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本・宮尾登美子

宮尾登美子「一弦の琴」

☆☆☆☆
あらすじ・内容
直木賞受賞作。土佐藩の上士の娘・苗は、祖母・袖の嗜みであった一絃琴を5歳の時に初めて聴き、その深い音色に魅せられた。運命の師有伯と死別した後、結婚生活で一度は封印したものの、夫の理解を得て市橋塾を始め、隆盛を極めた。その弟子となった蘭子は苗との確執の果て、一絃琴の伝統を昭和に伝える(講談社文庫)。


キンドルで読む。

何度か読んでいるはずですが、今回はキンドルということもあって新鮮な気持ちで読めました。(紙の本と違って、劣化しないのもいいですね。)

モデルの方、いるらしいのですが、どこまでが史実でどこまでが先生の創作か、迷ってしまうほど、心理描写が素晴らしいものでした。

苗と蘭子の確執、一言で言ってしまえば簡単ですが、自分の年齢のせいか、苗がどうしても蘭子を受け入れることができない気持ちがわかるような気がします。蘭子の態度が、どうしても許せなかったんでしょう。

でも、きちんと本人に伝えず、養女をもらうことを発表するとは、怖いとも思いました。

宮尾先生の全集で、「岩伍覚え書」と「寒椿」を読む

訃報に接し、追悼番組も見て、亡くなっても作品が残ることが、作家さんの幸せと真理子さんが、おっしゃっていました。

行きつけの図書館には、全集があるので、いつでも読める・・・今度キンドルにも入れよう!


この二作は、親の貧困のため、女の子が奉公に出される昭和初期の時代の出来事でした。一応小説の形はとっていますが、ほど実話または実話に近いと思ってます。

先生は実家の仕事をとても嫌っていたようですが、貧困層を助ける人助けと思ってた父親とは、かみ合うわけもありませんよね。

娘を食い物にする親世代へのまなざしは、厳しいものがありました。このあたりは、今も変わらないと思います。

宮尾登美子「きものがたり」

☆☆☆


内容(「BOOK」データベースより)

たくさんの思い出と歴史が詰まった箪笥のなかのいとおしきものたち。幼い日からきものに親しんできた著者のコレクションのすべてがここに…。日本人の心に染み入る珠玉のエッセー集。


テレビの追悼番組で壇ふみさんのお着物姿を見て、つい読みたくなりました。たくさんの着物の写真・・・着物を新調するタイミングをいろいろ書いていらした。また、大きな出来事があると(受賞やヒット)いただいたりしたようです。

いだだきものとありながら、「龍村の帯」もありました。

宮尾登美子「つむぎの糸」

★★★★

内容(「BOOK」データベースより)

土佐の女性として凛と気を張って生きてきた著者。色濃くよみがえる古里の記憶の中に宮尾文学の原点がある―。高知新聞創刊105周年・菊池寛賞受賞記念出版。

相当昔に読んでいるはずです。でもこの本は、新たに作られたものでした。

図書館に先生の追悼コーナーがありました。手に取ってみると、対談やその他編集者さんの記述もある・・・ためらわず借りてきました。

ずっと、「仁淀川」に続く綾子の物語が読みたいと熱望していましたが、新潮社の編集者さんも同じ思いだったのですね。娘さんから見る、「母宮尾登美子」も知りたいと思うのですが、わがままでしょうか。

ありがとうございました。宮尾先生・・・

何度もここでは、私がいかに先生の作品が好きだったか書いてきました。

ご高齢だから、もうそんなに期待できないだろうということはわかっていましたが、その願うことすら許されないという現実に、困惑しています。

20代のころから読み続け、先生の作品だからという理由で、苦手な歴史小説も読みました。新聞小説は、毎日楽しみに読んだのもいい思い出です。先生のエッセイが掲載されるということで、文芸誌も取り寄せました。仙台で開催された展覧会にも行きました。

林真理子さんが、先生の伝記の執筆の予定があるということを、今回の一連の報道で知りました。今後はそれを楽しみにしたいと思います。

先生の作品で一番好きなのは、「きのね」です。あと「蔵」と「天涯の花」  この三作は、私が何か苦しいことにぶつかったとき、無性に読みたくなる作品です。

宮尾先生の訃報に接してその3

日経から

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申し訳ないです。縦横回転できず・・・

宮尾先生の訃報に接してその2

続きです。地元紙の評伝から

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宮尾先生の訃報に接してその1

新聞記事です。

読めるように分割して撮影したのもあるんで、画像はりつけます。

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上記地元紙から・・・


文芸誌「新潮」で、宮尾先生の随筆を読む

新聞記事で見つけて、すぐネットで注文。田舎の本屋にこの種の雑誌あるか確認するのも、時間が惜しくて、すぐ頼んじゃいました。

今後随時掲載とのことでした。

先日亡くなった団十郎さんのこと、すなわち先生の作品「きのね」に関することでした。

この作品、私連載時から読んでいまして、本になってからも何度か読みました。震災後の混乱の時期、どうしても心が欲して、読みました。思い出深い本です。

何度読んでも、歌舞伎には全く興味が持てず、いまだにワイドショーのレベルです。でも、団十郎さんの訃報のニュースの際、私ニュース映像に釘づけされました。白黒の画像ですが、団十郎さんのお父さんのご葬儀の映像がちらっと映りまして、光乃さんが映ってた!訃報なのに、この映像には感激してしまいました。とても人気役者さんの奥様とは思えない雰囲気でした。

この作品の背景を知ることができて、本当に感激です。もっといろいろ書きたいのですが、未読の方のため、やめておきます。

宮尾先生の全集で、先生の日記を読む

863番 ★★★

昭和22年からのが、とびとびに抜粋されていて、これが昭和28年まで続いていた。その後の昭和41年から昭和54年までの日記が、かなりの部分が掲載されていた。昭和41年は、先生が高知から上京した年。昭和54年は、直木賞受賞した年。

私が初めて宮尾作品を読んだのは、「鬼龍院花子の生涯」という映画がヒットしたころと思うので、(記憶がはっきりしないのですが) 昭和57年かと。そのころ購読していた週刊誌に先生のエッセイが、連載されていたことを記憶しています。

「鬼龍院花子~~」「一弦の琴」と読み、確か「櫂」も読んだはずですが、この「櫂」は旧仮名遣いに悪戦苦闘した思い出が。その後、新聞連載の「きのね」で、夢中になりました。ちょうど昭和から平成にかけてのころです。

苦労して作家になったことは知っていましたけど、日記を読むことに私、ためらいがありました。読んでいて苦しかったです。

上京する経緯、なんとなくわかってきました。エッセイなどで、自分自身のせいと書いていらしたの、あたりだったかもしれません。「仁淀川」に続く綾子のその後、書いていただきたいとずっと思っていましたけど、先生にとってあまりにつらい作品になろうかと・・・望まないのも、本当のファンかと。ここまでの日記すら公開したのですから・・・

2017年3月
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