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2010年1月

米原万里「打ちのめされるようなすごい本」

586番 ☆☆☆☆

すごい本だった。今回自分の資料ということで、拾い読みにとどめたが、手元に置くことは無理でも、時折手に取ってみたい本となりました。

読書日記、最後のほう、闘病日記にもなってしまっているのが、悲しい。治りたい一心でいろんな本を読み、治療法を試したようだが・・・怖い病気であること、あらためて思いました。以前「闘うな」とおっしゃってたお医者さんの言葉。「一般的に、患者家族は、いかがわしいものであればあるほど、大金を払わされている」とのこと。

打ちのめされるようなすごい本 Book 打ちのめされるようなすごい本

著者:米原 万里
販売元:文藝春秋
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山崎豊子「大阪づくし私の産声 山崎豊子自作を語る 2」

585番 ☆☆☆☆

やっぱりこの作家さんは、ただものでないとつくづく思いました。同人誌の経験はなく、新聞記者をしながら、デビューして、その後2作目で「直木賞」 それから専業作家になったというこの経歴は、すごい・・・ 今回はこのあたりの事情や生まれ育った大阪、船場のことについての内容です。

本でいえば、「白い巨塔」、「華麗なる一族」あたりまでのことでした。テレビなどで内容は知っていますけど、未読なので。特に「白い巨塔」では、財前教授が勝訴したところで、終わってしまったことで、「社会現象」が起きたということ。そして、改めて続編がでたということ。今だと新潮文庫で5冊になっていますね。また似た名前のお医者さんがいたこと。モデルが阪大と勝手に想像されて困ったことなど、エッセイならではのネタも満載でした。

大阪づくし私の産声山崎豊子自作を語る2 (山崎豊子自作を語る 2) Book 大阪づくし私の産声山崎豊子自作を語る2 (山崎豊子自作を語る 2)

著者:山崎 豊子
販売元:新潮社
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大崎梢「配達あかずきん」

584番 ☆☆☆

「成風堂書店事件メモ」とあります。本屋さんの日常をめぐるミステリー?でした。はつものの作家さんです。5作の連作短編でした。

「標野(しめの)にて 君が袖振る」が素敵ですね。ある女性が、母のことを尋ねるため、書店を訪ねるのでした。母が、本屋さんで「あさきゆめみし」を買った後、行き先も告げす、出かけてしまった。交通事故で亡くなった高校生・・・彼女の息子です。彼が「あさきゆめみし」を読んでいたようだ。この結末は、ロマンです。

配達あかずきん (ミステリ・フロンティア) Book 配達あかずきん (ミステリ・フロンティア)

著者:大崎 梢
販売元:東京創元社
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柴田よしき「ドント・ストップ・ザ・ダンス」

583番 ☆☆☆☆

にこにこ園の園長兼私立探偵、花咲慎一郎、花ちゃんのシリーズです。図書館に予約して、楽しみにしていました。

読み始めてしまった!と、思いました。400ページ以上で長編でありました。でも結局楽しく読んでしまいました。

今回は、にこにこ園の園児、並木浩太郎くんの家庭のトラブル(母は借金を残して、失踪。父は暴漢に襲撃される) 花ちゃんが依頼を受けた仕事 (ケーキ職人内野の調査)これが一本につながっていく作品でありました。

花ちゃんのシリーズは、ほんとに安心して読めますね。はじめて読む読者のために、さっとでも経緯が書いてあるのも、ありがたいです。最近は読んだそばから、忘れているので。

ドント・ストップ・ザ・ダンス Book ドント・ストップ・ザ・ダンス

著者:柴田 よしき
販売元:実業之日本社
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スティーグ・ラーソン「ミレニアム 1」

581~2番 ☆☆☆☆☆

コミュで複数の方が読んでいるのに、直接知ったのは、NHKのトーク番組からでした。児玉清さんが、「面白いを100回言っても、足りない」とのコメント。もうびっくりです。

入手後、ハリーポッターも真っ青の登場人物リスト。スウェーデンの地図。ゼンリンみたいな住宅地図? 家系図まであって、本当にこれが読み切れるのだろうかと思いましたよ。正直のところ。全2巻ですが、上巻は比較的ゆっくり、下巻はもう大変でした。

一応あらすじを・・・月刊誌「ミレニアム」の発行責任者、ミカエルは、名誉棄損行為で有罪になる。(これは、実業家ヴェンネルストレムの関連) その後、財閥グループの前会長から奇妙な依頼を受ける。兄の孫娘のハリエットを探してほしいと・・・

☆ハリエットの失踪を含む、一族の謎 ☆裁判で負けた陰謀 これを軸にして、ミカエルを取り巻く人たち。ミカエルの助手となるリスベットのことなど、盛りだくさん。(サブタイトルとなるドラゴン・タトゥーの女が、彼女のこと)個性豊かな登場人物に圧倒されました。まだ続くということで、楽しみにしています。

個人的には、大胆な行動(未成年が読んでもいいのかな?)に、少しひいてしまいました。彼らの恋愛模様も気になります。

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上 Book ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上

著者:スティーグ・ラーソン
販売元:早川書房
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ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下 Book ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下

著者:スティーグ・ラーソン
販売元:早川書房
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湯本果樹実「くまとやまねこ」

No.56

毎日読んでいる川上弘美の小説で、酒井駒子さんの挿絵を見ています。この本も酒井駒子さんの絵が、すばらしい。

生と死という、かなり大きなテーマでの作品。立ち読み禁止です?果樹実(かずみ)さんっていうのも、素敵なお名前ですね。

くまとやまねこ Book くまとやまねこ

著者:湯本 香樹実
販売元:河出書房新社
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あべ弘士「えほんねぶた」

No.55

弘前でねぷたを見たこともあり、青森でねぶたを見たこともある私。それぞれ年代はかなり違いますが・・・

作者が弘前でねぷたの山車の絵を作成して、青森ねぶたに参加したその過程を絵本にしたもの。絵も写真も迫力満点です。弘前と青森の山車のちがいもわかります。

今度青森まで新幹線が、伸びます。観光客増えるといいですね。

えほんねぶた Book えほんねぶた

著者:あべ 弘士
販売元:講談社
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アリス・ウォーカー「なぜ戦争はよくないか」

NO.54

原題は、Why War Is Never a Good Idea とありました。アメリカで有名な作家さんが、同時多発テロのあと、発行したもの。

反戦ものですが、日本で発行されるそれとは、全く異なる趣でありました。日本と違って、国土が直接戦場になったことがないことを、今更ながら思いました。手法はともあれ、平和な世界を祈ることには、変わりありません。

なぜ戦争はよくないか Book なぜ戦争はよくないか

著者:アリス ウォーカー
販売元:偕成社
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橋本紡「彩乃ちゃんのお告げ」

580番 ☆☆☆

橋本作品、三作目。結構いいペースじゃない?!(年末年始、気分がすぐれないのであちこちの読書ブログを訪問した。まだまだ読むペースが速い人いる! さらに一日10冊以上なんて「カリスマブロガー」の新聞記事も読み、感心しまくった!)

これはたぶん新興宗教の教祖様の孫娘にあたるであろう、彩乃ちゃんのお話。その辺の事情は、ぼんやりでした。

彩乃ちゃんが訳あって、あちこちの大人に預けられる、そこでの出来事なのですが、特殊な能力もあるみたいで、ただの子供ではないという一面もありました。子供らしいところと不思議な能力の二面性、楽しかったです。

宗教からみのお話ですが、あくまでも楽しい物語でした。

彩乃ちゃんのお告げ Book 彩乃ちゃんのお告げ

著者:橋本 紡
販売元:講談社
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三浦しをん「まほろ駅前番外地」

579番 ☆☆☆

「まほろ駅前多田便利軒」の姉妹編。連作短編で7つ入っています。

私が大好きなのは「光る石」です!明るいネタが多いような気がしてましたけど、これは「女の嫉妬」がテーマです。お~~!こういうのも書くんだって、驚いたり、いろいろしました。

あと、「ゴミ屋敷」からヒントを得たのかなと思われる 「逃げる男」 これもよかった! 人間って面白いと、つくづく思った次第。

まほろ駅前番外地 Book まほろ駅前番外地

著者:三浦 しをん
販売元:文藝春秋
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あんずゆき「いのちかがやけ!タイガとココア」

578番 ☆☆☆

児童書の棚で偶然発見しました。昨年報道された、釧路動物園のタイガとココアのお話です。

テレビなどで断片的に知ってたけど、通して知るといろいろ思うことも多かったです。○母トラが子育て放棄したこと。 ○3匹のうち、一匹助からなかったこと。 ○最初助けるのに夢中で足が悪いことに気がつかなかったこと。 ○レントゲンで撮影すると、見た目以上の障害だったこと。 ○亡くなったタイガは、障害とは無関係の原因で死んだこと。

今もココアは元気なようですよ。

こちら・・・・釧路動物園のホームページで確認しました。

いのちかがやけ!タイガとココア―障がいをもって生まれたアムールトラのきょうだい Book いのちかがやけ!タイガとココア―障がいをもって生まれたアムールトラのきょうだい

著者:あんず ゆき
販売元:文溪堂
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大津秀一「死ぬときに後悔すること25」

577番 ☆☆☆☆

サブタイトル「1000人の死を見届けた 終末期医療の専門家が書いた」 とのこと。

ホスピスでお仕事されているお医者さんの書いた本です。とても読みやすく、一気読みしてしまいました。

自分ではどうしようもない「子供を結婚させなかったこと」 なんてのもある。でも、努力すればなんとかできそうな「たばこをやめなかったこと」 なんてのもある。 身体的な苦痛は取り除くことはできても、心の苦痛は取り除けないということが、印象的でした。

死ぬときに後悔すること25―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた Book 死ぬときに後悔すること25―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた

著者:大津 秀一
販売元:致知出版社
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辻村深月「ロードムービー」

577番 ☆☆☆

「ロードムービー」・・・・重松作品も真っ青な子供の残酷な一面を描いたもの。トシとワタルの二人の話。学校での過酷なイジメの場面と、プチ家出の場面を交互に。

「道の先」・・・塾でのお話、アルバイトの先生とおませな生徒、千晶。お嬢様らしく、趣味は塾の先生のいびり。

「雪の降る道」…学校を欠席しているヒロと友達のみーちゃん。雪のなか、みーちゃんがどこかへ行って、もどらない。

「冷たい校舎の時は止まる」の関連とのことでしたが、なかなかのくせ球でした。なぎさんのブログ参考にさせてもらいました。こちらです。カンニングしちゃいました。私としては「道の先」がよかったです。

ロードムービー Book ロードムービー

著者:辻村 深月
販売元:講談社
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『お前たちがまっすぐに成長し、自分の道を見つけ、その道でそれぞれの花を咲かせるようになったときに、ぼくと泰造は初めて立派な親になれるのだ』

宮本輝の「骸骨のビルの庭」の一節。今日は昔の「成人の日」です。

作品のなかで、彼らは血縁のない子供たちを一生懸命育てます。戦後の大変な時代に・・・

骸骨ビルの庭(上) Book 骸骨ビルの庭(上)

著者:宮本 輝
販売元:講談社
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橋本紡「流れ星が消えないうちに」

575番 ☆☆☆☆

このところ「キツイ」作品が多かったのですが、こういうハートウォームの作品をもっと読みたいです!

登場人物は大学生の本山菜緒子、その恋人川嶋巧。そして大事な人物、加地。海外でバスの事故で亡くなったという設定です。菜緒子は加地の恋人でした。恋人の死後、加地の親友だった巧と付き合うことに・・・お互いどうしても加地の存在を避けて通れない。菜緒子の家族にもいろんな問題があるのでした。

野球オタクの菜緒子の父、サッカーの経験のある巧。二人のオタク話に吹き出しそうでした。玉田選手が名古屋に移籍する前の設定ですね。

流れ星が消えないうちに Book 流れ星が消えないうちに

著者:橋本 紡
販売元:新潮社
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きむらゆういち「どしゃぶりのひに」「ふぶきのあした」「まんげつのよるに」

No.51~3

やぎさんとおおかみさんのその後。7刊で完結です。ライバル?上下?主従?難しい関係であることには間違いがありません。

それでも「友情」を貫くのは、大変なんだなあって。かなりしんみりでした。

どしゃぶりのひに (大型版あらしのよるにシリーズ) Book どしゃぶりのひに (大型版あらしのよるにシリーズ)

著者:きむら ゆういち
販売元:講談社
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ふぶきのあした (大型版あらしのよるにシリーズ) Book ふぶきのあした (大型版あらしのよるにシリーズ)

著者:きむら ゆういち
販売元:講談社
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まんげつのよるに (大型版 あらしのよるにシリーズ) Book まんげつのよるに (大型版 あらしのよるにシリーズ)

著者:きむら ゆういち
販売元:講談社
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奥田英朗「無理」

573番 ☆☆☆

役所の生活保護担当の職員、相原友則。東京の大学を目指す高校生、久保史恵。詐欺に近い販売をする営業マン、加藤裕也。新興の宗教にはまっている、スーパーの保安員堀部妙子。父親の地盤を譲られた市会議員、山本順一。舞台は東北のある都市で、ゆめのという町になっています。

当初、このゆめのという町の描写が、かなりリアルでくすくす笑っていたけど、なんだか憂鬱な気分になってしまいました。その後、ほとんど「苦行」に近い読書になってしまいました。それに登場人物がどんどん「深み」にはまっている内容で、ラストも救いようがありません。表紙のタイヤ痕が印象的でした。

一番若い史恵の将来が、これ以上暗くならないこと、祈ります。

無理 Book 無理

著者:奥田 英朗
販売元:文藝春秋
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楊 逸(ヤン・イー)「金魚生活」

573番 ☆☆☆

図書館へ行く都合で、せっせと読みました。中国出身の作家さんの本です。

表紙がきれい。金魚のきれいな写真です。本のカバーにはなかなか使わない色ですね。カバーを外すと、深緑一色でした。

玉玲(ユイリン)が、主人公です。働いているお店で、高級な金魚の世話を任されている。未亡人になり、その後、押しかけ亭主?気取りの男と暮らしている。でも、日本にいる娘には言えない。娘のお産の手伝いに来日したら、おせっかいな在日の女性と仲良くなったり、娘からは日本人と再婚して、自分の手伝いをしてといわれたり。

こういう現代の普通に近い中国人の様子を、翻訳ものでなく読めるのは、いいことだなあって思います。でもどうも芥川賞作家さんなので、結末がぼんやり。

金魚生活 Book 金魚生活

著者:楊 逸
販売元:文藝春秋
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辻村深月「冷たい校舎の時は止まる」

570~572番 ☆☆☆

彼女のデビュー作。3巻ありました・・・それも二段組み。難敵ですtyphoon時間が現在や過去を行ったり来たりで、苦手な構成でした。

雪の降る校舎に閉じ込められた8人のクラスメイト。設定ではありえないのに、会話が生き生きしていましたね。学園祭の最終日に、飛び降り自殺した友人の名前が思い出せない。時計が5時53分で止まっている。8人のうち一人が消えると、時計が進みだす。彼らはどうなるのか・・・・

8人のクラスメイトのそれぞれの過去。息がつまりそうなものでした。8人の名前が、名字で出てきたり、名前で出てきたりしていたので、自分のために、メモしておきましたが、それがきっちり埋まった時、謎が解けました。

直木賞の候補になっているようですが、候補作で読んだの辻村作品だけの私。結果を待ちたいところです。

冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫) 冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)

著者:辻村 深月
販売元:講談社
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冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫) Book 冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)

著者:辻村 深月
販売元:講談社
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冷たい校舎の時は止まる 1 (KCデラックス) Book 冷たい校舎の時は止まる 1 (KCデラックス)

著者:新川 直司,辻村 深月
販売元:講談社
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☆私は「ノベルス」で3巻読みました。コミックもあるんですね。こちらは4巻です。コミックのほうが、読みやすいかもしれませんね。

『書きながら柩に入るのが作家だ』

作家の山崎豊子さんを支え続けた、名編集者の斎藤十一氏の言葉です。

「大地の子」のあと、引退したいという申し入れに一喝!

「芸能人には引退があるが、芸術家にはない、書きながら柩に入るのが作家だ」

そしてそのあと、「時に私の死期も近いから、私への生前香典として一作戴きたい」とおっしゃったとのこと。

このことを知った時、この方の言葉がなければ、私たちは「沈まぬ太陽」も「運命の人」も読めなかったのです。本当にありがたく思いました。

このエピソードは、斎藤氏への「弔辞」として披露されています。斎藤氏の葬儀では,寂聴先生も弔辞を述べました。本当にずごい編集者だったんですね。

奥様がまとめた本です。↓

 編集者斎藤十一 編集者斎藤十一
販売元:セブンアンドワイ
セブンアンドワイで詳細を確認する

山崎豊子「作家の使命 私の戦後 山崎豊子自作を語る 1」

569番 ☆☆☆☆☆

偶然図書館で発見。予約しなくちゃだめだろうなって、あきらめてたのです。その場で読み始めて、借りてきて、結局一気読みしました。素晴らしかったです。

私はこの作家さんの作品では、「大地の子」「沈まぬ太陽」「二つの祖国」「運命の人」の順番で読みました。どれも魂を揺さぶるような作品でした。関連本は「大地の子と私」を読んだくらいでしょうか。

この本は、あちこちの雑誌での掲載や対談などを集めた本です。映像化された作品も多いので、読んだことのないかたでも「読書ガイド」として、読みやすいのではないかと思います。最後のほうに収録されている「弔辞」  このうち一つは、別の本で読んだこともあったのですが、編集者と作家さんのきずなもよくわかりました。

執筆と同じくらいの年月を取材に費やすという作家さん。今後こういう方出てくるでしょうか。いらっしゃるしれないけど、私が知らないだけかな。

印象的な言葉は、次の記事へ。

作家の使命 私の戦後 山崎豊子 自作を語る (山崎豊子自作を語る 1) Book 作家の使命 私の戦後 山崎豊子 自作を語る (山崎豊子自作を語る 1)

著者:山崎 豊子
販売元:新潮社
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米澤穂信「さよなら妖精」

568番 ☆☆☆☆

この作家さんの本のお勧めがあった時、「犬はどこだ」とこの作品を教えてもらったけど、私はこの作品のほうが、お気に入りです。ミステリーのジャンルになっていることが、不満ですね。そういうものを超えた、大きな世界の作品だと思います。

あらすじとして、ユーゴスラビアからきた少女、マーヤが日本に来る。日本での謎の生活。そして、ユーゴ紛争、帰国。なにも告げず帰国したマーヤの記憶をたどっていく。そして・・・・・

「オシムの言葉」を読んでいたので、少しはわかってたつもりでしたが、この地域のこと。やっぱり日本からは遠い国ですね。設定として「ありえない」のですが、登場人物たちの心の動きは、自然でした。物語ってこういうものだと思います。

さよなら妖精 (創元推理文庫) Book さよなら妖精 (創元推理文庫)

著者:米澤 穂信
販売元:東京創元社
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絲山秋子「袋小路の男」

567番 ☆☆☆

表題作を含めて、3作品収録されてました。表題作とその関連作品「小田切孝の言い分」は、相変らず彼女の世界でした。

一筋縄でいかない男女の関係を書かせると、本当にうまいなあ。山崎豊子のあの本で、あの新聞記者と事務官の関係がよくわからなかったけど、この作家さんに書かせたら、どんな世界になるのかなと、想像してました。

袋小路の男 Book 袋小路の男

著者:絲山 秋子
販売元:講談社
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柴田よしき「聖なる黒夜」

566番 ☆☆☆

マイミクさんから教えられた、麻生刑事もので「時系列で最初」の作品。分厚く、それも二段組み。過去と現在が混在する私苦手にする構成でした。

刑事麻生龍太郎の学生時代まで話がさかのぼり、あの山内練についても同様。この作品で殺人事件の被害者になり、直接登場しないけど、韮崎というやくざの男も、陰の主役でした。

詳細は避けますけど、独特の「性描写」もあり、年末年始に読む本として、はてなマークでした。彼らのバックグランドを知るためには、致し方ないかもしれません。でも前半部分、疲れました。その分、後半一気に盛り返しました。麻生は「女運」のない男なのかな!

花ちゃんシリーズが早く読みたい。

聖なる黒夜 Book 聖なる黒夜

著者:柴田 よしき
販売元:角川書店
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2010年になりました。今年もよろしくお願いします。

皆様、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

例年通り、今年の目標というか、希望。

soccer ベガルタは久々のJ1です。現実的には「残留」が、最大の目標でしょう。(選手たちは最初からこれを考えていないようですが、それはそれで素晴らしいことと思います)

昨年の勝率でいけるわけないので、「負け試合」を大事にしていきたい。ホームのアドバンテージをなんとか生かしてほしいです。

sun一年太らず、健康に過ごす。

book昨年は絵本も含めて、200冊読んだので、今年もこれくらいは読みたいです。

☆ここ数年、年末年始に体調が安定しなかったのですが、その理由がわかりました。私、「○○○が○○○」なんだって。ミクシィのコミュで、衝動加入ってしたことなかったんですが、今回は別でした。衝動加入です。

2009年12月読書のまとめ&2009年の読書全般について

12月読んだので、一番印象的だったのは、辻村深月さんの作品でした。

2009年の読書量は、一般書+絵本で200冊でした。記録を取り始めて、最高でした。(絵本の記録を一昨年の秋から、取り始めたので当然の結果ですが)今年も思い出に残る本を読みたい。というか、さっぱり理解できないとか、(私のブログではコメント不能とくくってます) 話の筋は理解できるけど、それがどうした?!と思うもの(私のブログでは普通としているうちの一部)という本を読みたくないというのが、本音。例年以上にアンテナ磨かないといけませんね。

12月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:4239ページ

橋の上の「殺意」―畠山鈴香はどう裁かれたか橋の上の「殺意」―畠山鈴香はどう裁かれたか
精神疾患なのか、人格なのか、トラウマなのか、私は専門家ではないのでわかりませんが、「情緒不安定」だったことは、どうも間違いないと私は思います。シングルマザーだったから、そうなったのか?そうだったから、シングルマザーになったのか?堂々巡りの議論となりそうです。どちらにしても、彼女の行動が、狭い地域社会で起こした大きすぎる波紋。彼女が住んでいた町営住宅が取り壊されたこと、納得できました。マスコミの行動も含めて、あまりに異常事態でした
読了日:12月26日 著者:鎌田 慧
造花の蜜造花の蜜
純文学だと思えばいいのかな。でも一応誘拐事件を題材にしたのなら、犯人、動機、トリックなど、もっとはっきりしないと、不満が残ります。
読了日:12月25日 著者:連城 三紀彦
星間商事株式会社社史編纂室星間商事株式会社社史編纂室
書いていて楽しかっただろうなというのが、率直な感想でした。でも同人誌分の原稿は、ちょっと脇道にそれすぎた印象を持ちました。それがなくても、十分楽しいお話でした。彼女には「ありえそうなありえそうもない、ギリギリのあたりの物語」を書いてほしいです。
読了日:12月21日 著者:三浦しをん
クリスマス・キャロル (1977年) (国土社版世界の名作〈2〉)クリスマス・キャロル (1977年) (国土社版世界の名作〈2〉)
クリスマスも近いので、借りてきたけど、絵本なのにやたらに文字が多すぎて、読みづらくて困りました。児童書で、改めて読みたいと思います。本のデータ、実際に読んだのとあってないかと。記録なので、一応これで。
読了日:12月21日 著者:チャールズ・ディケンズ
九つの、物語九つの、物語
本好きの兄と妹(わたし)のお話。作品中に「古典」が取り上げられている。家族の謎。兄の本当のこと。わたしの恋人、香月くんとのロマンス。料理が好きな兄が、せっせと作る料理。ほんわかしたムードでしたが、だんだんいろんなことわかってくる。このおにいちゃん、実は幽霊でした。基本、この種のは苦手なのですが、楽しく読めました。
読了日:12月21日 著者:橋本 紡
英語でもよめるはらぺこあおむし英語でもよめるはらぺこあおむし
あおむしは He です。雄だったの?! もうひとつ、あの特徴的な本の作り方。 He ate through one apple・・・・・納得です。
読了日:12月18日 著者:エリック カール
赤いろうそくと人魚 (日本の童話名作選)赤いろうそくと人魚 (日本の童話名作選)
人魚が人間に子供を託したいと思うところから、話が始まりますが、現代の人魚だったらそう思うだろうかって、考えながら読みました。
読了日:12月18日 著者:小川 未明,たかし たかこ
ちゃぶニチュード!―日本全国マズイ店列伝 (幻冬舎文庫)ちゃぶニチュード!―日本全国マズイ店列伝 (幻冬舎文庫)
私の「ちゃぶニチュード体験」  相当昔ですが、駅の構内で酢豚定食食べました。たぶん父親と一緒だったと思います。たまねぎ生でした! 子供ですから、文句をいうということも思いつかず、涙目で食べました。
読了日:12月16日 著者:野瀬 泰申
ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。
登場人物それぞれがリアリティあって、自分の過去も思い出し、よけい苦しくなったし、母と娘の関係についても、息苦しくなる。チエミがみずほにメールを何通も打ち続けた、このつらい展開。自分が若いころに、携帯がなくて、ほんとによかったと、心の底から思いました。ラスト、この不思議なタイトルの意味も明らかにされ、打ちのめされました。はじめて読む作家さんでしたが、よかったです。でも再読する勇気ありません。
読了日:12月16日 著者:辻村 深月
消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)
事実だと思うと、頭がくらくらするので、「小説」だと思って読むようにしました。それくらい残酷な事件でした。ある男の暴力的支配で、男は手を汚さず、ある一族を支配。その中には元警官までいたという事実。裁判中ももちろん自分の罪の意識なんてない。たぶん自分が悪いことした意識が、全くないんでしょう。この男の精神構造は、裁判の経緯として、不明です。女のほうは、今マインドコントロールもとけて、まともな気持ちに戻って、作者や支援者と交流しているというのが、唯一の救いでした。
読了日:12月13日 著者:豊田 正義
あるはれたひに 大型版あらしのよるにシリーズあるはれたひに 大型版あらしのよるにシリーズ
「あらしのよるに」のつづき、ここでおおかみさんとやぎさんが、仲良しになるというわけ。おおかみさん、食欲に負けず。やぎさん、猜疑心に負けず。・・・というわけでした。納得です。
読了日:12月13日 著者:きむら ゆういち
「きょうの料理」のヒミツ「きょうの料理」のヒミツ
番組制作に関しては、楽しいお話でした。食材探しの苦労(撮影より先にテキストが発行されます) 編集なしでの撮影(これにはもう驚いちゃいました!)  なんだかんだと私もこの番組見てます。でもさっぱり料理の腕は上がらず、このあとのハツエさんのアニメのビギナーズも、楽しみにする日々でございます。
読了日:12月10日 著者:後藤 繁榮
てのひらのメモてのひらのメモ
裁判員制度が始まって、報道も「裁判員を経験して・・・」というスタイルのも出てきました。そのなかでも、「いい経験ができた」という感想が多かったのも、うなづけました。この作品も裁判の一連の流れや、証言、最後の「評議」についてもほとんどそのまま再現してもおかしくない内容でした。子育て中のお母さんにとっては、不幸な出来事が少しでも減ってほしいと、願うばかりです。
読了日:12月10日 著者:夏樹 静子
ドラゴン・ティアーズ──龍涙ドラゴン・ティアーズ──龍涙
表題作は中国からの研修生、中国人社会をめぐるお話でした。ラスト、マコトに家族が増えました。結婚したの?お楽しみに!
読了日:12月07日 著者:石田 衣良
デパートへ行こう!デパートへ行こう!
登場人物多すぎて、頭の中混乱しました。でも楽しかった!「ダイスをころがせ」で出てくる秋浦市が、出てきます。デパートの支店の所在地ということで。ファンにとって、うれしい心配りも感じました。
読了日:12月06日 著者:真保 裕一
私立探偵・麻生龍太郎私立探偵・麻生龍太郎
「CARRY ON」が、面白かったですね。そのまま二時間ドラマに出来そうな楽しい展開でした。長野の避暑地や中央高速、大都会のビルなど、舞台もしゃれていました。ただし・・・このシリーズも予備知識なく読み始めたこと、後悔しました。まだまだ沢山あるらしい・・・さらにこの本は、最近出たのに、時系列で並べると5冊のうち真ん中と。もう眼がテンでした。
読了日:12月06日 著者:柴田 よしき

【天皇杯準決勝 ガンバ大阪戦 ● 1-2】

29日に試合がありました。舞台は国立競技場です。この日は、別会場で清水対名古屋のカードもありまして、NHKでは両方中継の予定でした。

私は、テレビ観戦だったので、楽しみにしていたのですが、なんと別会場の試合が、延長でも決着つかず、PK戦までもつれこむ結果に。

そのため、前半すっかり見れなかったというわけ。NHK仙台のみなさん、空気読んでください。

今年タイトルがなく、これを逃すとアジアチャンピオンリーグに出られないという本気モードのガンバに、すっかり翻弄されてしまいました。1点取れたのは、収穫かも。

そして今日、決勝戦です。

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