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本・辻村深月

辻村深月「ハケンアニメ!」

☆☆☆


内容(「BOOK」データベースより)

伝説の天才アニメ監督王子千晴が、9年ぶりに挑む『運命戦線リデルライト』。プロデューサー有科香屋子が渾身の願いを込めて口説いた作品だ。同じクールには、期待の新人監督・斎藤瞳と人気プロデューサー行城理が組む『サウンドバック 奏の石』もオンエアされる。ネットで話題のアニメーター、舞台探訪で観光の活性化を期待する公務員…。誰かの熱意が、各人の思惑が、次から次へと謎を呼び、新たな事件を起こす!anan連載小説、待望の書籍化。


痛い女性心理を描かせるとピカイチの彼女でしたので、「ハケン」を勝手に「派遣」と思い込み、大失敗。「覇権」だったんです。

アニメの制作現場で、まっすぐな女性たちを描いた作品でした。

王子の失踪から始まる物語でした。どうなることと思ったのですが、最後登場人物勢ぞろいで楽しく読めました。世の中の事、すべて誰かの仕事でなりたっているんですね。(ジョージアのテレビCMに心動かされています)

辻村深月「島はぼくらと」

★★★

内容(「BOOK」データベースより)

       母と祖母の女三代で暮らす、伸びやかな少女、朱里。美人で気が強く、どこか醒めた網元の一人娘、衣花。父のロハスに巻き込まれ、東京から連れてこられた源樹。熱心な演劇部員なのに、思うように練習に出られない新。島に高校がないため、4人はフェリーで本土に通う。「幻の脚本」の謎、未婚の母の涙、Iターン青年の後悔、島を背負う大人たちの覚悟、そして、自らの淡い恋心。故郷を巣立つ前に知った大切なこと―すべてが詰まった傑作書き下ろし長編。直木賞受賞、第一作

一つ一つのエピソードは、素敵だったのですが、全体としてどうも好みでは無いようでした。特に未婚の母になったフキコのストーリーは、よかったですねえ。

どうして心に響かなかったんだろう?私の年令?それとも、私が3月11日地図が赤く塗られた地方に住んでいるから?うまく表現できませんけど、若い方、自分の今住んでいる場所以外に住んだことない方には、おすすめします。

辻村深月「鍵のない夢を見る」

★★★

内容(「BOOK」データベースより)

 

望むことは、罪ですか?彼氏が欲しい、結婚したい、ママになりたい、普通に幸せになりたい。そんな願いが転落を呼び込む。ささやかな夢を叶える鍵を求めて5人の女は岐路に立たされる。待望の最新短篇集。

この作品で、直木賞受賞。個人的には別の作品で、取ってほしかったと感じます。読書が娯楽の私には、どうしてもこういう苦しい作品は、印象残らないです。

登場人物の心理描写が、読んでいて苦しかった。特に「芹葉大学の夢と殺人」が、一番印象に残ったけど、長編で読みたかったと。

辻村深月「水底フェスタ」

981番 ★★★

内容(「BOOK」データベースより)

 

村も母親も捨てて東京でモデルとなった由貴美。突如帰郷してきた彼女に魅了された広海は、村長選挙を巡る不正を暴き“村を売る”ため協力する。だが、由貴美が本当に欲しいものは別にあった―。辻村深月が描く一生に一度の恋

新作で楽しみに読んだけど、ふ~~ンと言う感じかなあ。若い方なら、理解できるかも?彼女の作品で、初めて「官能表現」を読み、ドキドキしちゃいました。

広海は、ごくごく普通の高校生に描かれていました。それに対して、由貴美の思考回路はよくわからないものでした。また、選挙に本当に不正があったのか、わからないままで終わるのは、ちょっと不満です。

ネットで仲良くしている方のお名前が、本に出てくるのは、不思議な気分でした。

辻村深月「サクラ咲く」

966番 ★★★

内容(「BOOK」データベースより)

 

若美谷中学1年5組の塚原マチは、自分の意見を主張できない、頼み事を断れない、そんな性格を直したいと思っている。ある日、図書室で本をめくっていると、一枚の紙が滑り落ちた。そこには、丁寧な文字で『サクラチル』と書かれていた。貸出票には1年5組と書いて、消された跡がある。書いたのは、クラスメイト?その後も何度か同じようなメッセージを見つけたマチは、勇気を振り絞って、返事を書いた。困っているはずの誰かのために―(「サクラ咲く」他2編収録)。中高生が抱える胸の痛み、素直な想いを、みずみずしく描いた傑作。中学生から。

行きつけの図書館では、児童書の棚にありました。子供たちが手に取りそうな、かわいいイラストの表紙です。

個人的には「約束の時間、約束の場所」が、一番好き。転校生で、少し病弱の菊池悠の秘密を知る、主人公朋彦。ネタバレになりそうなので、これ以上は書きません。

子どものころ見た、「魔法使いサリー」の最終回を思い出しました。魔法使いであることを隠していたのに、学校の火事になりふり構わず、魔法を使って学校を元通りにする、サリーちゃんでした。(記憶あってるかなあ?)

辻村深月「ネオカル日和」

896番  ★★★

内容(「BOOK」データベースより)

興味のおもむくまま、今日の気分のまま。大好きな藤子・F・不二雄先生のこと、はじめて書いた小説のこと、幼い頃の思い出、趣味のショッピング、料理、映画のこと…。デビューから書きためた33編のエッセイとルポ10編に加え、ショートショートと短編小説4編を特別収録。

彼女のエッセイ、初めてじゃないかなあ。エッセイ+ショートショートに短編小説と盛りだくさんでした。

彼女が大好きなもの。「アメトーーク」から「能」まで、守備範囲広すぎます。また、ドラえもんへの愛情。藤子先生へ、大山のぶ代さんへと、世界は果てしなく続くのでした。

また、出産前に書店で「大人買い」した、その時の実況中継?もありました。 小学校の時の図書館の司書の先生と、ずっと交流しているのを知りました。図書館大好きな少女が、作家になるなんて、夢のようなお話。先生もさぞかし誇らしいでしょうね。

辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ」

886番 ★★★

内容紹介

中学二年のふたりが計画する「悲劇」の行方
親の無理解、友人との関係に閉塞感を抱く「リア充」少女の小林アン。普通の中学生とは違う「特別な存在」となるために、同級生の「昆虫系」男子、徳川に自分が被害者となる殺人事件を依頼する。

なんとも痛々しい物語でした。つらくて消えちゃいたい衝動、でも世の中に自分の存在を知らしめたい欲望。今の私の深層心理にも、あるものです。でもアンほどになると、痛々しくて見てられない。

能天気なアンの母の存在。赤毛のアンにあこがれ、自分の娘に名づけたのであれば、やっぱり笑ってすまされるものではない。育児経験者として、母のこともなんとも言えない気分になった。

こんな話どうやって、エンディングに持っていくのかと思ってたけど、結末そうきたかというのが正直なところ。徳川がこうも「大人」だったんだ・・・・彼には彼なりの苦悩が、あったんだ。少女の苦しみ、女同士のつきあいの嫌な面など、作者らしい作品であることには、間違いがないけど、好きな作品とは言い難く、とにかく「痛い」作品でした。

辻村深月「本日は大安なり」

859番 ★★★★

内容(「BOOK」データベースより)

一世一代のたくらみを胸に秘める美人双子姉妹、クレーマー新婦に振り回されっぱなしのウェディングプランナー、大好きな叔母の結婚にフクザツな心境の男子小学生、誰にも言えない重大な秘密を抱えたまま当日を迎えてしまった新郎。憧れの高級結婚式場で、同日に行われる4つの結婚式。それぞれの思惑と事情が臨界点に達した、そのとき―。世界一幸せな一日を舞台にした、パニック・エンターテインメント長編の大傑作。

舞台は結婚式場。登場人物は、ウエディングプランナーの山井と、その日に披露宴する新郎新婦とその家族たち。その日はお日柄もよく、4組の披露宴が予定されていました。

偶然苦手な群像劇が、続いちゃいましたけど、目次?やタイトルで、読みやすく工夫されています。

作者らしい登場人物だなあって思ったのは、美人の双子姉妹、鞠果と妃美佳。私としてはちょっと苦手な女性ですね。またスズキという、全く理解不能な男性も出てきます。ちょうど読みかけてた時、テレビの仰天ニュースで、「重婚」を繰り返すとんでもない実在の男のこと、やってましたので、妙にリアルに感じちゃいました。

辻村作品読んだことない方には、おすすめしたい本です。(いまだに「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」をはじめに読んだ時の衝撃が忘れられないので)

辻村深月「ツナグ」

852番 ★★★★

内容(「BOOK」データベースより)

突然死したアイドルに。癌で逝った母に。喧嘩したまま亡くなった親友に。失踪した婚約者に。死者との再会を望むなんて、生者の傲慢かもしれない。間違いかもしれない。でも―喪ったものを取り戻し、生きるために会いにいく。―4つの再会が繋いだ、ある真実。新たな一歩を踏み出す連作長編小説。

長くお付き合いのある方なら、ご存知と思いますけど、私リアリティのない話は苦手です。ノンフィクションもかなり好きです。この作品、あの世の方とこの世の方を「つなぐ」使者の話。使者とかいて、「つなぐ」と読ませる作者。かなり苦手だと思ってはいたのですが、評判いいので読んでみました。

連作で4作。それに使者を軸にした作品が加わり、5作入っていましたけど、4作目の「失跡した婚約者に会う」という話に、ノックアウト。つい目頭が熱くなりました。そのため、ラストの使者の話も、すっと入っていけました。

辻村深月「光待つ場所へ」

780番 ★★★

【収録作品】 「しあわせのこみち」 T大学文学部二年生、清水あやめ。「感性」を武器に絵を描いてきたという自負がある。しかし、授業で男子学生・田辺が作った美しい映像作品を見て、生まれて初めて圧倒的な敗北感を味わい……。 「チハラトーコの物語」(「『嘘』という美学」を改題) 美人でスタイル抜群、ガチに博識でオタク。チハラトーコは、言葉に嘘を交ぜて自らを飾る「嘘のプロ」。恩師、モデル仲間、強気な脚本家との出会いが彼女にもたらすものとは? 「樹氷の街」 中学校最後の合唱コンクール。指揮を振る天木だったが、本番一ヶ月前になっても伴奏のピアノは途中で止まり、歌声もバラバラ。同級生の松永郁也が天才的なピアノの腕を持つことを知った彼は……。

3編すべて、今まで出た作品の関連ものでした。

相変わらず、若さゆえの苦しさ、潔癖さを書いていて、読んでいて息が詰まる思いでした。特にあやめの「自意識過剰」 つっぱったチハラトーコの嘘、「樹氷の街」での梢の無鉄砲な言動。若いって、もっと別な意味があるのかと思ってたけど、ちょっと違うみたいです。 若い方が読んだら、違う感想かも?関連作品の記憶があるうちに、読んだほうがいいですね。

光待つ場所へ Book 光待つ場所へ

著者:辻村 深月
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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