…辛そうですね。

ありがとうございます。私が山崎作品で読んだの、「大地の子」「沈まぬ太陽」「二つの祖国」と↑です。
歴史や国家(組織もあり)に翻弄される人を書かせたら、抜群だと思います。
さすがに次の作品の予定はないみたいで、今まで出した作品の関連本が出始めました。

わったさんのご指摘の通り、私自身再読したくありません。中途半端な気持ちで読み始められません。(初めてなら、怖いもの知らずでOKですが)

tsukiさん、「沈まぬ太陽」進んでいますか?次、これいかがですか? 本屋さんでは、いろんな作品ならんでいましたよ。

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