ブログパーツ

  • ほっその今読んでる本

最近のトラックバック

本・海堂尊

海堂尊「ガンコロリン」

★★★

内容紹介

ついにガン予防薬完成! と思ったら……鬼才炸裂のメディカル・エンタメ傑作集! 医学とは悪食の生命体である――夢の新薬開発をめぐる大騒動の顛末を描く表題作ほか、完全な健康体を作り出す国家プロジェクトに選ばれた男の悲喜劇を綴る「健康増進モデル事業」、医療が自由化された日本の病院の有様をシニカルに描く「ランクA病院の愉悦」など、奇想の中に医療の未来を映し出す海堂ワールドの新機軸!

短編集。作者らしい作品ばかりでした。


表題作、上に紹介されている作品も、全くのSFとも思えない作品でした。

震災関連の作品「被災地の空へ」は、私のお勧め作品。でも、現地の責任者の訛りがちょっとなあ。お年寄りの患者さんかと思いました。

「ガンコロリン」に関しては、研究は超一流なのに、表現が下手という研究者が出てきて、笑うに笑えないものがありました。

海堂尊「輝天炎上」

★★★

内容(「BOOK」データベースより)

       桜宮市の終末医療を担っていた碧翠院桜宮病院の炎上事件から1年後。東城大学医学生・天馬大吉は学校の課題で「日本の死因究明制度」を調査することに。同級生の冷泉と関係者への取材を重ねるうちに、制度自体の矛盾に気づき始める。そして、碧翠院の跡地にAiセンターが設立され、センター長に不定愁訴外来の田口医師が任命されたことを知る。時を同じくして、碧翠院を経営していた桜宮一族の生き残りが活動を開始する。東城大への復讐を果たすために―。

なんだか読んでて物語に入り込めず、ペースダウン。

天馬大吉と冷泉深雪のコンビはおもしろかったけど、桜宮一族の生き残りが出てきてから、なんだかなあ~~って感じ。(ファンタジー、苦手なんで)

「極北クレーマー」に登場したジャーナリストが、○○なんて。マリア先生と親戚だったなんて。ファンに対するサービスもいいけど、そのあたりどうなんでしょうねえ。

海堂尊「玉村警部補の災難」「ケルペルスの肖像」

★★★

内容紹介

田口&白鳥シリーズでおなじみの、桜宮市警察署の玉村警部補とキレ者・加納警視正が活躍する、ミステリー短編集です。ずさんな検死体制の盲点を突く「東京都二十三区内外殺人事件」、密室空間で起きた不可能犯罪に挑む「青空迷宮」、最新の科学鑑定に切り込んだ「四兆七千億分の一の憂鬱」、闇の歯医者を描く「エナメルの証言」――2007年より『このミステリーがすごい! 』に掲載してきた4編をまとめた、著者初の短編集です。

内容(「BOOK」データベースより)

 

 

 

「東城大学病院を破壊する」―送られてきた一通の脅迫状。田口&白鳥は病院を守ることができるのか。エーアイセンター設立の日、何かが起きる。愚痴外来の医師・田口公平&厚生労働省の変人役人・白鳥圭輔の凸凹コンビが、大学病院内で次々に起こる難事件に立ち向かっていく、大人気メディカル・エンターテインメント・シリーズ、いよいよフィナーレへ。

関連本なので、まとめて、「輝天炎上」というのもあるらしい。これは、今後のお楽しみ。

申し訳ないけど、警察の玉村さん、加納さんの記憶がほとんどありません。ほかのメンバーがあまりに強烈だったせいかな。この本には、最後に年表がありました。ありがとうございます。ネットで検索したら、ファンのかたの非公式サイトも発見。それほど愛されるシリーズもあり、かつ人間関係が難しいシリーズでもあります。

「ケルぺウスの肖像」の終わり方には、衝撃!忘れないうちに、「輝天炎上」を読みたい!

海堂尊「極北ラブソディ」

949番 ★★★

内容紹介

 

『極北クレイマー』につぐ、週刊朝日連載の迫力満点の第2弾。崩壊した地域医療に未来はあるのか?「夕張希望の杜」の医師である村上智彦氏は朝日文庫判『極北クレイマー』の解説で、「ここで起こった事は将来の日本全体の縮図である」と書いた。
『極北ラプソディ』は閉鎖の危機にある極北市民病院に、赤字建て直しのために世良院長がやって来たところから始まる。彼は再生のために、訪問介護の拡充、人員削減、投薬抑制をかかげた。
また世良院長は雪見市の極北救命救急センターに外科医・今中をレンタル移籍した。瀕死の地域医療でもっとも厳しい局面にたつ救急医療。速水センター長の指示をあおぐことになった。移籍から3日目には、速水が指揮をとる「将軍の日」で、入れ替わり立ち替わり救急患者が訪れる一日になった。文字通りの救急医療の修羅場に遭遇する今中。
一方、極北救命救急センター長の桃倉は息子が出場したスキー大会を見学していたが、雪崩に巻き込まれ、命が危険な状態に。速水はドクターヘリの出動を宣言した。医療と行政の根深い対立をえがき、地域医療の未来を探る渾身のメディカル・エンターテイメント。

これも続編の本。「極北クレーマー」の続編です。本編の感想は、こちら→

疲弊した地方都市の描写が、どうにも堪える。私の住んでいるところが、まさにそうだから・・・・・それに「震災」が加わったのだ。

フィクションと割り切るにはリアルすぎるし、ドキュメントと思うわけにもいかず、もやもや感があります。リンクも増え過ぎ、記憶力がない私は、今後、解説本なしには読めないのでしょうか?ファンの方の、ブログ検索しようかな。

海堂尊「アリアドネの弾丸」

882番 ★★★

内容(「BOOK」データベースより)

東城大学病院で再び殺人事件が!「この事件はすべてが不自然すぎる。絶対にどこかがおかしいんだ」東城大学病院に導入された新型MRIコロンブスエッグを中心に起こる事件の数々。さらには、病院長に収賄と殺人の容疑がかけられてしまう!殺人現場に残されていた弾丸には、巧妙な罠が張り巡らされていた…。不定愁訴外来の担当医師・田口公平が、駆けつけた厚生労働省のはぐれ技官・白鳥圭輔とともに完全無欠のトリックに挑む。

田口先生と官僚の白鳥氏のシリーズ。借りてきて、しまったと思いました。「イノセント・ゲリラの祝祭」・・・・未読だった。未読のまま、これ読んでよかったんだろうか?ずっと「疑問」が付いて回りました。

この作品では、警察が悪者に書かれていた・・・これには違和感がありました。作者のAIに対する情熱は理解するけど、あまりに極端な気がしました。官僚、医者、警察、どの世界でも悪い奴は悪いし、ほとんどのメンバーが使命感に燃えていると思う。

MRIの仕組みについてなど、理系的な記述も多く、理系が全くダメな私には、お手上げでした。ヘリウムガスって超高額なんですね。

海堂尊監修「救命」

843番 ★★★★

内容(「BOOK」データベースより)

彼らが、最後のライフラインだった―津波が全てを奪っても、命の可能性を信じ続けた九人の医師たち。生と死を分けた凄絶な現場を初めて語る、感動のドキュメント。

私は石巻に住んでいるし、たまたま震災の時、近所の内科医院にいたのです。どうしても行かないといけなくて、停電している間にも、家族のつきそいのため行きました。

お医者さん、看護婦さん、事務員さん、医療機関で働くということは、こういうことなのかと何度も思いました。特別あわてる様子もなく、いつもと同じように働いている姿は、大きな心の支えになりました。

この本は被災したお医者さん、後方支援したお医者さんへの取材がまとまった本です。海堂さんは、監修という形で、最後に文章寄せています。

やっぱり直接津波被災した、志津川病院の先生の体験が、一番すさまじいものでした。震災から何か月もたちますけど、まだまだ知らなかったことってあるんですね。

★石巻では雄勝の病院がまともに津波が来まして、病院スタッフの犠牲がありました。もともとお医者さんが足らない地域が多い被災地。今後が心配です。本吉では、お医者さんいらしたそうですが、(新聞報道によると)単身赴任とか。この先生の献身があってこそかと思うと、根本的な解決を望みます。

海堂尊「マドンナ・ヴェルデ」

656番 ☆☆☆☆☆

この作家さんの作品、いろいろ読んだけど、これほど夢中になった作品あったでしょうか!私一気読みしてしまいました。

この作品は、「ジーン・ワルツ」「極北クレーマー」「医学のたまご」と関連してますけど、未読でも特別問題はないかと、思います。「ジーン・ワルツ」読んでいれば、より楽しめることは、間違いないけど。いままでの作品と一番違うのは、主人公が普通の女性で、お医者さんでありません。産婦人科の先生、理恵先生の母、山咲みどりが主人公で話が進みます。

「ジーン・ワルツ」は、読んでたので、小説誌でこの作品の連載を何気に見つけて、楽しみにしていました。理恵先生のあの話は、お母さんぬきには、語れません。理恵先生が、自分の母に「代理母」を依頼することから、展開していくお話。母と娘とはいえ、いろんなものあります。理恵の夫との、往復書簡もありました。妊婦のユミも、登場します。そして、彼女の言葉が、この親子たちの運命を決定つけます。

またまたお話が展開していきそうな、結末。海堂ワールド、広がり続けますね。

自分だったらどうするだろうか? 娘から頼まれたら、どうするんだろう? 娘はいないけど、ずっと自問自答していました。難しい質問です。現実にあったそうですが、重たい選択をした方々に、他人の私がとやかく言えた義理はありません。

マドンナ・ヴェルデ Book マドンナ・ヴェルデ

著者:海堂 尊
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

海堂尊「ひかりの剣」

644番 ☆☆☆

海堂作品によく出てくる 速水晃一先生と清川吾郎先生が、医学生時代に「剣道」で争ったという物語。その名も「医鷲旗(いしゅうき)」理屈抜きに楽しかった!剣道のこと、全く知らなかったので、知っていればもっと楽しめたのかも?

高階先生、よく院長先生で出てきましたけど、彼も若いころ、剣道やってたとは軽く驚きでした。剣道部顧問をしていたとは。帝華大学から、この時期に東城大に移ったとは、そしてまた剣道部にかかわっていたとは、いやはや・・・

☆清川先生の弟が志郎さんといって、速水先生の後輩とは!彼は、これっきり?

☆清川先生の後輩として、カッコイイ女剣士朝比奈ひかりが登場します。彼女、ほかの作品でも活躍してほしい存在でした。

☆この大会にこだわる前園、彼も魅力的でした。彼もこれっきり?

ひかりの剣 Book ひかりの剣

著者:海堂 尊
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

海堂尊「極北クレイマー」

470番 ☆☆☆

舞台は北海道極北市、その市民病院に外科医今中良夫が赴任してくる場面より始まる、このお話。またまたワールドが、広がります。

極北市の描写が、なんかリアル。(一応架空らしいけど・・・・)冬場の暖房を「亜熱帯」とか「熱帯」とかの描写には、笑ってしまいました。今中先生、外科部長なのに非常勤なんてありえる???あるんでしょうね。

「ジーンワルツ」で出てきた三枝院長の息子が、産婦人科医でこの病院にいます。医療過誤のことも避けて通れず・・・・そして、極北市は財政破綻。

最後、カッコイイ世羅先生が院長として赴任。極北救命救急センターに速水先生が・・・このお話、もうすこし書いてほしいと思ったの、私だけでないはずですよね。

問題提起山もりの本でしたので、ちょっと「消化不良」かもしれません。

極北クレイマー Book 極北クレイマー

著者:海堂 尊
販売元:朝日新聞出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

海堂尊「ジーン・ワルツ」

463番 ☆☆☆☆

小難しくて、よくわからないものもあるこの作家さんの作品ですが、これは私にとって、ヒット!バチスタ以上か、とにかく面白かったし、それぞれの登場人物に、共感したり、驚いたりの連続でした。

今回舞台は産婦人科、帝華大学のほか、マリアクリニックという病院がでてきます。主人公は曾根崎理恵、大学で教えるとともに、マリアクリニックで働いています。

まず理恵先生の講義「発生学」が、すばらしいです。私も昔高校生の時、生物の授業で、動植物の生殖について学んだことあります。このとき、「性教育」より、感激したことを思い出しました。「命って、こういうふうに誕生するんだ」って。

あとは、産科特有の問題点。生殖医療、代理母、出生前診断ほかほか、てんこ盛り。また産婦人科の先生が、裁判になったあの問題も避けて通れません。

理恵先生は、ある信念を持って、あることを達成します。それを清川准教授に指摘されてからの、やり取りは、迫力満点。男女問わず、ぜひ!

また、理恵が予想もしない「選択」をする患者さんが、出てきます。この選択には、考えさせられました。自分だったらどうするだろうか??

ジーン・ワルツ Book ジーン・ワルツ

著者:海堂 尊
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ

ブログのお友達♪

  • EKKOさま
    EKKOさんの読書日記。他、音楽やスケートの話題もあります。
  • hitoさま
    hitoさんのブログ「日々のつぶやき」  本と映画の話題が満載です。
  • kanakanaさま
    kanakanaさんのブログ「kana's bedside」 おしゃれな日常や映画、本の話題がいっぱいです。
  • なぎさま
    なぎさんのブログ、「陽だまりの図書館」 読書の幅も広く、若い方向けの本も多数お読みです。
  • ぱせりさま
    児童書から、翻訳書まで読書の幅が広いブログです。
  • まゆさま
    まゆさんのブログ、「空と海の青」です。読書日記の「読み人の言の葉」にもここからいけます。すごい読書量で、心から尊敬している私です。
  • ゆきみさま
    お友達のゆきみちゃん。「ゆきみのゆるみ」です。ブログ、引っ越しされたそうです。
  • 杏子さま
    杏子さんの読書日記。「杏のらんどく日記」 私の苦手なファンタジーをよくお読みです。
  • 苗坊さま
    すごい読書の量に、V6の話題満載。楽しいブログです。