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池井戸潤「下町ロケット」

862番 ★★★★★

内容紹介

第145回(平成23年度上半期) 直木賞受賞

「その特許がなければロケットは飛ばない――。
大田区の町工場が取得した最先端特許をめぐる、中小企業vs大企業の熱い戦い!
かつて研究者としてロケット開発に携わっていた佃航平は、打ち上げ失敗の責任を取って研究者の道を辞し、いまは親の跡を継いで従業員200人の小さな会社、佃製作所を経営していた。
下請けいじめ、資金繰り難――。
ご多分に洩れず中小企業の悲哀を味わいつつも、日々奮闘している佃のもとに、ある日一通の訴状が届く。
相手は、容赦無い法廷戦略を駆使し、ライバル企業を叩き潰すことで知られるナカシマ工業だ。
否応なく法廷闘争に巻き込まれる佃製作所は、社会的信用を失い、会社存亡に危機に立たされる。
そんな中、佃製作所が取得した特許技術が、日本を代表する大企業、帝国重工に大きな衝撃を与えていた――。
会社は小さくても技術は負けない――。
モノ作りに情熱を燃やし続ける男たちの矜恃と卑劣な企業戦略の息詰まるガチンコ勝負。
さらに日本を代表する大企業との特許技術(知財)を巡る駆け引きの中で、佃が見出したものは――?
夢と現実。社員と家族。かつてロケットエンジンに夢を馳せた佃の、そして男たちの意地とプライドを賭した戦いがここにある。」

予想以上に面白かった!もともと週刊ポストに連載だったと、初めて知ったけど、妙に納得した。男のロマン?現実?今回は女性陣の活躍は、逆にほとんどありません。主人公の元妻が、少し出てきますが、あんまりリアリティのない存在です。

法廷闘争に関しては、興味わかなかったけど、生き馬の目を抜く厳しいものでした。物語の後半部、帝国重工とのやりとりがすさまじかった。それぞれの会社の中でのかんかんがくがくの議論、会社間の交渉がおもしろかった。特許を売るか、特許を使わせるか、佃の選択は一番厳しいと思える、「自分たちが作った部品を納める」 うなっちゃいましたね。

日本のものづくり、技術に対して、希望が持てる物語でした。

映像化あるんだろうなあ。佃の役、だれがお似合いだろうか?

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コメント

こんばんは~池井戸さんの本は読んだことないのですが、この作品はこないだWOWOWでドラマ化されてました。きちんとは見なかったのですが、主人公は確か三上博史さんでしたよ。同じく池井戸さんの「空とぶタイヤ」も何年か前にWOWOWでドラマ化されていて、それは見ましたが、素晴らしいドラマでひきこまれました。内容は同じく「中小企業負けるな!」的なお話です。

こんにちは。
ご無沙汰しております。

「下町ロケット」面白かったです。
久々に読んだ企業小説は理系小説であり(私も理系というか技術系なのです)、男のプライドと意地、そして技術者魂の物語であったと思います。特許戦争での大逆転劇は痛快でした。

>物語の後半部、帝国重工とのやりとりがすさまじかった。
>それぞれの会社の中でのかんかんがくがくの議論、会社間の交渉がおもしろかった。

このあたりが本書の醍醐味だったかと思います。
ちょっぴりでしたが、家族愛も描かれていましたね。

主人公の佃が良かったですが、それ以上に脇役が素晴らしかったと思います。帝国重工側を含めて多数いる個性的な脇役陣の中でも、メイン銀行からの出向者で経理部長の殿村が最優秀助演男優賞ですかね。「・・・佃製作所は立派な会社なんです・・・」「なにか勘違いされていませんか、田村さん」などなど良いセリフがいっぱいありました。

ブログに感想を書けずじまいだったので手元の読書メモを見ていたら、読んだとき(5月)の興奮が甦ってきました。遅ればせながら感想記事をアップしようかな?

今後とも素晴らしい本の紹介、よろしくお願い致します。

ありがとうございます。

EKKOさん、「空飛ぶタイヤ」はおもしろいし、この作品と違って、女性陣の活躍もありますよ。
ドラマも映画もほとんど見ないので、三上博史さんが主役とはお似合いですね。今後もう少し作品読むつもりです。

ひろさん、男性が読むとよけいに心に響くでしょうね。そうそう、殿村さん、いい人でした。経緯はいろいろあっても、佃の一員だという熱いハートを感じました。

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