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本・重松清

重松清「希望の地図」

★★★

内容(「BOOK」データベースより)

 

「希望」だけでも、「絶望」だけでも、語れないことがある。人々の価値観や生き方は、大きく変えられてしまった。それでも人には、次の世代につなげるべきものがある。去ってゆく者、遺された者の物語を書き続けてきた著者が、被災地への徹底取材により紡ぎ出した渾身のドキュメントノベル。

新聞で連載になったものを本にまとめました。

被災地周辺(遠くの方から見れば、被災地ど真ん中)に住んでいる私としては、ふ~~~んという感想です。

登場する取材相手は、まさしくノンフィクション。特に宮城の方は顔と名前が一致する方が、多かったですから、岩手や福島の方も実在の方ばかりです。

震災を題材とする作品を初めて読むならともかく、私みたいに読みつくしている状態では、小説のスタイルにするのには、違和感があります。でも、震災の本、あんまり読んでいない方なら、きっかけとしていいかと思います。

重松清「峠うどん物語」

884~5番 ★★★

内容説明

市営斎場の前に建つ、一軒のうどん屋、『峠うどん』。
暖簾をくぐるのは、命の旅立ちを見届けたひとたち――。

【上巻 あらすじ】
中学二年生のよっちゃんは、祖父母が営むうどん屋『峠うどん』を手伝っていた。
『峠うどん』のお手伝いが、わたしは好きだ。どこが。どんなふうに。自分でも知りたいから、こんなに必死に、汗だくになってバス停まで走っているのだ。
おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん。そして『峠うどん』の暖簾(のれん)をくぐるたくさんの人たちが教えてくれる、命についてのこと――。

【下巻 あらすじ】
五十年前の大水害の翌日、若いうどん職人が路上でふるまったうどんは、まずくて、おいしくて、希望の味がした。
空襲から、まだ十数年しかたっていないのに。一面の焼け野原からせっかくみんなでがんばって復興したのに、今度は一面の海になってしまって、やり直し……。
それでも、ひとびとはくじけなかった。
いま一生懸命に生きているひとたちを、あたたかく、そして力強く包み込む――。

年の初めから、この種の本を読んでいいのだろうか?

市営斎場のそばにある峠うどん。(元の名前は長寿庵・・・これには笑った!)うどん屋のご夫婦と孫娘よっちゃんとのお話。連作短編集でした。

どうしても震災のことを思い出してしまった「柿八年」

おおきな病院に紹介状を書いた後にも、ずっと心配してしまう町のお医者さんのお話「本年も又、喪中につき」 この二作品が心に響きました。重松作品らしい内容でした。

重松清「とんび」

856番 ★★★

内容(「BOOK」データベースより)

つらいときは、ここに帰ってくればいい。昭和37年、ヤスさん28歳の秋、長男アキラが生まれた。愛妻・美佐子さんと、我が子の成長を見守る日々は、幼い頃に親と離別したヤスさんにとって、ようやく手に入れた「家族」のぬくもりだった。しかし、その幸福は、突然の悲劇によって打ち砕かれてしまう―。我が子の幸せだけを願いながら悪戦苦闘する父親の、喜びと哀しみを丹念に描き上げた、重松清渾身の長編小説。

重松さんの作品を読むの、ほんと久しぶりです。心が安定していないと読みたいと思いません。先日の新聞広告で、存在を知り、図書館で探しました。

父と息子の話。母は息子が小さいとき、事故で他界。自分の年令がアキラに近いので、ツボに入った作品でした。ヤスもいいけど、周りの人たちが素晴らしい。アキラの結婚に関する展開も好感持てます。

ヤスのお国ことばもとてもよかった。子育て中の方、子育て卒業しかかっている方、卒業した方、ぜひぜひ。

★今見たら、重松さんの作品を読んだの、一年ぶりでした。

重松清編「ありがとう、ごめんね、そしてさようなら」

816番 ★★★

内容(「BOOK」データベースより)

重松清が感動し、時に笑い、あるいは涙した…市井の人々によるとっておきの実話41本―人気ラジオ番組「マイ・ストーリー」(制作:毎日放送)傑作選。

重松さんが編集した本。ラジオの「マイストーリー」の投稿作品とのこと。重松作品に出てきそうなお話ばかりでした。

家族って、おもしろい、むずかしい、でもお金で買えないんだ。ありきたりだけど・・・

ありがとう、ごめんね、そしてさようなら―家族からのラブレター Book ありがとう、ごめんね、そしてさようなら―家族からのラブレター

著者:重松 清
販売元:新潮社
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重松清「ツバメ記念日ー季節風 春」

740番 ☆☆☆

内容(「BOOK」データベースより)

わたし、お母さんのおひなさま、捨てたくない…。記憶の中の春は、幾度となく巡り来てひとびとの胸をうるおすものがたりの歳時記―「春」の巻、12編。

春は別れの季節、巣立ちの季節でもあります。ひなまつり、桜、新入学、いろんなことありますね。重松さんが書くと、こうなるのかと納得の短編集でした。

複数収録されていた、「進学のため上京する息子とその家族」のお話は、ついついいろんなこと、思い出しましたね。表題の「ツバメ記念日」は、子育て支援にかかわっている方、現実に子育てと仕事の両立に奮闘している家族に読んでほしい作品でした。

作品数が多い作家さんで、読破するには、まだまたかかりそう。でも、私が読書に求める「娯楽」とは、ちょっと違う路線なので、悩むところです。

ツバメ記念日―季節風 春 Book ツバメ記念日―季節風 春

著者:重松 清
販売元:文藝春秋
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重松清「小学五年生」

まさしく「小学5年生」が、主人公になる短編がたくさん。

自分がそのころ、どんなだったんだろう・・・思春期の入り口、クラスで「男子」と「女子」が対立したいたなあってのが、思い出です。

妙に大人びた同級生が、深夜放送、拓郎などフォークソングを熱く語っていたの、思い出します。

母子家庭になった母親を助けたいと思う作品、「ケンタのたそがれ」が印象的でした。

小学五年生 Book 小学五年生

著者:重松 清
販売元:文藝春秋
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重松清「エイジ」

625番 ☆☆☆

「エイジ」が、当初の新聞連載をいかした形での本になりました。

中学生のエイジの身近で、同級生が「事件」を起こした、それにともなう日常の波紋を描いていきます。あとがき読んで、びっくり。きちんと本にしたら、これの5倍になったとは、よく大幅に加筆しましたって、本に書いてある。でも5倍とは、すごい!

今新聞で川上弘美さんと、楊逸さんの読んでいます。

エイジ (新潮文庫) Book エイジ (新潮文庫)

著者:重松 清
販売元:新潮社
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☆これは、加筆したものです。

重松清「卒業」

515番 ☆☆☆☆

カテゴリー独立させているくせに、重松作品には、未読のものがぞろぞろです。だってきつい作品が多くて、娯楽とは程遠いのもばかり。でも図書館シリーズの後なら、読めるかなあって、動機が不純すぎる。

4作入っていますけど、テーマが「親子の永遠の別れ」でしたので、やっぱりきつかったです。特に「追伸」には、まいった。小さいころに母親が他界し、その後父が再婚したために、主人公敬一の前に現れた継母。磁石のように反発しあう日々。敬一は大人になって、作家になるのだが、お母さんを題材にエッセイを書くことになったのですが・・・最初は好評だったのに、編集者の様子が、変わってくる。このあたりはリアルだったなあ。

卒業 Book 卒業

著者:重松 清
販売元:新潮社
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重松清「青い鳥」

449番 ☆☆☆☆

昨年のコミュの「ベスト企画」で、複数の方があげていた作品です。ずっと読みたかったのですが、ようやく読めました。私にとっても、久々の重松さんの作品です。

読み始めて思いだす、この作家さんが描く子供の「残酷な一面」ばかり。 読書なんだか、修行なんだかわからなくなるほど、読んでいてつらくなりました。

連作短編ですが、主人公は吃音の先生、村内先生。表紙に英語で書かれていたの、そのまま写します。My teacher cannot speak well, So when he speaks, he says something important. これが この本のすべてでしょう。

このなかでも「カッコウの卵」が、一番好き。これがなければ、この本の印象、変わったかもしれないです。てっちゃんと智恵子のままごとのような暮らし。最後に村内先生が、アパートに訪ねてくる展開。そこでわかる彼らの将来。この場面を書きたくて、ここまできたのかなあと、感じました。

「カッコウの卵」をこの記事書くために、拾い読みしました。そこで不覚にも泣いてしまった私。人に寄り添うこと、おしえてくれました。「そばにいること」ですね。

青い鳥 Book 青い鳥

著者:重松 清
販売元:新潮社
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重松清「隣人」

143番 ☆☆☆

2001年に出た重松清さんの「ノンフィクション」です。
カレー事件や通り魔事件など印象的な事件やその他の社会現象を、彼なりにまとめた本でした。
一番印象的だったのは、音羽でおきた幼児殺害事件を扱ったものでした。「ともだちがほしかったママ」とタイトルがつけられて、事件を読み物作家の立場で書いている・・・ 事件当時の報道を思い出して、ただただ悲しい気持になりました。彼女の行為で二つの家族が崩壊したことは、まぎれもない事実。家族の問題を小説にしている作者にしかかけない内容でした。
あとのは斜め読みしてしまいました。ごめんなさい。


たろ > 音羽の事件ですか。「お受験」とか「公園デビュー」などという言葉と共に語られていた記憶があります。殺意が芽生える過程も、対象が子供の方になってしまった点もなんとも痛ましい事件でした。重松さんは何度か手に取りながら、なぜか、読もう!という気にならないんですよ。でも、ノンフィクションなら読みたくなるかもしれないなあ。 (2007/02/15 16:26)
ほっそ > たろさん、レスありがとうございます。ご指摘のとおりです。昨日この部分だけ、再度目を通しました。
重松作品でも小説のほう、私はほんの何冊かだけ読んだのみです。あの「ビタミンF」に出てくるせっちゃんの話がよみがえりました。「孤独」は人を冷酷に変えるものかもしれません。 (2007/02/16 08:42)

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