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桜木紫乃「ラブレス」

889番 ★★★★

内容(「BOOK」データベースより)

馬鹿にしたければ笑えばいい。あたしは、とっても「しあわせ」だった。風呂は週に一度だけ。電気も、ない。酒に溺れる父の暴力による支配。北海道、極貧の、愛のない家。昭和26年。百合江は、奉公先から逃げ出して旅の一座に飛び込む。「歌」が自分の人生を変えてくれると信じて。それが儚い夢であることを知りながら―。他人の価値観では決して計れない、ひとりの女の「幸福な生」。「愛」に裏切られ続けた百合江を支えたものは、何だったのか?今年の小説界、最高の収穫。書き下ろし長編

新聞の広告と苗坊さんのブログで、この作品の存在を知りました。はじめましての作家さんです。

どうも「女の一代記」らしい、苦労の連続らしいという以外、先入観を持たずに読み始めました。表紙がきれいで、若い作家さんなのかなあと思いましたね。

読み始めたら、いわゆる古典的なテーマです。俗っぽく言うと、昼のドラマに出てきそうな展開です。百合江を軸に、百合江の妹里実、百合江の娘理恵、里実の娘小夜子が、主に登場します。理恵と小夜子は、子供のころ仲良しだった、いとこ同士ということで。

百合江が薬屋の奉公から、旅一座に飛び込み、その後放浪。妊娠、母子家庭、結婚、離婚・・・と、世間でいう不幸ばかりの人生が続きます。百合江を支える里実。里実の人生も波瀾万丈。百合江と生き別れた綾子のその後には、涙でした。

理恵と小夜子との対比もよかったですけど、理恵と百合江がしっくりいかなくなっていく展開が、私の読み方が悪かったようで、ちょっと??でした。

百合江と里実の母、ハギ。彼女の晩年に理恵がかかわれたこと、これはよかった。ハギが理恵から教えられた文字で、つたない感謝の手紙を残す場面が、私は好きでした。

☆若い作家さんかと思ったら、私よりは若いけど・・・でした。今後も期待しています。

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コメント

こんにちは。
わ~私の名前が!ありがとうございます。入れていただいて^^
私も図書館でやたらと予約が付いていたので読んでみた作品でした。
初めて読む作家さんでしたが面白かったです。
私も理恵と百合江の関係はしっくりいきませんでした。愛情を持って大事に育てたはずなのに、どうしてこんなさびしい関係になってしまったんだろうって切なかったです。

こんにちはhappy01
昨年読みました。とにかく表紙と内容のギャップが印象的でした。
女の一代記ですが、もう少し歴史的な重厚さも欲しかったなあと思ったりしました。
その点、宮尾作品を読みこまれているほっそさんも物足りなさがあったのでは?と思ったのですが。
ただあのラストのセリフはね~、反則!不覚にも涙が出てしまいました。

ありがとうございます。

苗坊さん、私は予約なしで借りました。作家さんの地元に近いから、人気あるのかな?
理恵がどうして母と断絶したのか、もう少し知りたかったですねえ。

ともさん、もうとっくに読まれていたとは・・・・(情報不足ですみません・・・)
確かに宮尾作品や、昨年読んだ「地のはてから」と比べてしまった。
特に「地のはて~~」は、舞台や時代も若干かぶっていますよ。こちらは未読ですか?
ぜひどうそ。

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ラブレス著者:桜木 紫乃新潮社(2011-08)販売元:Amazon.co.jpクチコミを見る 馬鹿にしたければ笑えばいい。あたしは、とっても「しあわせ」だった。風呂は週に一度だけ。電気も、ない。 ... [続きを読む]

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