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宮尾登美子「きのね」

809~10番 ★★★★★

内容(「BOOK」データベースより)

↓上巻の内容

上野の口入れ屋の周旋だった。行徳の塩焚きの家に生れた光乃は、当代一の誉れ高い歌舞伎役者の大所帯へ奉公にあがった。昭和八年、実科女学校を出たての光乃、十八歳。やがて、世渡り下手の不器用者、病癒えて舞台復帰後間もない当家の長男、雪雄付きとなる。使いに行った歌舞伎座の楽屋で耳にした、幕開けを知らす拍子木の、鋭く冴えた響き。天からの合図を、光乃は聞いた…。
↓下巻の内容
夢み、涙し、耐え、祈る。梨園の御曹司、雪雄に仕える光乃の、献身と忍従の日々。雪雄の愛人の出産や、料亭の娘との結婚・離婚にも深くかかわる光乃。一門宗家へ養子に行く雪雄につき従い、戦中の、文字通り九死に一生の苦難をも共に乗り越えた光乃。続く戦後の混乱期、雪雄の子を宿していると気づいた光乃の、重い困惑と不安…。健気に、そして烈しく生きた、或る女の昭和史。

私にとっての思い出の作品。新聞連載の時から、熱中して読み、まとまってからも何度も読みました。

歌舞伎の世界が舞台です。モデルもいるのだそうですが、何度読んでもそちらへの関心は全くわいてこないのも、不思議な現象でした。でも昨年、例の事件・・・妙に納得してしまいました。隔世遺伝したのかもしれません。

光乃の生き様、今の若い方には、理解しがたいかもしれません。女性が生き抜くには、本当に大変な時代でした。読むたびに違う場面が印象に残ります。連載時には、なんといってもお産の場面でした。新妻の亮子と教会へ逃げる場面が、印象に残ったときもありました。今回は、妊娠に気がつき、「死」を覚悟した光乃が、結局死にきれず、雪雄のところに戻り、二人で号泣する場面でした。

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コメント

私も号泣の場面が印象深いです。
最近、日経の「奇縁まんだら」に雪雄さんが登場してました。
息子をよろしくとご自宅に女流作家さんをお招きした様子を
寂聴先生が昨日のことのように生き生きと書かれてました。
奥様のことを絶賛されてましたよ。
お光さん流石です。
お孫さんが生き写しとのこと。
おばあ様のためにも、今後益々のご活躍をと願っております。

ありがとうございます。
モデルとされたご一家は、この本読んだのだろうかって、ふと思ってしまいました。
昔は、パパラッチがいなかったから、ある意味いい時代でした。

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