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本・加納朋子

加納朋子「トオリヌケ キンシ」

☆☆☆☆☆


内容紹介

人生の途中、はからずも厄介ごとを抱えることになった人々。でも、「たとえ行き止まりの袋小路に見えたとしても。根気よく探せば、どこかへ抜け道があったりする。」(「トオリヌケ キンシ」より)他人にはなかなかわかってもらえない困難に直面した人々にも、思いもよらぬ奇跡が起きる時がある――。短編の名手・加納朋子が贈る六つの物語。

病名で言ってしまえば、そういうものだろうけど、その当事者には表現するには難しいものがある。

この中で一番好きなのは、「フー・アー・ユー」

人の顔が区別できない僕の恋物語。この状態で思春期を乗り越えるのには、人の数倍パワーが必要でしょう。

また、大病したからこそかけたと思える作品に涙しました。未読の方、ぜひどうぞ。

加納朋子「はるひのの、はる」

★★★

内容(「BOOK」データベースより)

ある日、僕の前に「はるひ」という女の子が現れる。「未来を変えるために、助けてほしい」と頼まれた僕は、それから度々彼女の不思議なお願いを聞くことになり…。時を越えて明かされる、温かな真実。切なくも優しい連作ミステリー。

「ささらさや」が大好きな作品だったので、このシリーズ完結編ということで楽しみにしていたのですが、期待が大きすぎたみたいでした。(ファンタジーっぽいもの、苦手なんだということ、再確認しちゃった)

でも、彼女の新作を読める喜びは、何物にも代えられないなあ。

病気の子供のために、尻切れトンボになってた漫画を描き続けたというストーリーは、私の心に直球に響きましたねえ。最後、え!あの人も死んでた! この人も!なんて思ったけど、不思議な力で創作力がわくなんて、彼女らしい作品でした。さらにあとがきも素敵。ずっと前から、構想があったなんて、作家さんってなんとも豊かな発想力を持っているんでしょうか。

加納朋子「無菌病棟より愛をこめて」

971番 ★★★★★

内容(「BOOK」データベースより)

 

2010年6月、私は急性白血病だと告知された。愛してくれる人たちがいるから、なるべく死なないように頑張ろう。たくさんの愛と勇気、あたたかな涙と笑いに満ちた壮絶な闘病記。

もともと作品の数も多くなく、エッセイ出てたかな?あとがきなどで、彼女の私生活想像していた私でした。

「少年少女飛行倶楽部」が大好きで、「ささらさや」と「てるてるあした」も好きで、新刊を楽しみにしていたのですが、素材がPTAと知り、最初からパス。(実は小説誌で、一章読んでしまって、つらかった記憶があります。だって場面が、年度初めの役員きめの場面だよpunch)今ドラマの「七人の敵がいる」です。

雑誌の新刊案内で、この本の存在を知り、心底驚いたけど、読むことにためらいがありました。図書館に予約したら、意外に早く来て、結局一気読み。

南アフリカでワールドカップ開催されてた頃、突然の闘病が始まったんですね。昔ほど「死の病」というわけではないけれど、やっぱり難しい病気であることには変わりがありません。つらい検査、薬の副作用、味覚障害などなど・・・退院して外来治療になっても、試練がつづきます。

この病気の患者さんが避けなければならないことが、あまりに多すぎます。きちんと火を通したものしかダメなんて。外泊で自宅に戻ったとき、カリカリに焼いた目玉焼きを食べた記録がありました。

闘病記として、とてもリアルですが、患者さんには希望が持てる内容なので、この本を世に出した作者に拍手を送りたいです。ドナーになった弟さんの記録は、冷静でかつ愛情にあふれていて、感激。支えつづけた家族のためにも、元気でいてください。新作はゆっくり待ちます。震災に関しての記述も、涙がでました。

加納朋子「ぐるぐる猿と歌う鳥」

867番 ★★★

内容(「BOOK」データベースより)

五年生に進級する春、森は父親の転勤で東京から北九州へ転校することになった。わんぱくで怪我は絶えないし、物は壊すし、友だちは泣かせるしで、いじめっ子の乱暴者というレッテルをはられていた森の転校を聞いても、先生どころかクラスメイトのほとんど誰も残念がってはくれなかった。そんな森だったが、引越し先の社宅の子どもたち―ココちゃん、あや、竹本兄弟、パックとは不思議に気があった。彼らは森をまるごと受け入れてくれた。しかし森は次第に感じていた。この社宅には何か秘密がある。もしくは謎が…。

彼女の作品で未読のもの。「七人の敵がいる」は、どんなに勧められても読むつもりないので、新刊が待ち遠しいなあ。(読書は娯楽なので、たとえ本の中の世界でも、PTAの役員きめなど、読みたくないのです。何気に図書館の小説誌で、読んでしまったのだ・・・)

この本を読むには、ちょっと年を取りすぎたような気がしました。

パックの存在が、際立っていいと思いました。子供には子供ゆえの秘密ってあるんだろうなあ。社宅って経験ないけど、楽しそうな雰囲気が伝わってきました。それと作者の書く、あとがきが一番素敵。

加納朋子「てるてるあした」

548番 ☆☆☆

「ささらさや」の姉妹編。教えていただいたの早速読みました。

今回は久代さんのところに、転がり込んでくる雨宮照代が、主人公になります。彼女自身の経歴が痛すぎて、「大人の責任」を感じる作品になりました。照代の母も、なんだかなあってところでしょうか。

照代が久代さんのところに「居候」しながら、成長していくお話でしたが、不思議なメールがはいっていたり、「ささらさや」の登場人物も勢ぞろいでしたので、楽しく読めました。本の最後のエピローグには、あっぱれでした。久代さんの覚悟、感じました。

てるてるあした (幻冬舎文庫) Book てるてるあした (幻冬舎文庫)

著者:加納 朋子
販売元:幻冬舎
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てるてるあした DVD-BOX DVD てるてるあした DVD-BOX

販売元:ユニバーサルミュージック
発売日:2006/10/04
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☆ドラマのDVD、発見しました!もしかして、真ん中がユウボウですか???

加納朋子「ささらさや」

544番 ☆☆☆

表紙がかわいらしいお母さんと赤ちゃんのイラスト。思わず借りてきちゃいました。でも、読み始めて、赤ちゃんのお父さんが事故死する場面から始まり、しまったと思ったくらいでした。(私、基本こわいのは、ダメです)

ところが、なんともほのぼのしたお話でした。連作短編になっているのですが、赤ちゃんのユウボウとともに佐々良(ささら)に引っ越してきた、母サヤ。ここで夫に見守られ、地元のおばちゃんや、シングルマザーのエリカの温かさにふれ、母として育っていく。サヤのおどおどした様子には、笑っちゃうくらいでした。でも初めての子供だと、仕方がないかもしれません。

これって続編、ないんでしょうか?

ささらさや (幻冬舎文庫) Book ささらさや (幻冬舎文庫)

著者:加納 朋子
販売元:幻冬舎
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ささらさや 1 (バーズコミックス ガールズコレクション) Book ささらさや 1 (バーズコミックス ガールズコレクション)

著者:加納 朋子
販売元:幻冬舎
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☆私は図書館利用のため、これとは違う表紙の本で読みましたが、コミックもあるんですね。びっくりです。

加納朋子「沙羅は和子の名を呼ぶ」

524番 ☆☆☆

表題作ほか全部で10作品収録。あんまり短編って好きじゃないけど、表題作はよかった!和子は、「わこ」って読みます。座敷わらしのような沙羅と、和子の心の交流。大人の事情はともかくとして、よかったです。

他印象に残ったの、双子の姉妹が登場する「オレンジの半分」 子供を失った夫婦が出てくる、バンコクが舞台の「天使の都」

沙羅は和子の名を呼ぶ Book 沙羅は和子の名を呼ぶ

著者:加納 朋子
販売元:集英社
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加納朋子「ガラスの麒麟」

515番 ☆☆☆☆

マイミクさんのお勧め。「楽しい」読書だったとはいえませんが、満喫しました。

安藤麻衣子という女子高校生が、通り魔事件で殺されるということが軸になり、麻衣子をとりまく、人間関係。同級生、保護者、学校関係者などなど・・・・真実はなんとも殺伐としたものでしたが、不思議な読後感は何でしょう?それは、保健室の魔法かも?

保健室の神野先生が、なんとも魅力的でした。このお話、続きはないのでしょうか?余韻ある終わり方でしたので・・・

ガラスの麒麟 (講談社文庫) Book ガラスの麒麟 (講談社文庫)

著者:加納 朋子
販売元:講談社
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加納朋子「虹の家のアリス」

506番 ☆☆☆

「螺旋階段のアリス」のつづき。仁木順平のところに持ち込まれる、日常をベースにしたなぞ解きのお話。連作短編です。

順平の息子さん、娘さんも物語に登場します!安梨沙もいいけど、私としては順平の家族に共感大ですね。この本の続きってないんでしょうか?

最後にインタビューや、作品の紹介があって、これも楽しかったです。もう少し読み進めたいのですが、作品のなかにまた物語が入るのって、ちょっと苦手なので、それ以外かなあ?

↓のとは、ちがう表紙でしたけど、このイラストもいいですね。

虹の家のアリス (文春文庫) Book 虹の家のアリス (文春文庫)

著者:加納 朋子
販売元:文藝春秋
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加納朋子「螺旋階段のアリス」

496番 ☆☆☆☆

私立探偵、仁木順平が事務所を開業すると、助手にしてほしいと訪ねてくる市村安梨沙(アリサ) 年齢不詳のアリサが活躍する、日常生活のミステリーの連作短編でした。

楽しい作品でした。アリサ自身が、ミステリアス。(続きあるみたいですね) 

夫婦の人間模様が題材になっていた作品が、なんともいえなかったです。

貸金庫の鍵を探す女性を助ける、表題作。

夫より先に死ねないと思いこんだ挙句・・・「最上階のアリス」

螺旋階段のアリス 文春文庫 Book 螺旋階段のアリス 文春文庫

著者:加納 朋子
販売元:文藝春秋
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