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2011年12月

奥田英朗「我が家の問題」

880番 ★★★★

内容紹介

平成の家族小説シリーズ第2弾!
完璧すぎる妻のおかげで帰宅拒否症になった夫。両親が離婚するらしいと気づいてしまった娘。里帰りのしきたりに戸惑う新婚夫婦。誰の家にもきっとある、ささやかだけれど悩ましい6つのドラマ。

なんとも身につまされる短編集だった。男の本音、女の本音、子供の本音、満載である。この作家さん、どうしてここまでわかるの?って作品、よく書いています。

個人的には「妻とマラソン」に、感激。夫は作家さん。もしかして、作家さん自身のことって、疑ってしまうくらい、すべてがリアル。

達成感を求めて、マラソンにはまる妻。夫は、彼女が理解できないのですが、編集者へいろいろ聞いてみる。ここらへんの会話に爆笑してしまった。クライマックスは、妻の東京マラソン参加。来年の東京マラソン中継は、沿道もよく観察してみよう。この作品のような家族を、見つけるため。

戸塚啓「不動の絆 ベガルタ仙台と手倉森監督の思い」&クリスマスチャリティマッチに関して

889番 ★★★

内容紹介

2010年J1で14位だったチームが、震災を乗り越え上位に食い込んだ。練習場は被災、避難所暮らしの選手もおり、練習とボランティアを両立させての大躍進。選手を突き動かした手倉森監督の熱い言葉とは!

私はベガルタ仙台が大好きなので、☆10個でも足りないくらい感動したけど、万人に向く本ではないので、一応☆三つにしておきます。

マイミクさんの日記で、思わず購入。同時にサッカーダイジェストの「復興のシンボル」という、ベガルタのこのシーズンの特集号を一緒に買ったので、読む前から涙腺緩みっぱなしでした。

あのときの監督、選手たち、チームスタッフ。あれからの彼ら。特にチーム再開後の彼らが、すべて素晴らしい。初めて知ることも多く、被災したにも関わらず、本当によく頑張ってくれた。このチームを応援していること、誇りに思いました。

また、先日仙台で、選手会主催のチャリティマッチがありました。NHKで中継があったのですが、(他ではどうでした?)笑顔120パーセントの選手を見るのは、本当にうれしいことでした。サービス精神満点の選手、開催にかかわった方に、感謝です。この前後に、被災がひどかった地域に直接足を運んでくれた選手も多く、感激です。このシーズン、確かに仙台に試合に来た選手たち、翌日かなりの確率で、足を運んでくれたんです。

ユアスタには支援物資たくさん。リーグやほかのチームからの、いろいろな支援。ベガルタの練習環境を整えてくれた皆さん。本当にありがとう。3月には、別のチャリティマッチもありましたね。

ほかの競技のこと、とやかくいうつもりはないけど、お家騒動するくらいなら、ほかにやることあるんじゃないの?

池井戸潤「最終退行」

878番 ★★★

出版社/著者からの内容紹介

ゼネコンへの巨額債権を放棄する一方、中小企業に対しては貸し剥がしさえも辞さない銀行というエリート組織に、中小企業の経営者を相手にコツコツと働いてきた現場銀行員が、仕事への誇りを賭けて闘いを挑む。
 「負け組」と言われる東京第一銀行の副支店長・蓮沼鶏二は、締め付けを図る本部と、不況に苦しむ取引先や現場行員との板挟みに遭っていた。ただでさえ業務多忙のうえ、エリート意識が強く本部の意向を第一に考えて動く支店長とも対立し、毎日のように遅くまで残業、最後に支店を出る「最終退行」の常連でもあった。バブル期の経営責任もとらず、公的資金に頼りながら、なおも会長として院政を敷く元頭取、その会長に意趣返しをしようと策謀を巡らすリストラに遭った行員との攻防。銀行ぐるみの不正の匂いをかぎつけた副支店長は、ついに反旗を翻す。
 攻守ところを変えるスリリングなドラマから現代サラリーマン社会の構造的欠陥を浮き彫りにする
「下町ロケット」がおもしろかった作家さん。過去作品を読み始めようかと思っています。
後半部がおもしろかったけど、そこに至るまでは、M資金の話とか、融資からみの話とか、難しかったです。
支店長との徹底的な対立。ある企業を巡って、貸しはがし・・・姑息な手段をとって、そして「手柄は上司のもの。失敗は部下のもの」とやられる。
銀行員って、本当にこんな生活なのかな。蓮沼の妻への本音も、満載です。
ラスト、役員会での急転直下。現実の企業でもありそうな場面です。

橋本紡「月光スイッチ」

877番 ★★★

出版社/著者からの内容紹介

例えば月の明かりを灯すように、世界を少しだけ変えるスイッチがある
セイちゃんの奥さんが子供を産むために実家に帰っている一ヶ月半、新婚生活(仮)が始まる。待ち望んでいた、二人だけの穏やかな日々、なのに。例えば月を灯すような、何かを変えるスイッチを探す、一夏の物語。

「不倫」の話でしたが、この作家さんが書くとかくもさわやかになるのかと、妙なところで感心してしまった。新婚生活(仮)とか、中年世代には、若干理解不能。

セイちゃんは、はっきり言って、世の敵です。それがわかって、引きずられる女も、なんだかなあ。臨月のおなか抱えて、浮気した亭主に乗り込んだ、奥さんリアルでしたねえ。

【天皇杯4回戦 セレッソ大阪戦 ● PKでした】涙・・・

大阪での開催でした。リーグと違って、勝ち抜き戦で引き分けがありません。

圧倒的に攻められたのですが、延長に入るまで、どちらも得点なし。延長で先制しましたけど、ラスト追いつかれて、PKで負けました。

ベガルタのPK戦を見るのって、すごい新鮮でした。負けてうなだれている選手を見るのは、つらい。本当にこのシーズン、お疲れ様でした。まずはゆっくり休んでくださいね。可能なら、余震少なめのところで、英気を養ってください。

河北新報社「河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙」

876番 ★★★★★

読んでいて泣いてしまった。いろんな感情が湧きあがってきました。

震災直後の私と新聞のかかわりについては、こちらで閲覧ください。

停電して、ラジオでの断片的な情報は、頭に入っていかず、翌日の朝刊見てかえって衝撃を受けたこと、思い出します。

田舎なので、夕刊もないし、号外なんてとんでもないけど、仙台では当日の夜、号外が出た。号外を出すためにこんな事情があったのかと、新聞を発行し続けることを、あきらめなかった人々の苦闘が、よくわかった。号外と並行して、翌日の朝刊を発行、輸送、配達するため、こういうことがあったのか。まさしく「使命感」とは、このことなのだ、と納得する内容でした。

さらに初めて津波が直撃したところへ、取材に入る記者の率直な感想。原発事故で、使命感と身の安全とのはざまで、揺れ動く記者の心境。また、ヘリコプターから撮影した、学校屋上の「SOS」何もしてあげられないカメラマン。救援のヘリコプターと思い、必死に手を振り続ける人々。すべて心を打つ内容でした。

また、本社を支え続けた、「おにぎり隊」  山形支局から、炊き出しほか山越えの支援。へえ~と思うこともありました。やっぱり「腹が減っては~~」ですね。取材に行きたい気持ちをおさえて、後方支援に徹した人々にも拍手です。

さてさて、ガソリン不足を理由に、徒歩数十秒の我が家に配達しなかった新聞は、どこの新聞だったでしょうか?ご想像におまかせします。

今野敏「リオ」「朱夏」「ビート」

873~5番 ★★★

   内容(「BOOK」データベースより)「リオ」

「彼女が容疑者だとは、思えない」警視庁捜査一課強行犯第三係を率いる樋口警部補は、荻窪で起きた殺人事件を追っていた。デートクラブオーナーが殺害され、現場から逃げ去る美少女が目撃される。第二、第三の殺人が都内で起こり、そこにも彼女の姿が。捜査本部は、少女=リオが犯人であろうという説に傾く。しかし、樋口の刑事の直感は、“否”と告げた。名手が描く本格警察小説。

内容(「BOOK」データベースより)「朱夏」

あの日、妻が消えた。何の手がかりも残さずに。樋口警部補は眠れぬ夜を過ごした。そして、信頼する荻窪署の氏家に助けを求めたのだった。あの日、恵子は見知らぬ男に誘拐され、部屋に監禁された。だが夫は優秀な刑事だ。きっと捜し出してくれるはずだ―。その誠実さで数々の事件を解決してきた刑事。彼を支えてきた妻。二つの視点から、真相を浮かび上がらせる、本格警察小説。

内容(「BOOK」データベースより)「ビート」

警視庁捜査二課・島崎洋平は震えていた。自分と長男を脅していた銀行員の富岡を殺したのは、次男の英次ではないか、という疑惑を抱いたからだ。ダンスに熱中し、家族と折り合いの悪い息子ではあったが、富岡と接触していたのは事実だ。捜査本部で共にこの事件を追っていた樋口顕は、やがて島崎の覗く深淵に気付く。捜査官と家庭人の狭間で苦悩する男たちを描いた、本格警察小説。

三冊まとめて読みました。この作家さん、作品数がとにかく多くて、どれから読んでいいのか、さっぱりわかりません。読書メーターで調べて、この樋口刑事シリーズを読むことに。

「隠蔽捜査」の竜崎とはまたちょっと違うのですが、人間臭いところ見せてくれます。

「リオ」では、重要参考人のリオに対して、魔法をかけたみたいに、彼女の口を割らせる場面がありました。

加速度つけて、おもしろくなっていった。樋口の相棒の氏家さんも、ユニークな存在です。樋口の家族、奥さん、娘さんも、素敵な存在。彼女たちへの素直な感情も、好感度アップですね。誘拐されたのに奥さん、冷静すぎる・・・これぞ刑事の妻の模範!

個人的には「ビート」が、好き。ダンスは特に好きではないけど、島崎の苦悩がリアル。我が家と家族構成も似ているので、小説と思えないものがありました。樋口の観察力、鋭すぎます。

忘れられない2011年が、終ろうとしています。

今年も、あと半月。2011年が終わります。終わるということは、一年後という、3月11日が近付いているということでもあります。

今、その当時の記事、読み返しても、頭の中がパニックになっていたと、思いますね。思い出しても、よく涙が出てきます。

震災以外は、なでしこジャパンが優勝した! ベガルタ仙台が、クラブ史上最高の成績だった! 昨日は、元ベガルタのボルジェス選手が、活躍したんですよ。これ以上ないというくらいいい年でしたので、余計震災のこと、思い返します。

あの時、何が起こったのか?なんとかならなかったものなのか? 被災地にいても、わからないことたくさんあります。じゃあ、この震災の教訓はなんだったのか?神戸や新潟など、過去の大地震、奥尻の大津波の教訓は、いかされているのか?今後、読書していくつもりです。

震災以外の、私のこと。年齢的な問題で、病院に行くことが増えましたけど、とりあえずは元気にすごしています。大嫌いな年末年始が始まります。早く終わってほしい。

水木しげる「ゲゲゲの老境三昧 水木3兄弟、合わせて270歳」

872番 ★★★

内容紹介

兄:宗平1920年(大正9年)生まれ。茂:1922年(大正11年)生まれ。弟:幸夫1924年(大正13年)生まれ。2つ違いで、宗平91歳、茂89歳、幸夫87歳、そろって米寿超えという驚くべき長寿の三兄弟。この元気三兄弟の抱腹絶倒座談会をメインに、老境を楽しむ、三兄弟の現在を伝える。三兄弟関連のマンガも収録。

水木先生は、ドラマ以上にご本人がおもしろい方でしたが、お兄さんと弟さんも、想定外に面白い方だったんです。

皆さんお元気で、もう驚いちゃいます。

布枝さんの近況もわかります。

収録されている漫画も面白い。親の葬式を漫画にするのだから、圧巻です。

百田尚樹「モンスター」

871番 ★★★★

内容(「BOOK」データベースより)

田舎町で瀟洒なレストランを経営し、町中の男を虜にする絶世の美女・未帆。彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。周囲からバケモノ呼ばわりされ友達もできない悲惨な日々。そして思い悩んだ末、ある事件を起こしてしまう。追われるように移り住んだ「美女の街」東京。そこで整形手術に目覚めた未帆は、手術を繰り返して完璧な美人に変身を遂げる。そのとき、甦ってきたのは、かつて自分を虐げた町に住むひとりの男に対する、狂おしいまでの情念だった―。

この前読んだ「錨をあげよ」が、私にとっては???だったので、これ読んでもし???なら、もうしばらくこの作家さんの本を読まないつもりでした。

でも、これはおもしろかった。というか、空恐ろしかった。自分の容貌にまったく自信が持てず、周りからもいじめられ、その後美容整形で、新たな美貌を得て、別人になって、故郷にも戻るという話。

男性と女性では、これを読んだ感想が違うのでは? また年齢によっても、違うかもしれない。

子供のころ、誰に言われたか記憶がないけど、こんなこと言われたような気がする。自分の努力でどうにもならないことを、からかいの対象にしない。たとえば、家族のこと、体型、容姿のこと。子供ゆえの残酷な言葉は、寒気がします。

誉田哲也「シンメトリー」

870番 ★★★

内容(「BOOK」データベースより)

姫川玲子は、警視庁捜査一課殺人犯捜査係に所属する刑事だ。主任として、「姫川班」を率い、殺人事件の捜査にあたっている。なりたくてなった刑事、三度の飯より捜査活動が好き、できれば派手な事件に挑みたい。そんな女だ。しかし、事件の真相と司法との間には、割り切れぬ闇も確実に存在して…。警察小説の愉しみに満ちた傑作。

姫川玲子のシリーズ、これは短編集でした。事件がどんどん解決?するので、とても楽しく読めました。長編も好きだけど、これはこれでよかった。

女子高校生に説教する「右では殴らない」 元刑事の倉田が登場する「過ぎた正義」の二つが、気に入りました。「手紙」もよかった。玲子も好きだけど、彼女の仲間の好きだったので、それに関しては、次のお楽しみかな?

大崎梢「片耳うさぎ」

 869番 ★★★

内容(「BOOK」データベースより)

小学六年生の奈都は、父の実家で暮らすことになった。とんでもなく大きくて古い屋敷に両親と離れて。気むずかしい祖父に口うるさい大伯母。しかも「片耳うさぎ」をめぐる不吉な言い伝えがあるらしいのだ。頼りの中学三年生さゆりは、隠し階段に隠し部屋と聞いて、張り切るばかり―二人の少女の冒険が“お屋敷ミステリー”に、さわやかな新風を吹き込む。

久しぶりに彼女の作品を読みました。

実は偶然にも、今ウサギの形をした巾着を作成しています。なかなかうまくいかなくて、これも「片耳うさぎ」の呪いかな?

家系図や、屋敷の見取り図なんてあって、以前読んだ「ミレニアム」を思い出しました。さゆりの存在が、ピカイチ。大人になると、三つくらいの年の差なんて、どうってことないけど、この年代だと、大きな違いがあるなあって。

【最終節 ヴィッセル神戸戦 ○ 2-0】☆そしてこのシーズンのベガルタについて☆

大雨の中の試合でした。赤嶺選手の2ゴールで快勝しました。

最終結果です。

14勝14引き分け6敗 勝ち点56 順位は4位 クラブ史上最高成績です。

本当に選手の皆さん、監督をはじめ、このクラブにかかわる方すべてに感謝します。

3月11日、このチームは翌日に控えたホーム開幕戦のため、仙台にいました。(ちなみに対戦相手の名古屋は、東海道新幹線で移動中だったそうです)選手たちは、あの揺れを体験したのです。彼らも被災者だったのです。リーグは中断して、練習もままならない環境です。普通に考えれば、サッカーなんてとんでもないという状況を乗り切り、少し落ち着いた頃から、被災がひどい地域に訪問し、練習もして、4月末のリーグ再開に備えてくれました。

とにかく今年に関しては、「負けない」ことが徹底していた・・・6つしか負けないなんて、信じられない。ちなみに優勝した柏レイソル(昇格チームの優勝、立派!)は、8つ負けた。来年は、相手から研究される立場です。今年が偶然でないことを、証明してほしいです。

個人的にいくつか・・・・

最も印象的な選手・・・菅井選手 どうしてそこにいたの??と思わせること、何度も。

最も印象的な試合・・・アウェイ 横浜戦 逆転勝利で、3-1のスコア。私が生で見た初めてのアウェイでした。角田選手、柳沢選手、赤嶺選手のゴールもすごかった!

最も印象的なゴール・・・リーグ再開の試合。川崎戦での太田選手、鎌田選手のゴール。思い出しても、泣けてきます。

☆リーグ戦は終わりましたが、ベガルタは天皇杯の試合が、残っています。これも楽しみ。

薬丸岳「刑事のまなざし」

868番 ★★★★

内容(「BOOK」データベースより)

『オムライス』…内縁の夫が焼け死んだ台所の流しの「オムライスの皿」、『黒い履歴』…クレーンゲームのぬいぐるみ「ももちゃん」、『ハートレス』…ホームレスに夏目が振舞った手料理「ひっつみ」、『傷痕』…自傷行為を重ねる女子高生が遭っていた「痴漢被害」、『プライド』…ボクシングジムでの「スパーリング」真剣勝負、『休日』…尾行した中学生がコンビニ前でかけた「公衆電話」、『刑事のまなざし』…夏目の愛娘を十年前に襲った「通り魔事件」、過去と闘う男だから見抜ける真実がある。薬丸岳だからこそ書けるミステリーがある。

ずっと犯罪のことを書いてきた作家さんの作品。

今度の主人公は法務技官(少年鑑別所勤務)から、警察官に転職した夏目という刑事。どれも痛い作品でした。特に表題作には、息がつまる思いでした。まさかまさかの展開でした。聖治と恭子の同級生夫婦と、彼らの幼馴染太田との関係。現実にありそうで、怖かったです。

もう少しこの刑事さんとの活躍見たいと思うのですが、いかがでしょう。

加納朋子「ぐるぐる猿と歌う鳥」

867番 ★★★

内容(「BOOK」データベースより)

五年生に進級する春、森は父親の転勤で東京から北九州へ転校することになった。わんぱくで怪我は絶えないし、物は壊すし、友だちは泣かせるしで、いじめっ子の乱暴者というレッテルをはられていた森の転校を聞いても、先生どころかクラスメイトのほとんど誰も残念がってはくれなかった。そんな森だったが、引越し先の社宅の子どもたち―ココちゃん、あや、竹本兄弟、パックとは不思議に気があった。彼らは森をまるごと受け入れてくれた。しかし森は次第に感じていた。この社宅には何か秘密がある。もしくは謎が…。

彼女の作品で未読のもの。「七人の敵がいる」は、どんなに勧められても読むつもりないので、新刊が待ち遠しいなあ。(読書は娯楽なので、たとえ本の中の世界でも、PTAの役員きめなど、読みたくないのです。何気に図書館の小説誌で、読んでしまったのだ・・・)

この本を読むには、ちょっと年を取りすぎたような気がしました。

パックの存在が、際立っていいと思いました。子供には子供ゆえの秘密ってあるんだろうなあ。社宅って経験ないけど、楽しそうな雰囲気が伝わってきました。それと作者の書く、あとがきが一番素敵。

2011年私のベスト(本)

今年もあと一か月になりました。今月には総括するものがたくさん!ベガルタ仙台、そしてこの一年のこと。とりあえず本から・・今後読んだもので、よかったのは来年にまわします。

【2011年】
①私のベスト3(本) プラスα
         
  「きのね」 「蔵」「天涯の花」 宮尾登美子

震災のあと、心が欲して読みました。困難な時代、困難な状況のなかでも決して絶望しないヒロイン。彼女たちなら、震災のあとをどう暮らしただろうと、思わずにいられませんでした。何度読んでも素晴らしい、宮尾作品の中でも私のお気に入りのものです。

 「地のはてから」 乃南アサ

大正時代の北海道の開拓民のお話でした。これもまた、困難つづきの母と娘。不本意な結婚をする妹に対して、兄が諭した言葉。涙が出ました。↑にしても、私はこの種の話にどうも弱いようです。

 「さよなら渓谷」 吉田修一

特別好きな作家さんではないけど、これには参った!若い方に読んでほしい。自分の一生を大切にするとは、どういうことなのか。それを感じた作品でした。

その他印象に残ったもの。「下町ロケット」池井戸潤 辻村深月「ツナグ」

②震災について学びたい。ベスト 

 本格的には今から読むつもりですが、とりあえずきっかけとして。  

  「東日本大震災を解き明かす」NHKスペシャル編 

  「救命 東日本大震災医師の奮闘」海堂尊編

③コミュのおかげです。
 3月11日以降に起こったすべてのこと。本当にありがとうございました。このことに関しては、また改めて。

④今年のベスト(映画・ビデオその他)
今年もパスです。 映画館にもいかず、レンタルもしなかった・・・

⑤メンバーの皆様にひとこと。
今年も、幽霊管理人でした。皆様のおかげです。感謝感謝です。
私自身、本選びの参考にここをよく見るので、(過去のも含めて) なるべく多数の方の書き込みをお願いします。

2011年11月の読書のまとめ

今月はかなり読みました。ベストに選ぶ作品にも出会いました。12月は忙しいそうだけど、読みたいなあ。今月読んだ本のなかでは、乃南アサと池井戸潤のが、よかったです。ベストにしたいです。

11月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:5049ページ
ナイス数:236ナイス

恋する空港―あぽやん〈2〉恋する空港―あぽやん〈2〉
親の介護に疲れて、出国を考える中年女性の話、おなかが大きいのに無理に出国しようとする女の話。空港にはドラマがいっぱいですね。
読了日:11月28日 著者:新野 剛志
短劇短劇
語り手が、会社の給湯室の流し台?という「目撃者」が、最高におもしろかった。「ビル業務」は、ある意味おしゃれでした。私もそんな業務したいです。
読了日:11月24日 著者:坂木 司
陽だまり幻想曲陽だまり幻想曲
漢字の使い方が、日本人と違うこだわりを感じます。 ずっと読んでいる私にとっては、表題作には彼女の意欲を感じました。でも好みはもう一つのほうですね
読了日:11月22日 著者:楊 逸
宮尾登美子全集 (第15巻)宮尾登美子全集 (第15巻)
先生の日記です。苦労して作家になったことは知っていましたけど、日記を読むことに私、ためらいがありました。読んでいて苦しかったです。
読了日:11月19日 著者:宮尾 登美子
宮尾登美子の世界宮尾登美子の世界
手元において時折見ています。
読了日:11月16日 著者:
おおきな木おおきな木
読了日:11月16日 著者:シェル・シルヴァスタイン,Shel Silverstein
下町ロケット下町ロケット
法廷闘争に関しては、興味わかなかったけど、生き馬の目を抜く厳しいものでした。物語の後半部、帝国重工とのやりとりがすさまじかった。それぞれの会社の中でのかんかんがくがくの議論、会社間の交渉がおもしろかった。特許を売るか、特許を使わせるか、佃の選択は一番厳しいと思える、「自分たちが作った部品を納める」 うなっちゃいましたね。
読了日:11月16日 著者:池井戸 潤
地のはてから(下) (100周年書き下ろし)地のはてから(下) (100周年書き下ろし)
つねもとわも自分で人生を切り開くことなんて、夢の夢。生き延びるために、ただ生き延びるため。アイヌの青年三吉への気持ちを断つように、とわは、兄から説得される。その兄のセリフには、思わず涙しました。「人は思い通りには、生きられない。それでも生き延びなければならない。生きてさえいれば、きっといい日が来るんだから」~~本では、お国ことばです~~
読了日:11月14日 著者:乃南 アサ
地のはてから(上) (100周年書き下ろし)地のはてから(上) (100周年書き下ろし)
感想は下巻へ。
読了日:11月14日 著者:乃南 アサ
本日は大安なり本日は大安なり
作者らしい登場人物だなあって思ったのは、美人の双子姉妹、鞠果と妃美佳。私としてはちょっと苦手な女性ですね。またスズキという、全く理解不能な男性も出てきます。ちょうど読みかけてた時、テレビの仰天ニュースで、「重婚」を繰り返すとんでもない実在の男のこと、やってましたので、妙にリアルに感じちゃいました。
読了日:11月14日 著者:辻村 深月
平成猿蟹合戦図平成猿蟹合戦図
こういう構成、正直苦手でした。途中まで、このバラバラな登場人物がどうなるの~~。名前覚えられない~~ その分後半はおもしろかったです。この前半部に関して、好みが分かれるところですね。
読了日:11月09日 著者:吉田修一
県庁おもてなし課県庁おもてなし課
地域振興って、どこの土地でもいろいろあるんだなあって。地元の人が意外にその土地の魅力に気が付いていないって、思わず納得!
読了日:11月07日 著者:有川 浩
とんびとんび
自分の年令がアキラに近いので、ツボに入った作品でした。ヤスもいいけど、周りの人たちが素晴らしい。アキラの結婚に関する展開も好感持てます。
読了日:11月07日 著者:重松 清
明日のマーチ明日のマーチ
展開はおとぎ話みたいかな。ブログが人気を集めて、テレビが取材に来るなんて、ありえるのだろうか?人数増えてきてからの展開は、ひやひやしました。
読了日:11月02日 著者:石田衣良
舟を編む舟を編む
一番楽しかったのは、辞書の紙の質感にこだわること。製紙会社がわざわざ開発するなんて、妙に納得してしまいました。
読了日:11月02日 著者:三浦 しをん
しょうがない人しょうがない人
日向子と亜希子の姉妹の対立は、気がめいる内容でした。それ以外は、楽しく読めました。
読了日:11月02日 著者:平 安寿子

2011年11月の読書メーターまとめ詳細
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