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本・真保裕一

真保裕一「レオナルドの扉」

☆☆☆☆

容(「BOOK」データベースより)

イタリアの小村に住む若き時計職人ジャンは、祖父ベルナルドの技術を受け継ぎ、村の機械の故障を一手に引き受ける働き者。暇な時間は村長の息子ニッコロとともに、秘密基地で「自走車」の模型を作ったりして遊んでいた。そんなある日、村にフランス軍が侵攻し、ジャンの父であるコラードのことを聞きたいと脅される。ジャンが幼い頃に姿を消した父の失踪の理由には、どうやらレオナルド・ダ・ヴィンチが遺した秘密のノートが関わっているようで…。ナポレオン率いるフランス軍が狙うノートの在処は―!?名手が放つ、歴史冒険小説!


私は本のあとがきを読むのが大好き。

この本ももちろん巻末から読みました。もともと海外もの、歴史ものは苦手で読めるかなと思ったのですが、(確かに途中まで苦戦) 後半は面白かったですね。少年たちが、ドラえもんの秘密の道具のようにあれこれ作り出して、繰り広げられる様子は、映像化を望みます。(文章だとちょっとわかりづらい・・・)

世界史苦手なんで、ナポレオンまで登場してどうしようかと思いましたけど、楽しい読書になりました。最後見たら書き下ろしだそうで、出版社に拍手!

真保裕一「ダブルフォールト」

☆☆☆


内容(「BOOK」データベースより)

28歳の新米弁護士・本條務は、事務所の代表弁護士・高階徹也から、初めて殺人事件の弁護を任される。被告人は、町工場を経営する戸三田宗介。金融業者の成瀬隆二をペーパーナイフで刺殺してしまったのだ。被告人の減刑を勝ち取ろうと、本條と高階は成瀬の悪評を集め、法廷で次々と暴き出す。ところが―「何で被害者がこんなひどい目にあわされるの。裁かれるのは父さんじゃない。犯人でしょ!」被害者の娘・香菜が叫んだ。そして、隠されていた真相が姿を見せ始める…。


新米弁護士の本條務が、初めて刑事事件を担当することから始まる物語でした。

正当防衛か、過剰防衛か、傷害致死、殺人か、事件の真実に迫るとおもいがけない展開になっていく。被害者の娘の香菜は、務に嫌がらせをしたりして・・・・

弁護士の先生も大変な仕事だなあというのが、正直なところ。被告人のために行動するということは、被害者の隠れた部分もあばかないといけない。理屈ではわかっているけど、当事者には耐えられないものがある。でも、このふたりどうなるんだろうか。かなり気になる。

真保裕一「アンダーカバー」


★★★

内容(「BOOK」データベースより)

戸鹿野智貴、28歳。若きカリスマ経営者と言われる彼は、女と旅行に行った異国の地で、薬物密輸の疑いで逮捕される。会社は破綻、資産は没収。なぜ自分ははめられたのか?事件の真相を探るべく、彼は名前も顔も変えて調査に乗り出す。一方、イギリスで麻薬捜査を手がけるジャッド・ウォーカーは、ユーロポールへの出向を命じられ、イタリアでマフィア幹部の惨殺事件に遭遇する。さらに第二の事件が…。日本、イギリス、イタリア、アメリカ。舞台は目まぐるしく動き、予想もしなかった真相が立ちはだかる。世界スケールで展開するサスペンス巨編。この真相を見抜けるか!


真保先生の新作。

週刊ポスト連載ということで、硬派な作品に仕上がりました。私は先生のこういう作品が大好きですけど、そうじゃない人もいると思うんで、三つにしておきます。

フィリピンの刑務所内の出来事についての描写がありましたけど、こんなに自由なの? ネットを駆使して、株取りひき?マジですか?でも、薬物密輸で濡れ衣を着せられるというのは、実際の出来事に近いと思うので、このあたりは納得。

女性ジャーナリストが絡んできて、面白くなりました。

映像化の場合のイメージを考えると、戸鹿野は松坂桃李 または 成宮寛貴かなあ。

真保裕一「最愛」

★★★


内容(「BOOK」データベースより)

小児科医の押村悟郎の携帯電話が鳴った。警視庁の刑事からだった。18年間会っていない姉が、意識不明で救急病院に搬送されたという。重傷の火傷、頭部にうけた銃創。しかもそれは、伊吹という男と婚姻届を出した翌日の出来事だった。姉のアパートで見つけた不審な預金通帳、姿を現さない新婚の夫。噛み合わない事実、逃げる男と追う男。「姉さん、あなたはいったい何をしていたんだ…」愛のかたちがここにある―。慟哭の長編恋愛小説。

再読。初めて読んだときには、この先生の作品初めてだったんで、心わしづかみされ、その後全作読み、今は新作を楽しみにする毎日です。(読メでチェックしたら、新作出ていた!)


両親が亡くなり、別々の道を歩むことになった姉千賀子と弟悟郎。彼らの運命の歯車が狂い始めて・・・というお話。

結末には嫌悪感を持つ方もいるかと思うのですが、私としては妙に納得してしまった。久々に読みましたけど、こういう粘っこい描写が、私は大好き。

真保裕一「正義をふりかざす君へ」

★★★

内容(「BOOK」データベースより)

       地元紙の記者だった不破勝彦は、神永美里と結婚し、義父の仕事を助けるべくホテル業へ転身する。が、やがてホテルは不祥事を起こし義父は失脚、妻との不和も重なり、彼は故郷から逃げ出した。七年後―彼は帰りたくない故郷へと戻る。元妻の不倫相手を救うために。問題を起こしたホテルを、正義の名のもとに攻撃した新聞社。そのトップに就任したのは、高校の先輩である大瀧丈一郎だった。ホテルは彼の傘下に吸収され、不破を恨む者たちが次々と現れる。そして、ついに魔の手が彼を襲う―!「正義」の意味を問い直す、渾身の長篇ミステリー!!

私は真保先生の作品が、とにかく好きで冷静な判断ができているとは、とても思えない。前半部、頭がこんがらがった・・・いつものことですけど、最後まで読めば必ず期待を裏切らない!でも、初めて読む方にそう思ってもらえるか、ちょっと疑問。私自身、前半部う~~んとうなっていましたけど、結局一気読みしました。ある意味先生らしい作品です。

地方都市の現状がリアルで、実際の地方都市に住んでいる私には、落ち込む一因にも。

マスコミの報道暴力?報道被害?がテーマになっているんで、映像化は難しいだろうなあというのも感想。

黒幕の大瀧の結末が、哀れでならなかった。選挙でここまでやると疑問を思うのも、私がのんきな証拠かもしれない。おとり捜査みたいに潜入して、報道するなんて、ありえる?ありえない?勝彦の死別した再婚相手のエピソード、もう少し知りたかったです。

真保裕一「ローカル線で行こう!」

★★★★★

内容紹介

県下最大のお荷物といわれる赤字ローカル線、もりはら鉄道は、廃線の瀬戸際に立たされていた。再生を図るため、前社長が白羽の矢を立てたのは……なんと新幹線のカリスマ・アテンダント。篠宮亜佐美。三十一歳、独身。
「この鉄道の経営は、素人以下です」「お金がないなら、智恵を出すのよ!」
県庁から送り込まれた鵜沢哲夫以下、もり鉄社員は戸惑うばかり。しかし、亜佐美は社長に就任するや、規格外のアイデアを連発し、鉄道と沿線の町はにわかに活気づいていく。一方、時を同じくして、列車妨害、駅の放火、台風による崖崩れと、数々の事件が亜佐美たちを襲う。そんな中、社員すべての希望をかけた「もり鉄フェスティバル」の日がやってくるが……。
赤字鉄道の再生は? 寂れた沿線の町おこしは? そして、不穏な事件の真相は? もり鉄に明日はあるのか?

こういう真保作品を読みたかったのだ!

「デパートへ行こう」は、群像劇でちょっと私の好みでなかったのですが、これは私の大好きな路線。「ダイスをころがせ!」に似ています。

宮城県民としては、モデルの鉄道がどうもあれしか思いつかず、(その路線は、廃線されました・・・)そんなにうまくいくはずない!って、突っ込みを入れたくなりますけど、物語の世界くらい、夢があってもいいんだ。そう確信した作品でした。

鉄道もお役所も地元あってのもの。地元を巻き込んでの仕掛けは、現実でもありえそうです。

真保裕一「アンダルシア」

★★★

内容(「BOOK」データベースより)

 

ヨーロッパの小国・アンドラで殺人事件発生。外務省邦人保護担当の黒田は、アンドラからのSOSを受けてスペイン・バルセロナから現地に向かい、一人の日本人女性と出会う。彼女は何者なのか。ふくれあがる疑念とともに、黒田にも危険が迫る。外交官は、どこまで捜査にかかわれるのか。自身のアイデンティティまで問われかねないぎりぎりの状況を切り開いていく黒田だが、そこには巧妙な罠が張り巡らされていた。「外交官黒田康作」シリーズ第3弾、最高傑作

「外交官黒田」のシリーズ。第二作を飛ばしてしまいました。(冷汗ものです)

映画は見てないけど、織田雄二さんが主演なので、脳内イメージは彼のかっこいい姿がめぐります。

フランスとスペインにすっかりはさまれた「アンドラ」という国が、登場します。申し訳ないけど、この国のこと、全く知りませんでした。この国の刑事さんの言動が、妙にリアル。大国で隣国のふたつの国の意向を、探りながらの言動が・・・なんだか見たことあるような気がしました。

真保先生の本が、新聞の書評欄に掲載されました。

一応読書が、娯楽兼趣味なので、新聞の広告や日曜日の書評欄は、見逃さないようにしています。対象が、新刊中心なので、すでに読んでいる作品が掲載されると、なんか誇らしい気分になります。

先日の書評で、最新刊の「猫背の虎 動乱始末」が、なんと二紙に掲載されました。(朝日新聞と地方紙の河北新報に)

長年先生の本を、心待ちにしている私にとっては、ほんとにうれしかったです。

私の感想は、→こちら

当初私は、小説すばるの連載で読み始めました。震災の記憶がまだまだ新しいころに、地震の描写を読むのは、非常につらかったです。(過呼吸になりそうでした) 先生も書くのも、つらかっただろうなと想像できる描写です。

ファンとして、ぜひこの作品で、大きな賞をと思うのですが・・・

真保裕一「猫背の虎 動乱始末」

945番 ★★★★★

内容(「BOOK」データベースより)

地震ですべてを失った板前は憎き男を見て追いかけ、夫の帰りを待つ女は瓦礫の中を妾のもとへ走ってしまう。息子のために危ない読売に手を出す戯作者がいれば、どさくさまぎれに吉原を逃げ出した遊女も現れる。さらに虎之助の恋路に暗雲が立ち込め、尊敬する父にも疑惑の影が…。さあ、どうする!?猫背の虎!恋と人情、謎解きに捕り物。動乱直後の江戸を舞台に繰り広げられる超エンターテインメント時代小説。

「小説すばる」に連載され、図書館に行くたび読み、本になったあと、また読みました。思い入れも含め、★5つです。

真保先生、三作目の時代小説です。今回の舞台は幕末の江戸。その当時起きた地震のあとのお話です。

主人公は母と姉に頭の上がらない好青年でした。(真保作品には、この種の男性の登場の頻度、高いと思います)

自衛隊があるわけでもなく、海外から救援がくるわけでもなく、新聞やテレビがあるわけでもなく、保険があるわけでもなく、地震と火事ですっかり命以外すべてなくした人々たちの描写が、リアル満点。そんな江戸を守る虎之助と仲間たち。炊き出しのために米の蔵を守り、治安維持につとめる主人公に拍手。

いつの時代も、庶民は強いのだ。

真保裕一「天魔ゆく空」

832番 ★★★

内容(「BOOK」データベースより)

妖術を操り、空を飛び、女人を寄せつけず独身を通した“希代の変人”細川政元。応仁の乱後の混迷した時代に、知略を尽くして「半将軍」の座をつかみ取る。信長に先立つこと70年、よく似た人生を送り、戦国時代の幕を開けた武将の、真の姿とは?政元の姉・洞勝院と、室町幕府を守ろうとする日野富子。女たちの戦国時代も華々しく幕を開ける。

真保先生の歴史小説二冊目です。私、基本的に好きな作家さん以外の歴史小説、読まないことにしてます。というわけで、真保作品だから読みました。

主人公は、細川政元 全然わからない人だ!相当変わり者だったらしい。権力闘争を勝ち抜くには、ただ兵力があればいいというものではないってことか。 この姉の安喜こと、洞勝院、悪女といわれた日野富子も登場。この女性陣が、お気に入りでした。将軍たちの腰抜けなことには、茫然としました。

天魔ゆく空 Book 天魔ゆく空

著者:真保 裕一
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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