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【ネタバレ歓迎】ドラマ「半沢直樹」にはまっています! ドラマと原作の違いについて検証します。

好きな本の映像化は、特別な場合を除いて楽しみにすることはありません。最近の例外は「篤姫」かな。真保先生が、映像化で出版社と対立したことをエッセイで知って、なんだかなあと思ってたのも事実。

今回のドラマ「半沢直樹」は、久々の例外中の例外。ドラマもまだ続いていますが、原作も読みなおして、ドラマと原作の違いを、検証していきたいと思います。追記を重ねて、楽しいものにしていきたいです。

間違いの指摘など、歓迎します。

相違点その1、半沢の父親のこと。原作では大手の銀行に融資断られた後、地元の金融機関で融資を受けて、家業を立て直す。ドラマでは、鶴瓶さん演ずる父親は、自殺。原作では想像つかない展開だったので、驚き。

相違点その2、竹下金属社長との出会いの場面は、ごく普通。ドラマでは、首つりを止めるシーンがありましたけど。

相違点その3、隠し口座の入手に関しては、ドラマでは東田の愛人未樹と取引するのですが、本では、板橋を脅かし、入手させました。

相違点その4、支店長に土下座させるシーンがありましたが、原作ではなし。原作では、半沢の実家の危機に、融資を引き揚げた行員が、再度の支店調査に来るという展開でした。この行員に土下座さてています。「バブル入行組」で、一応実家に関しての「倍返し」は、終わったことになっています。

相違点その5、週刊誌の記者とのやりとりは、原作では一切なし。そのかわり調査会社の調査員が少し登場します。

以下、再読前の疑問点。

疑問その1、ドラマでは活躍していた、半沢の妻、花ちゃん。原作はどうだっただろう?奥様会みたいな親睦会、あっただろうか?

・・・・本再読して、納得。花ちゃんの設定が、原作では大学の後輩で、もっと黒白はっきりさせたい性格でした。そのため、子供の年令はもう少し上。小学生でした。

疑問その2、あの役人、小説では最初からあんなに登場していただろうか?

・・・・・登場しているけど、あんまりスポットライト当たっていない。でも、国税局の査察の場面などはあり。ドラマ以上に面白い場面もありました。出前に取ったウナギを「フケ」で、汚染?

疑問その3、半沢が剣道してたって、原作にあったかな。

・・・・・原作では全くなかった。

以下全般的な感想。本では「オレたちバブル入行組」にあたります。

★池井戸作品では、女性陣の活躍があんまりないので、ドラマではそこをプラスして、原作以上に面白くなった展開もあります。未樹と半沢の絡みは、原作ではほとんどありません。原作読んで一番印象的だったラストの支店長室でのシーンは、ほぼ原作どおり。でも、半沢にあのセリフ言わせたかった。「お前は銀行員の屑だ。破滅させてやる」

★浅野支店長が、一番得をしたのではないかと思っています。5億の不正融資にかかわり、5000万私腹を肥やした。本来だったら、懲戒解雇で、刑事告発ものでしょう。また、ドラマで臨店調査の際、不正をした次長は、ドラマでは出向ということで収まっていますが、原作では人事部長の逆鱗を買い、支店宛に詫び状が届き、よくて出向、悪ければ懲戒解雇だろうと・・・いうことになってました。

一週おいて、始まるのはいよいよ東京編。原作でいえば、「オレたち花のバブル組」に入ります。

●同時期に放送されていた「七つの会議」も面白かったです。ドラマでは、原島課長がメインになりますが、本ではもう少し違います。

追記します。

いよいよ次回最終回です。続編も読み返して、最終回に備えます?

相違点その1、京橋支店の金庫に忍び込む?印象的なシーンがありましたが、原作にはありません。貝瀬支店長の自宅に「疎開」させていた書類箱から、あの古里が、自宅に出向き回収する展開でした。(居酒屋でのシーンは、ほぼ原作通り)

相違点その2、伊勢島ホテルに、女性役員はいません。

相違点その3、疎開書類を半沢が自宅に保管して、花が実家に送るなんて場面がありましたが、原作では少し違っていますが、花が調査に来た国税の職員たちを一喝するのは、セリフもほぼ同じ。

相違点その4、近藤が、転貸資金の相手先が大和田の妻と知るまで、原作ではもう少しひねっています。

相違点その5、テレビでは、旧産業中央銀行のメンバーが、半沢をはじめ、主なメンバーになっていますが、原作では、大和田常務、岸川取締役(原作では、統括部長)は、旧産業中央銀行出身ではありません。原作では、出身銀行ごとの派閥争いが、ぎすぎすと書かれています。

相違点その6、原作では、半沢の倍返しが成功しますが、方法論その他で、半沢が返り血を浴びる結果に。(産業中央銀行出身の半沢たちが、旧Tのメンバーをバッタバッタとやっちゃったもんだから)でも、ドラマだと、出身が同じなんで、どんなふうに持っていくのか楽しみにしてます。原作ではあの黒崎の、プライベートが暴露されます。これが一番驚き。おネエだと思ってたので。

以下最終回見て、放心状態です。でも追記。

最終回のラスト見て、衝撃でした。原作では、あの常務は「出向まちの取締役」でした。半沢は、部長から絶対もどすという言葉とともに、人事異動として、本店営業部ではない場所に移るということに。(第3部の冒頭で、出向先が明らかになります) また、頭取の活躍場面は原作ではほとんどないんで、これも驚き。

原作のラストは、花が友達と起業するという相談を半沢にして、「ダメだし」をくらうところで終わっています。そのため、花が探偵もどきの活躍をするという展開もありません。

最後に全部見ての感想。

大阪時代の終わりのあたりは、見ていて満足でしたが、最終回の最後の場面では、原作読んでいた私としては、はしご外された気分です。世の中そんな甘いもんじゃないよって、そういうところでしょうか。テレビ的には続編へ期待という展開なんでしょうか。

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コメント

私も、好きな小説でも映像化に興味ないんです。
別物ってとらえちゃってて。
「半沢…」も、原作は読んでいなくて、ドラマだけを楽しみにしています。
母がバンカーだったのですが、国税ってまさにあんな感じらしいですよ。
(オネエ、ということではなく)
「シャッター閉めましょうか」は、定番の脅し文句らしいです(笑)

さっそくありがとうございます。
「マルサの女」で知りましたけど、内偵していること、絶対先方に知られてはならない。そのためには、なんでもするという設定でしたね。今回の査察も・・・・
映画では、銀行で隠し口座を見つける展開でした。
今回は、続編も込みなんで、あの役人どうなるか楽しみ。(本読んでたけど、忘れてしまった!)

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