越谷オサム「陽だまりの彼女」
★★★
内容(「BOOK」データベースより)
恋の始まりに、理由なんてない。でも、恋の終わりには、必ず理由がある―。運命の人を、そんなに簡単にあきらめちゃって、いいんですか?中学時代の幼馴染と10年ぶりに再会した俺。冴えないイジメられっ子だった彼女は、驚異の大変身を遂げていた。モテ服にさらさら大人ヘア、しかも、デキる女系。でも彼女、俺には計り知れないとんでもない過去を抱えていて…哀しくて可笑しくてふわふわ心温まる、恋する切なさのすべてがつまった恋愛小説。
「恋愛小説」らしい。はじめましての作家さんでした。
妙な噂のある中学時代の同級生の女の子。彼女と社会人になって、再会。ベタな展開ですけど、最後に思わぬことが明かされ、びっくりしました。
真相が明かされ、表紙の絵、主人公の名前の秘密(○○語で、××のことマオっていうんです) 納得しました。おとぎ話が苦手な私には、このくらいが限界かな。彼のまっすぐな気持ちが、とにかく純粋。おばさん世代の私には、清涼剤です。
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