綾辻行人ほか「Anniversary50」
657番 ☆☆☆
カッパノベルス創刊50周年記念で、9名の作家さんの作品集。共通テーマは「50」 楽しかったです。
順番通り読むことないかなと思い、以下の通りの順番で読みました。
横山秀夫「未来の花」・・・検視官倉石が登場。50は入院が同室の、「クライシ」さんの呼び名。
道尾秀介「夏の光」・・・50は、フィルムの感度。ワンダという犬の死をめぐるお話。
森村誠一「天の配猫(はいびょう)」・・棟居刑事が、登場。50円切手が、解決のカギに。
大沢在昌「五十階で待つ」・・・鮫島刑事登場。50は、タイトルにあります。
有栖川有栖「雪と金婚式」・・・・金婚式の夜、離れで起こる殺人事件。50は「金婚式」
綾辻行人「深泥丘奇談(みどろがおかきたん)ー切断」・・・50に切断された遺体。
島田荘司「進々堂世界一周 シェフィールド、イギリス」・・・あと50ポンド、重量挙げの記録をあげたい・・・
田中芳樹「古井戸」・・・・50代先に祟るといって、死んだ伝説。イギリスが舞台。
宮部みゆき「博打眼」・・・・50人分の目を持つ妖怪?「博打眼」の話。
上半分が好きですね。基本的にホラーは苦手なので、下の二つと、綾辻作品は、ちょっと・・・
半分は未読の作家さん。森村誠一も高校時代以来、読んでいないなあ。倉石検視官がでるあの作品も、読みたいなあ。
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Anniversary50 (アニバーサリーごじゅう) (カッパ・ノベルス) 著者:綾辻 行人,有栖川 有栖,大沢 在昌,島田 荘司,田中 芳樹,道尾 秀介,宮部 みゆき,森村 誠一,横山 秀夫 |
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mixiの方へコメントありがとうございます。
豪華な執筆人でも必ずしも面白くなるとは限らないのですが、これはかなりレベルが高い作品ばかりでしたね。
ほっそさんは、好きな方から読み始めたのでしょうか。
森村さんは私もすごく久しぶりに読みました。
宮部さんの時代物は好きなので、私はこれも良かったと思いましたが、ほっそさんとは感じ方が違うみたいですね。
投稿: ときわ | 2010年5月31日 (月) 21時28分
本当に豪華な執筆陣でしたよね~。
わたしもかなり久しぶりの森村作品でした。
ちなみに私は横山さん、道尾さん、宮部さんがお気に入りでした。
宮部さんの時代物、元気な子供が好きなんです。
投稿: とも | 2010年6月 2日 (水) 07時50分
ありがとうございます。
ときわさん、順番は「ホラーじゃないもの」 「好きな作家さんや読んだことある作家さん」を優先に選びました。
宮部作品は好きですが、苦手な時代物+ホラーでは、ごめんなさい!って感じです。
ともさん、この中では横山作品と大沢作品がよかったです。鮫島刑事シリーズ、読んだことないんですが、読みたい気持ちがふつふつと・・・
投稿: ほっそ | 2010年6月 2日 (水) 12時45分