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2015年2月

宮部みゆき「荒神」

☆☆☆


あらすじ・内容
時は元禄の半ば、東北小藩の山村が、一夜にして壊滅状態する。
隣り合う二藩の反目、奇異な病を巡る騒動など不穏さ渦巻くこの地に、その"化け物"は現れた。
藩主側近・弾正と妹・朱音、朱音を慕う村人と用心棒・宗栄、山里の少年・蓑吉、小姓・直弥、謎の絵師・圓秀……
山のふもとに生きる北の人びとは、突如訪れた"災い"に何を思い、いかに立ち向かうのか。
そして化け物の正体とは一体何なのか——!?
その豊潤な物語世界は現代日本を生きる私達に大きな勇気と希望をもたらす。
著者渾身の超大型時代エンターテインメント!

新聞連載を読み始めたのですが、挫折。購読もやめてしまったので、(あの問題とは関係ありませんけど、念のため)リベンジの心境です。

私の苦手な時代物、群像劇、ファンタジーと揃ってしまって、はじめのうち読み始めたこと後悔しました。でも、やっと物語の本質に入ったとき、とんでもない世界に迷い込んでしまったことに気がつきました。

朱音と兄の生き方、どうにかならなかったのか・・・と思っています。「化け物」に関する描写が、素晴らしいけど、こういうおどろおどろしいもの苦手です。

作者の懐の深さに脱帽です。

大沼紀子「真夜中のパン屋さん」1~3

☆☆☆


あたたかい食卓がなくても、
パンは誰にでも平等においしい。

謎多き笑顔のオーナーと口の悪いイケメンパン職人、
そして居候女子高生が夜な夜な巻き込まれる、真夜中の事件。
順風満帆に生きられない困った人たちを、パン屋さんが救う!

都会の片隅に真夜中だけ開く不思議なパン屋さんがあった。
オーナーの暮林、パン職人の弘基、居候女子高生の希実は、
可愛いお客様による焼きたてパン万引事件に端を発した、
失踪騒動へと巻き込まれていく・・・・・・。


大反響のベストセラー
“まよパン”シリーズ第2弾!
パン屋さんに、恋の嵐到来!!
どうなるバレンタイン!?

真夜中にだけ開く不思議なパン屋さん「ブランジェリークレバヤシ」に
現れたのは、美人で妖しい恋泥棒――。
謎だらけの彼女がもたらすのは、チョコレートのように
甘くてほろ苦い事件だった・・・・・・。
不器用な人たちの、切なく愛おしい恋愛模様を描き出す
“まよパン”シリーズ第2弾!!
期待の新鋭が描く、ほろ苦さと甘酸っぱさに心が満ちる物語。

大人気“まよパン”シリーズ第3弾!
巻末には装画を担当する人気マンガ家、
山中ヒコさんによる『お楽しみページ』も特別に収録!!

夜が深まる頃、暗闇に温かい灯りをともすように「真夜中のパン屋さん」はオープンする。
今回のお客様は、居候女子高生の希実につきまとう、少々変わった転校生。
彼が企む“計画”により、パン屋の面々は、またもや事件に巻き込まれていく。
重く切なく、でも優しい、大人気シリーズ第3弾


三冊まとめて。

ネットで見たら、もう続きが出てたcoldsweats02

AKBではないけど、どうしても「推しメン」ができてしまいますね。

子供部門では、圧倒的にこだま。

女性では、なくなっているのに存在感抜群の美和子。

男性では、暮林と柳が道立一位。オネエ部門では、ソフィア。

育ち方が、みんないろいろ半端ないので、子育て経験者の中年女には、痛すぎる物語です。

絲山秋子「離陸」

★★★

内容(「BOOK」データベースより)

「女優を探してほしい」。突如訪ねて来た不気味な黒人イルベールの言葉により、“ぼく”の平凡な人生は大きく動き始める。イスラエル映画に、戦間期のパリに…時空と場所を超えて足跡を残す“女優”とは何者なのか?謎めいた追跡の旅。そして親しき者たちの死。“ぼく”はやがて寄る辺なき生の核心へと迫っていく―人生を襲う不意打ちの死と向き合った傑作長篇。

不思議な物語でした。

伊坂幸太郎さんが「絲山秋子が書くスパイの物語が読みたい」という気持ちと、彼女が以前から温めていた「離陸」というタイトルから展開する物語です。

新刊出たのは知らなくて、図書館で発見し手に取りました。

「女優」は、ミステリアスな存在ですが、それ以外の設定はリアルなものでしたので、物語とはわかっていてもどうにも不思議でした。

女優の子供は、ブツゾーとういう名前。女優は失踪して友人のイルベールが日本に訪ねてくるところから、不思議。それも利根川の源流の八木沢。仕事でフランスに行って、恋人ができ、一緒に帰国後、熊本のダムでホームシックになるとか、視覚障害の妹茜が進路で家族と衝突したとか、そういうリアルなものでしたので、「暗号」とかタイムスリップとかがミステリアスでした。

宮尾登美子「きものがたり」

☆☆☆


内容(「BOOK」データベースより)

たくさんの思い出と歴史が詰まった箪笥のなかのいとおしきものたち。幼い日からきものに親しんできた著者のコレクションのすべてがここに…。日本人の心に染み入る珠玉のエッセー集。


テレビの追悼番組で壇ふみさんのお着物姿を見て、つい読みたくなりました。たくさんの着物の写真・・・着物を新調するタイミングをいろいろ書いていらした。また、大きな出来事があると(受賞やヒット)いただいたりしたようです。

いだだきものとありながら、「龍村の帯」もありました。

桜木紫乃「ブルース」

☆☆☆


内容紹介

外道を生きる孤独な男か、それとも女たちの「夢の男」か――釧路ノワールの傑作、誕生。

没落した社長夫人が新聞の社告の欄に見た訃報、それはかつて焦がれた六本指の少年のものだった。深い霧たちこめる北の街の「崖の下」で生まれた男が、自らの過剰を切り落とし、釧路の夜の支配者へのしあがる。男の名は影山博人。苛烈な少年時代を経て成熟していった、謎めく「彼」をめぐる八人の女たちの物語。

珍しく主人公が男性。作者に男を描かせるとこういうことになるのか。納得の作品でした。好みは分かれると思うのですけど。


6本指の男性、影山博人が主人公の名前。テレビでどこかの国では、指が多い人は幸運をつかむと思われていることが紹介されてたこと、思い出しました。


彼の母の設定も、すごすぎる。この貧民街とも思われる長屋の描写が、すごい。でもこういう時代って、そんなに昔のことでもないんだよなあ・・・

真保裕一「ダブルフォールト」

☆☆☆


内容(「BOOK」データベースより)

28歳の新米弁護士・本條務は、事務所の代表弁護士・高階徹也から、初めて殺人事件の弁護を任される。被告人は、町工場を経営する戸三田宗介。金融業者の成瀬隆二をペーパーナイフで刺殺してしまったのだ。被告人の減刑を勝ち取ろうと、本條と高階は成瀬の悪評を集め、法廷で次々と暴き出す。ところが―「何で被害者がこんなひどい目にあわされるの。裁かれるのは父さんじゃない。犯人でしょ!」被害者の娘・香菜が叫んだ。そして、隠されていた真相が姿を見せ始める…。


新米弁護士の本條務が、初めて刑事事件を担当することから始まる物語でした。

正当防衛か、過剰防衛か、傷害致死、殺人か、事件の真実に迫るとおもいがけない展開になっていく。被害者の娘の香菜は、務に嫌がらせをしたりして・・・・

弁護士の先生も大変な仕事だなあというのが、正直なところ。被告人のために行動するということは、被害者の隠れた部分もあばかないといけない。理屈ではわかっているけど、当事者には耐えられないものがある。でも、このふたりどうなるんだろうか。かなり気になる。

2015年1月の読書のまとめ

新パソコンから作成してます。なれなければ・・・

年明けすぐに宮尾先生の訃報に接しました。

今月に読んだ本で一押しは、やっぱり先生の随筆です。


2015年1月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3320ページ
ナイス数:169ナイス

ナオミとカナコナオミとカナコ感想
直美が、夫の暴力に耐える母親の目つきを「小動物のようにおびえた」とたとえて、嫌っている描写に心が乱れました。在日中国人のこと、こんなふうに書いちゃっていいんでしょうか? またデパートの外商って、庶民には縁がないんで、そのあたりもとても興味深く思いました。 あと思いっきり、ブログに書いちゃいましたので、訪問ください。
読了日:1月31日 著者:奥田英朗
フォルトゥナの瞳フォルトゥナの瞳感想
ドクターの黒川氏と恋人の桐生葵が登場して、話が俄然面白くなりました。もし、木山が2011年3月10日、宮城県沿岸部を訪ねていたら、どんなふうだっただろうかと、どうしても想像してしまいました。また、今年も3月11日が近づいてきます。
読了日:1月29日 著者:百田尚樹
ルピナス探偵団の憂愁 (創元クライム・クラブ)ルピナス探偵団の憂愁 (創元クライム・クラブ)感想
「当惑」とまとめて読む。二冊の連作短編集と考えると、「大女優の右手」と「百合の木陰」が一番好き。キャラでイチオシは、男性のしじま君(祀島君) 登場人物の名づけにも驚きました。主人公の姉の刑事、あうおふじこ(吾魚不二子)もすごかったです。二冊目のほうは、時間をさかのぼっていく構成でした。
読了日:1月24日 著者:津原泰水
ルピナス探偵団の当惑 (ミステリー・リーグ)ルピナス探偵団の当惑 (ミステリー・リーグ)感想
「憂愁」とまとめて読んだので、感想はそちらへ。
読了日:1月24日 著者:津原泰水
かべ―鉄のカーテンのむこうに育ってかべ―鉄のカーテンのむこうに育って感想
今の子供たちは、「冷戦」というのをどういうふうに学ぶのだろうか。プラハで育った作者の自伝的本。大人が読むべき本です。
読了日:1月17日 著者:ピーターシス
世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ感想
絵本ではもったいない・・・子供には難しいかも。大人こそ読むべき。
読了日:1月17日 著者:
あるひ ぼくは かみさまと (講談社の翻訳絵本)あるひ ぼくは かみさまと (講談社の翻訳絵本)感想
不思議な本だった。神様の概念が覆される思いだった。 タイトル文字が印象的だった。ここで閲覧して納得。
読了日:1月17日 著者:キティ・クローザー
つむぎの糸つむぎの糸感想
ずっと、「仁淀川」に続く綾子の物語が読みたいと熱望していましたが、新潮社の編集者さんも同じ思いだったのですね。娘さんから見る、「母宮尾登美子」も知りたいと思うのですが、わがままでしょうか。
読了日:1月17日 著者:宮尾登美子
八月の六日間八月の六日間感想

編集者としての仕事のところも、本好きとしては、興味津々のところ。また山に行くのに、途中で読む本をセレクトしたり、山小屋に本を置いて行ったり、そういう場面も好き。また、当時読んだ新田次郎の「孤高の人」伝説の登山家、加藤文太郎が主人公です。

最後に作者がいろいろ釘をさしているのは、何とも微笑ましい・・・
読了日:1月13日 著者:北村薫
赤毛のアン (完訳 赤毛のアンシリーズ 1)赤毛のアン (完訳 赤毛のアンシリーズ 1)感想
この訳者さんのは、初めて読みました。 アンを引き取るときのセリフ、「花アン」のかよのセリフでした!
読了日:1月13日 著者:ルーシー・モード・モンゴメリ
キャロリングキャロリング感想
子育て経験者として、航平が両親をいかに愛しているかがもう胸キュンでした。お父さんとお母さんの不仲に心痛めるなんて、いかにも有川作品らしい。とても素敵でした。
読了日:1月13日 著者:有川浩
盗聴 (講談社文庫)盗聴 (講談社文庫)感想
「表題作」と「私にむかない職業」が印象的です。
読了日:1月8日 著者:真保裕一
わたしのミステリーわたしのミステリー感想
今後の参考のために。
読了日:1月8日 著者:逢坂剛

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