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2015年1月

奥田英朗「ナオミとカナコ」

★★★

内容(「BOOK」データベースより)

ナオミとカナコの祈りにも似た決断に、やがて読者も二人の“共犯者”になる。望まない職場で憂鬱な日々を送るOLの直美。夫の酷い暴力に耐える専業主婦の加奈子。三十歳を目前にして、受け入れがたい現実に追いつめられた二人が下した究極の選択…。「いっそ、二人で殺そうか。あんたの旦那」復讐か、サバイバルか、自己実現か―。前代未聞の殺人劇が、今、動き始める。比類なき“奥田ワールド”全開!


地元紙の書評に載ってから、図書館で大人気の作品でした。

夫のDVに悩む友人を不法手段で救うという話ですが、中年女には気がめいる作品でした。こういう女の人書かせると、この作家さん抜群だと思います。どの程度取材したのかなあ。

直美が、夫の暴力に耐える母親の目つきを「小動物のようにおびえた」とたとえて、嫌っている描写に心が乱れました。在日中国人のこと、こんなふうに書いちゃっていいんでしょうか? またデパートの外商って、庶民には縁がないんで、そのあたりもとても興味深く思いました。

以下本の内容に触れ、思いっきり書きます。


…………………………………………………………………………・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一応最後日本から脱出できそうな展開で終わるのだが、刑事ドラマの見過ぎか、どうしてもいろいろな場面が思いうかんでしまう。加奈子の部屋の家宅捜索、彼女らの身辺の聞き込み、買い物の足取り、携帯の履歴確認、マスコミの報道・・・杉下警部の「やっていい犯罪なんて、この世に存在しないんです!」の一喝。


さらに追記・・・・

義理の妹陽子が、加奈子に迫るシーンがすごかった。すぐ自殺しろと・・・
加奈子が逮捕され、兄の暴力が法廷で明らかにされるのが、耐えられないと。盗聴器も使い、ヒロインたち以上にすごい存在だったです。

百田尚樹「フォルトゥナの瞳」

★★★

あらすじ・内容
木山慎一郎には友人も恋人もいない。夢も自信も持てない孤独な人生だった。その日までは。ミリオンセラーを連発する著者が、満を持して選んだテーマは「愛」と「死」と「選択」を巡る人間の「運命」の物語。大切な人の「死」が見えたとき、あなたならどうしますか?

実は今奥田英朗の最新作を読んでいるのですが、どうにも私には気のめいる作品で、並行読みしようと思って予約で一緒に来た本を読み始めたのです。でも、でもこちらも気のめいる作品でございました。

主人公の境遇が、なんとも痛ましい・・・小さいときからそんな試練与えなくてもいいのにと・・・

ドクターの黒川氏と恋人の桐生葵が登場して、話が俄然面白くなりました。もし、木山が2011年3月10日、宮城県沿岸部を訪ねていたら、どんなふうだっただろうかと、どうしても想像してしまいました。また、今年も3月11日が近づいてきます。

津原泰三「ルピナス探偵団の当惑」「ルピナス探偵団の憂愁」

内容(「BOOK」データベースより)

「そうだ、検視の結果なんだけど」と姉(警察官)は言い、「いい。聞きたくない。いま食べてるし」と私(女高生)はかえすのだが、「じゃあ聞かないで。勝手に喋るから」そうして事件に巻き込まれ(押しつけられ)てゆく私たち。どうして殺人を犯した直後に被害者の残したピザなんかを食べていったのだろうか、どうして血文字のダイイング・メッセージ(らしい)はわざわざ鏡文字になっていたのか、そしてどうして死体から腕だけを無理して盗んだのか―。才人津原泰水が本格ミステリーの粋を凝らした傑作。

あらすじ・内容
高校時代「ルピナス探偵団」として様々な事件に遭遇してきた少女3人と少年1人。卒業後、それぞれの道を歩んでいた4人のうち、1人が不治の病で世を去った。久々に顔を合わせた3人に残されたのは、彼女が死を前にして百合の樹の林に造らせた、奇妙な小路の謎だった――。第1話「百合の木陰」から時を遡り、高校卒業式を目前に殺人が起きたルピナス学園で、彼らが授かった“祝福”を描く第4話「慈悲の花園」までを辿る。津原泰水だからこそ書き得た、少年少女たちの「探偵」物語。〈ミステリーズ!〉連載の4編を大幅加筆修正。


まゆさんのおすすめで二冊まとめて。

はじめましての作家さんです。無意識にこの種の作品避けてたみたいで、作品の雰囲気になじむのにちょっと時間がかかりました。

二冊の連作短編集と考えると、「大女優の右手」と「百合の木陰」が一番好き。キャラでイチオシは、男性のしじま君(祀島君) 登場人物の名づけにも驚きました。主人公の姉の刑事、あうおふじこ(吾魚不二子)もすごかったです。二冊目のほうは、時間をさかのぼっていく構成でした。

子供のころよく読んだ、少年探偵団を現代風にアレンジするとこういう感じなんでしょうか?

宮尾登美子「つむぎの糸」

★★★★

内容(「BOOK」データベースより)

土佐の女性として凛と気を張って生きてきた著者。色濃くよみがえる古里の記憶の中に宮尾文学の原点がある―。高知新聞創刊105周年・菊池寛賞受賞記念出版。

相当昔に読んでいるはずです。でもこの本は、新たに作られたものでした。

図書館に先生の追悼コーナーがありました。手に取ってみると、対談やその他編集者さんの記述もある・・・ためらわず借りてきました。

ずっと、「仁淀川」に続く綾子の物語が読みたいと熱望していましたが、新潮社の編集者さんも同じ思いだったのですね。娘さんから見る、「母宮尾登美子」も知りたいと思うのですが、わがままでしょうか。

北村薫「八月の六日間」

★★★★


生きづらい世の中を生きる全ての人たちにエールを送る山女子小説!

40歳目前、文芸誌の副編集長をしているわたし。仕事は充実しているが忙しさに心擦り減る事も多く、私生活も不調気味。そんな時に出逢った山の魅力にわたしの心は救われていき……。じんわりと心ほぐれる連作長編。


ブログお友達のまゆさんのおすすめ本。

私自身、20代のころ山登りが好きだったので、(今は全くしないし、できるような環境にない)その当時のことを思い出し、とても懐かしい気持ちでいっぱいでした。どこに行ったかは、ナイショにしておきます。この本にも登場しましたけど・・・

編集者としての仕事のところも、本好きとしては、興味津々のところ。また山に行くのに、途中で読む本をセレクトしたり、山小屋に本を置いて行ったり、そういう場面も好き。また、当時読んだ新田次郎の「孤高の人」伝説の登山家、加藤文太郎が主人公です。昔から、山登りする方の指南書だったけど、今も続いているようです。

最後に作者がいろいろ釘をさしているのは、何とも微笑ましい・・・

有川浩「キャロリング」

★★★

内容(「BOOK」データベースより)

クリスマスにもたらされるささやかな奇跡の連鎖―。有川浩が贈るハートフル・クリスマス。

心温まるお話だけど、群像劇に近いものがあったので、ちょっと苦手でした。

でも、子育て経験者として、航平が両親をいかに愛しているかがもう胸キュンでした。お父さんとお母さんの不仲に心痛めるなんて、いかにも有川作品らしい。とても素敵でした。

父親の家庭内暴力に悩んだ大和の気持ちにも、心揺さぶられました。本当の意味での理解者が出てくる予感のラストシーンだったので、気持ちがほっこりしました。

キンドル買いました!

お正月の初売りで買いました。

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画像が回転できない・・・なんでだろう・・・

図書館利用なんで、小説ではなく、実用書から慣れていこうと思います。

ありがとうございました。宮尾先生・・・

何度もここでは、私がいかに先生の作品が好きだったか書いてきました。

ご高齢だから、もうそんなに期待できないだろうということはわかっていましたが、その願うことすら許されないという現実に、困惑しています。

20代のころから読み続け、先生の作品だからという理由で、苦手な歴史小説も読みました。新聞小説は、毎日楽しみに読んだのもいい思い出です。先生のエッセイが掲載されるということで、文芸誌も取り寄せました。仙台で開催された展覧会にも行きました。

林真理子さんが、先生の伝記の執筆の予定があるということを、今回の一連の報道で知りました。今後はそれを楽しみにしたいと思います。

先生の作品で一番好きなのは、「きのね」です。あと「蔵」と「天涯の花」  この三作は、私が何か苦しいことにぶつかったとき、無性に読みたくなる作品です。

宮尾先生の訃報に接してその3

日経から

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申し訳ないです。縦横回転できず・・・

宮尾先生の訃報に接してその2

続きです。地元紙の評伝から

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宮尾先生の訃報に接してその1

新聞記事です。

読めるように分割して撮影したのもあるんで、画像はりつけます。

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上記地元紙から・・・


年初めのご挨拶

明日9日なのに、おめでとうもないですかね。皆様よろしくお願いします。

私、例年この年末年始の時期が苦手で、(理由はたくさんある) 寝込んだ年もありました。今年もなんとか過ぎました。自分がお正月が嫌いなことを自覚したこと、短時間勤務といえ元旦からバイトあることでだいぶ落ち着いてきました。さらに昨年から楽しみができました。それは、ウィーン・フィルの「ニューイヤーコンサート」 3年前何気に再放送を見て、目が釘付け。そこには大嫌いなお正月とは違うものがありました。クラッシックは全く興味ありませんが、昨年より録画してみてます。特にラストの「ラデツキー行進曲」が大好き。今年の分は、まだ全部見てないのですけど・・・

例年通り今年の抱負

sun太らず元気に過ごす。
だいぶあやしい・・・増えるのは脂肪と、医療費だけというのが、現実。

book200冊を目標に読書。
お正月に、キンドルを購入したんで、電子書籍にも慣れる。


soccer去年苦しんだベガルタ。今年は?残留争いしないで!
結局観戦に行けずじまいでした。
チームから去る選手のニュースが多くて、心乱れますが、信じて応援する。

2014年12月の読書のまとめ&年間のふりかえり

更新が遅れ気味です。

「わたしはマララ」がよかったです。彼女の未来が明るいことを願ってます。

一年合計すると150冊でした・・・きちんと読んだ本ばかりではありませんが、カウントさせてもらいました。目標には届かなかったけど、仕方がない。(絵本が少なかったんです)coldsweats02

2014年12月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:4191ページ
ナイス数:179ナイス

チューリップ・タッチチューリップ・タッチ感想
虐待されて育つということが、ナタリーの目を通じて、語らていきます。結末は、かなり悲劇的。でも肝心のチューリップのその後について、読者に放り出されてしまうのでした。イギリスで議論が巻き起こったというのも、当然とだと思いました。
読了日:12月29日 著者:アンファイン
アンネ・フランクの記憶アンネ・フランクの記憶感想
「100分で名著」の関連作品?アンネの足跡をたどった旅行記になってます。番組でいろいろお話していたこと、納得する一冊でした。
読了日:12月29日 著者:小川洋子
わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女感想
故郷に帰りたい気持ちもあるようですが、実際のところどうなんでしょうか。彼女もすごいけど、彼女の父親もすごい人だ。この地域のこと、無関心でいた自分が恥ずかしい思いです。
読了日:12月26日 著者:マララ・ユスフザイ,クリスティーナ・ラム
聖書物語 (偕成社文庫 3033)聖書物語 (偕成社文庫 3033)感想
信者でない方が読めるように配慮されていた。
読了日:12月22日 著者:山室静
面白いほどよくわかる聖書のすべて―天地創造からイエスの教え・復活の謎まで (学校で教えない教科書)面白いほどよくわかる聖書のすべて―天地創造からイエスの教え・復活の謎まで (学校で教えない教科書)感想
一応読んだことにする。
読了日:12月17日 著者:中見利男
早わかり旧約聖書―宗教・歴史・文化の深層がわかる早わかり旧約聖書―宗教・歴史・文化の深層がわかる感想
一応読んだことにする。
読了日:12月17日 著者:生田哲
無垢の領域無垢の領域感想
どなたか教えてください。 読後、茫然としたのは、物語の中の疑問が、ほとんど投げかけられただけで、解決されなかったこと。悲鳴です! 純香(じゅんか)、母は聖香(せいか)。純香が殺される展開で、驚きました。 書道家秋津の母の詐病について、全く解決されず、背筋が寒くなる思いでした。夜中、息子のため、彫刻刀を握る母。さらに、純香と聖香の作品が、秋津の受賞作と似ているとはどういうこと? 純香が、祖母の死亡について理解できない場面には、涙でした。
読了日:12月11日 著者:桜木紫乃
かばん屋の相続 (文春文庫)かばん屋の相続 (文春文庫)感想
表題作は、京都のカバン屋さんを思い出させます。長編の印象が強い作家さんでしたが、楽しく読めました。やっぱり表題作が一番印象的でした。
読了日:12月11日 著者:池井戸潤
闇に香る嘘闇に香る嘘感想
目が見えないってことが、どういうことなのか頭では分かってたつもりですが、描写が具体的で素晴しいものでした。点字を使った暗号も、乱歩賞を狙う作家さん、ならではこそでした。

親世代としては、母親が何も言わずになくなっていったことに、胸が締め付けられました。だから、結末ホントに心配しましたけど、よかったよかった・・・

読了日:12月11日 著者:下村敦史
魔法使いと刑事たちの夏魔法使いと刑事たちの夏感想

推理作家の話は、ブラックユーモアですか・・・

この作家さん、いろんなシリーズあるけど、どれが一番なんだろう。この前読んだ、女性の探偵のも私としては好きです。
読了日:12月5日 著者:東川篤哉
果つる底なき (講談社文庫)果つる底なき (講談社文庫)感想
手形を使っただましのテクニックは、私には少々難しく思えました。 でも、乱歩賞ってずごいんですね。この賞をとった方、どんどん出世してますね。
読了日:12月2日 著者:池井戸潤
奇跡の人 The Miracle Worker奇跡の人 The Miracle Worker感想
舞台は明治初期の青森。(黒磯から弘前まで、馬車で移動という記述がありました)さらに、津軽三味線弾きの(地元でボサマという、盲人の女性)キワが、登場して話が変わってきました。子供の成長には、子供の存在が大切なんですね。 フィクションとわかりながらも、感動してしまいました。
読了日:12月2日 著者:原田マハ
アースシーの風 ― ゲド戦記Vアースシーの風 ― ゲド戦記V感想
でも、やっぱりもともとの苦手意識が強く、読み始めると眠気が襲ってくる。(逆に不眠症のために手元に置こうか?) ハンノキと亡き奥様、ゲドとテナー、王様と王女、それぞれの愛の形が素敵でした。
読了日:12月2日 著者:アーシュラ・K・ル=グウィン

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